ヌムール公(Duc de Nemours)は、フランスの貴族。1404年にフランス王シャルル6世により公爵とされ、ナバラ王カルロス3世に与えられた。 1274年、ヌムール領はフランス王フィリップ3世に売却された。 1477年、ジャック・ダルマニャックは処刑され領地は没収された。しかし1483年にフランス王シャルル8世はジャックの息子ジャンをヌムール公とした。 ルイ・ダルマニャックの死後、ヌムールは再び王領となった。 1507年、フランス王ルイ12世は甥ガストンにヌムール公位を与えた。 ガストン・ド・フォワの死後、ヌムールは再び王領となった。 1515年、フランス王フランソワ1世はジュリアーノ・デ・メディチにヌムール公位を与えた。 ジュリアーノ・デ・メディチの死後、ヌムールは再び王領となった。 1528年、フランス王フランソワ1世は叔父フィリップ・ド・サヴォワにヌムール公位を与えた。
目次
1 歴代ヌムール領主
1.1 ヌムール領主(Seigneurs de Nemours)
1.2 ヌムール公
2 脚注
歴代ヌムール領主
ヌムール領主(Seigneurs de Nemours)
1120年 - 1148年 オルソン・ド・シャトー=ランドン
1148年 - 1174年 アヴリーヌ・ド・シャトー=ランドン(1196年没) - オルソンの娘、1150年にボーモン=アン=ガティネ領主ゴーティエ・ド・ヴィルベオン(1205年没)と結婚
1174年 - 1191年 フィリップ1世・ド・ヴィルベオン - アヴリーヌとゴーティエの息子
1191年 - 1222年 ゴーティエ2世・ド・ヴィルベオン - フィリップ1世の息子
1222年 - 1255年 フィリップ2世・ド・ヴィルベオン - ゴーティエ2世の息子
1255年 - 1270年 ゴーティエ3世・ド・ヴィルベオン - フィリップ2世の息子
1270年 - 1274年 フィリップ3世・ド・ヴィルベオン - ゴーティエ3世の弟
ヌムール公
エヴルー家
1404年 - 1425年 シャルル3世 - ナバラ王カルロス3世
ブルボン家
1425年 - 1464年 エレオノール・ド・ブルボン(1412年 - 1464年以降) - シャルル3世の外孫、ラ・マルシュ伯ジャック2世の娘。1429年にパルディアック伯ベルナール8世・ダルマニャック(1400年 - 1462年)と結婚。
アルマニャック家
1464年 - 1477年 ジャック・ダルマニャック(1477年没) - エレオノール・ド・ブルボンとパルディアック伯ベルナール8世の息子。ルイーズ・ダンジュー(1445年 - 1477年、メーヌ伯シャルル4世の娘)と結婚。
1483年 - 1500年 ジャン・ダルマニャック(1467年 - 1500年) - ジャック・ダルマニャックとルイーズ・ダンジューの長男
1500年 - 1503年 ルイ・ダルマニャック(1472年 - 1503年) - ジャック・ダルマニャックとルイーズ・ダンジューの末息子
フォワ伯家
1507年 - 1512年 ガストン・ド・フォワ
メディチ家
1515年 - 1516年 ジュリアーノ・デ・メディチ
サヴォイア家
1528年 - 1533年 フィリップ・ド・サヴォワ=ヌムール
1533年 - 1585年 ジャック・ド・サヴォワ=ヌムール - フィリップ・ド・サヴォワ=ヌムールの息子
1585年 - 1595年 シャルル・エマニュエル・ド・サヴォワ=ヌムール
アンリ2世の死後、ヌムールは再び王領となった。
オルレアン家
1672年、フランス王ルイ14世は弟フィリップ1世にヌムール公位を与えた。その後公位はオルレアン公ルイ・フィリップ3世にまで継承された。
1672年 - 1701年 フィリップ1世
1701年 - 1723年 フィリップ2世
1723年 - 1752年 ルイ
1752年 - 1785年 ルイ・フィリップ1世
1785年 - 1793年 ルイ・フィリップ2世
1793年 - 1830年 ルイ・フィリップ3世 - フランス王ルイ・フィリップ
1830年 - 1896年 ルイ・シャルル
1905年、1926年 - 1970年 シャルル=フィリップ - 儀礼称号、ヴァンドーム公エマニュエル・ドルレアンの息子、ルイ・シャルルの曾孫[1]。
脚注^ Chantal de Badts de Cugnac, Guy Coutant de Saisseval, Le Petit Gotha, Paris, Editions Le Petit Gotha, 2002, p. 476
更新日時:2017年11月28日(火)13:11
取得日時:2019/08/09 19:34