ニール・サイモンのキャッシュ・マン
Max Dugan Returns
監督ハーバート・ロス
脚本ニール・サイモン
製作ハーバート・ロス
ニール・サイモン
製作総指揮ロジャー・M・ローススティーン
『ニール・サイモンのキャッシュ・マン』(原題:Max Dugan Returns)は1983年のアメリカ映画。『グッバイガール』の監督ハーバート・ロス、脚本ニール・サイモンによるコメディドラマ。マシュー・ブロデリック、キーファー・サザーランドの映画デビュー作品[2]。 製作・脚本のニール・サイモンと、彼の妻マーシャ・メイソンが、1977年から共に係わった5作品(『グッバイガール』、『名探偵再登場』、『第2章』、『泣かないで』、本作)のうち、本作の公開年に二人が離婚したため、これが最後の作品となった[2]。 ドナルド・サザーランドとキーファー・サザーランドが父子で出演しているが、同じシーンでの出演は無い[2]。ドナルド演じるブライアン刑事の息子役はブライアン・パート 高校教師のノラは夫と死別してから、15歳の息子マイケルと二人で慎ましやかな生活を送っていた。ところが経済的に苦しい中、長年使っていた愛車ボルボが盗難に合う。警察へ行くと、担当した刑事のブライアンはノラに惹かれ、通勤用にオートバイを貸すことにする。ブライアンがオートバイに同乗し、運転を教えている時に強盗事件が発生する。一緒に犯人を追跡した二人は惹かれ合いキスを交わす。 ある日、知らぬ男から電話があり、そしてノラの家に訪問して来る。その男は、28年前に蒸発したノラの父マックスであった。始めは父を拒絶するノアだが、マックスが63歳になり、心臓疾患のため余命半年であること知ると、家に泊まるよう告げる。ところがマックスは、スーツケースに68万ドル以上の大金を持ち歩いていた。マックスはカジノのディーラーになり、ギャングから金を巻き上げたという。 翌朝、マックスは孫のマイケルに、自分はおじいさんの親友でしばらく泊まることになったと話す。そして、マックスは家電製品を大量に購入し、さらに高級車のベンツをノラへ贈る。しかし、マイケルの金銭感覚に悪影響があると、ノアとマックスは口論になる。ブライアンがデートの誘いに来ると、ノラはマックスの存在を必死に隠そうとするが、庭にはベンツがあり、多くの新しい家電製品を見て、ブライアンは疑念を頂く。 そんな中マックスは、三振ばかりのへなちょこ野球少年マイケルのために、シカゴ・ホワイト・ソックスの名コーチ、チャーリー・ラウを金で雇い、マイケルのバッティングをコーチさせる。さらに残りの40万ドルを、ノラ名義で銀行に預金する。ところが、ブライアンはその事を突き止め、ついにマックスの存在がばれてしまう。するとマックスは「素晴らしい2週間だった」とビデオに残し姿を消す。 ノラとブライアンは、息子たちが出場する野球の試合を観に行く。マックスの行方を知りたいブライアンだが、ノラにも行き先はわからなかった。試合が始まり、ブライアンの息子がピッチャーを務め、マイケルに打順が回ってくる。始めは押され気味のマイケルだが、3球目に見事ホームランを打つ。そして、そのホームランボールをある少年が拾うが、そこにはマックスの姿があり、彼は記念にと少年からボールを買い取る。
概要
ストーリー