(国旗)(国章)
国の標語: Plus Ultra(ラテン語)
更なる前進国歌: Marcha Real(スペイン語)
国王行進曲
ヌエバ・エスパーニャ副王領の最大版図
公用語スペイン語
言語ナワトル語、マヤ語族、フランス語
宗教カトリック
首都メキシコシティ
国王
1535年 - 1556年カルロス1世
1813年 - 1821年フェルナンド7世
副王
1535年 - 1550年アントニオ・デ・メンドーサ
1821年 - 1821年フアン・オドノフ
面積
1810年7,657,000km²
人口
1519年20,000,000人
1810年6,500,000人
変遷
アステカ王国征服1519年 - 1521年
王国成立1821年
ベネズエラをヌエバ・グラナダ副王領に併合1717年5月27日
パナマをヌエバ・グラナダ副王領に併合1739年
フランスからルイジアナを獲得1762年
第三次サン・イルデフォンソ条約1800年10月1日
アダムズ=オニス条約1819年2月22日
スペイン立憲革命1820年5月31日
メキシコ独立革命、中央アメリカ諸国の独立1821年
通貨レアル
先代次代
トラスカラ王国
アステカ
クスカトラン王国
トトテペク王国
タラスカ王国
マヤ文明
フランス領ルイジアナ
トンド王国
セブ・ラージャ国
マニラ王国
テルナテ王国ヌエバ・グラナダ王国
スペイン領西インド
キューバ総督領
プエルトリコ総督領
スペイン領東インド
フィリピン総督領
フランス領ルイジアナ
フロリダ準州
オレゴン・カントリー
メキシコ第一帝政
ヌエバ・エスパーニャ副王領(ヌエバ・エスパーニャふくおうりょう、スペイン語: Virreinato de Nueva Espana)は、1519年から1821年までの、北アメリカ大陸、カリブ海、太平洋、アジアにおけるスペイン帝国の副王領を指す名称である。スペイン語で「新スペイン」という意味。
江戸時代の日本では、「ノビスパン(濃毘数般)」、「新イスパニア(新意斯巴尼亜)」などと呼ばれた。 ヌエバ・エスパーニャは、1521年にスペインとメソアメリカの仲間によるアステカ帝国の征服(1519-1521年)が完了した際に設立された。アメリカ大陸に設立された4つのスペイン副王領の中で最初に設立された(残り3つは南アメリカを管轄した)。その領土は、メキシコ、中央アメリカ、アメリカ合衆国の南西部、中部
概要
1635年以降は、スペイン王によって任命されるヌエバ・エスパーニャ副王が統治する植民地となった。首都はメキシコシティ。こうして、スペインによってヨーロッパ?アメリカ?アジアを結ぶ広大な貿易網が確立された。これらの地域にはローマ・カトリックが強制的に布教された。インディアンの反乱や、イギリスやフランス、アメリカなどの列強によって一部領土が奪われることがあったものの、メキシコを中心とするそのほとんどの領土はメキシコ独立まで保たれた。
1821年にメキシコ帝国が独立し、ヌエバ・エスパーニャは解散された。 スペイン人によってまずはカリブ海の島々に植民都市が形成された。これらの都市はアメリカ大陸征服の拠点とされた。1521年にアステカ帝国の征服が完了すると、中央メキシコではアステカの首都テノチティトランがヌエバ・エスパーニャの主要な入植地に転換され、メキシコはスペインのアメリカ大陸植民活動の重要な拠点であり続けた。初期のヌエバ・エスパーニャのスペイン系入植都市は次のようなものがある[1]: スペイン人による小さな港町ベラクルス(1519年)とメキシコシティ(1521-24年設立)の間にはプエブラ・デ・ロス・アンヘレス(1531年)やコリマ(1524年)が設立された。メキシコシティの北では、ケレタロ(1531年頃)が設立され、バヒーオ 1532年にインカ帝国を征服した後、広大な南アメリカへのさらなる遠征活動が始まった。1540年に、ヌエバ・エスパーニャに次ぐ第二の副王領であるペルー副王領が設立された。南アメリカ植民地化はさらに拡大し、ヌエバ・グラナダ副王領(1717年)、リオ・デ・ラ・プラタ副王領(1776年)も後に設立された。 16世紀を通して、中央アメリカおよび北アメリカに数々のスペイン人の町が建設された。1568年から1587年の間に、スペインは現在のアメリカ合衆国南部のジョージア
歴史
メキシコおよび中央アメリカへの入植
南アメリカへの拡大
北アメリカへの拡大
さらに領土を拡大するため、フランシスコ・バスケス・デ・コロナドによるアメリカ合衆国南西部の探検(1540?1542年)、フアン・ロドリゲス・カブリリョによる太平洋岸の探検(1542?1543年、この探検では初めてヨーロッパ人としてカリフォルニアを見つけた)、そしてルイ・ロペス・デ・ビリャロボスによるスペイン領東インドの探検(1542?1543年)が行われた。これらのエリアは、ニュー・スペイン副王の直轄地となった。スペイン人はさらにヌエボ・メヒコ州の領土拡大を行い、主要な都市としてサンタフェ(1607年)が設立された。
宣教活動と軍事力による北アメリカの入植は、スペイン人による都市建設の原動力となった。 東インドとアメリカ大陸の間の貿易を確立すべく、太平洋を渡ってミゲル・ロペス・デ・レガスピはフィリピンにスペインの最初の入植地サン・ミゲル(1565年、現在のセブ)を建設した。
太平洋への拡大