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ヌルデ
Rhus chinensis
(2006年9月18日、大阪府)
分類(APG III)
界:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし:バラ類 Rosids
階級なし:真正バラ類II Eurosids II
目:ムクロジ目 Sapindales
科:ウルシ科 Anacardiaceae
属:ヌルデ属 Rhus
種:ヌルデ(広義) R. javanica
変種:ヌルデ R. j. var. chinensis
学名
標準: Rhus javanica L. var. chinensis (Mill.) T.Yamaz. (1993)[1]
広義: Rhus javanica L. (1753)[2]
シノニム
Rhus semialata Murray (1784)[3]
Rhus chinensis Mill. (1768)[4]
Rhus javanica L. var. roxburghii auct. non (DC.) Rehder et E.H.Wilson (1914)[5]
英名
Chinese sumac
ヌルデ(白膠木[6]・塩膚木[7]、学名: Rhus javanica または Rhus javanica var. chinensis)は、ウルシ科ヌルデ属の落葉小高木。山野の林縁などに生える。ウルシほどではないが、まれにかぶれる人もいる。別名フシノキ[8][7]、カチノキ[8](カツノキ)。葉にできた虫えいを五倍子(ごばいし/ふし)という。お歯黒の材料にしたり、材は細工物や護摩を焚くのに使われる。 和名「ヌルデ」の由来については、諸説ある。 別名「フシノキ」は、後述する生薬の付子がとれる木の意である。「カチノキ」(勝の木)は、聖徳太子が蘇我馬子と物部守屋の戦いに際し、ヌルデの木で仏像を作り、馬子の戦勝を祈願したとの伝承から。またの別名に「シオノキ」や「天塩木」があり、果実に白い塩のような物質で覆われることから名付けられたものである[11][12]。 中国名は、「鹽麩木」「五倍子樹」[1]。虫こぶの「五倍子」は中国での呼び名で、「五倍樹」や「五去風」という名は五倍子を採る樹という意味で名付けられたものである[11]。英名は、中国から日本、台湾まで分布が見られるものにもかかわらず、japanese sumac(ジャパニーズ・スマック)ともいう[9]。 雌雄異株。落葉広葉樹の低木から小高木で[8]、樹高は3 - 8メートル (m) ほどであるが[13]、10 m以上の大木になることもある。一年枝は赤褐色で無毛か毛が残り、割れ目形の楕円の皮目が多くできる[7]。若木の樹皮は緑褐色で皮目があり、次第に緑色が抜けて、成木は灰褐色になる[7]。樹液は皮膚につくとかぶれやすい[6]。 葉は互生し、7 - 13枚(3 - 6対)の小葉からなる奇数羽状複葉で[8][14]、葉軸に翼があるのが大きな特徴である[15]。小葉は5 - 12センチメートル (cm) の長楕円形で[6]。同じウルシ科のハゼノキやヤマウルシと葉の形は似ているが、葉縁の鋸歯が目立ち、毛が多くザラザラしており、葉軸に翼があるのが特徴である[10]。ヌルデの葉にはヌルデシロアブラムシ
名称
枝を折ると粘液が出るところから[9]。
かつて幹を傷つけて白い樹液を採り、漆のように器物の塗料として使ったことから「塗る手」となり転訛した[6][10]。
ウルシ科の植物であり、樹液(粘液)が塗料(ヌテ)に使われたことから[9]。
形態・生態