ニール・ゲイマン
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ニール・ゲイマン
ニール・ゲイマン(2019年)
誕生Neil Richard Gaiman
(1960-11-10) 1960年11月10日(63歳)
イギリスハンプシャー州ポーチェスター
職業SF作家ファンタジー作家コミック原作者脚本家
国籍 イギリス
ジャンルファンタジーホラーSFダーク・ファンタジーコメディ
代表作『サンドマン』、『ネバーウェア』、『アメリカン・ゴッズ』、『スターダスト』、『コララインとボタンの魔女』、『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』、『グッド・オーメンズ』、The Ocean at the End of the Lane
主な受賞歴カーネギー賞
世界幻想文学大賞
ヒューゴー賞
活動期間1984年?
配偶者

Mary McGrath
(m. 1985; div. 2007)

Amanda Palmer
(m. 2011)

子供4
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公式サイト ⇒neilgaiman.com
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

ニール・リチャード・マッキノン・ゲイマン(Neil Richard MacKinnon Gaiman[† 1] [??e?m?n][3]1960年11月10日[4] - )は、イギリスの作家。短編・長編小説、コミックブックグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品にはコミックブックシリーズ『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞ネビュラ賞ブラム・ストーカー賞など多数の文学賞を受けている。同一の作品(『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』2008年)に対してニューベリー賞カーネギー賞の両方を受賞した最初の作家である[5][6]
生い立ち

ニール・ゲイマンの家系はポーランドなどの東欧系ユダヤ人にルーツを持つ[7]。ニールの曽祖父はベルギーのアントワープからの移民で、1914年までに英国の地を踏んだ[8]。祖父はイングランド南部のハンプシャー州ポーツマスで食料雑貨店のチェーンを開き、父デイヴィッド・バーナード・ゲイマンが後を継いだ[9]。母シェイラ・ゲイマン(旧姓ゴールドマン)は薬剤師だった。クレアとリジーという二人の妹がいる[10]。ニール・ゲイマンは1960年にポーツマス近郊のポーチェスターで生まれた。1965年に転居したウェスト・サセックスイースト・グリンステッドにはサイエントロジー・センターがあり、両親はそこでダイアネティックスを学んだ。ゲイマンの妹の一人は成人後にロサンゼルスのサイエントロジー教会で活動している。もう一人の妹リジー・カルシオリはこう語っている。「私たちの家の付き合いは、ほとんどサイエントロジーかユダヤ人の親戚の関係でした。子供のころに宗教は何か訊かれたら、答えた相手を面食らわせてしまったでしょうね。「ユダヤ系サイエントロジスト」ですから」ゲイマンによれば彼自身はサイエントロジストではないが、家族が信仰しているサイエントロジーとユダヤ教に対してはいくらかの共感を持っているという[11]。個人的な宗教観については「DCユニバース(DCコミックス社の作品世界)には神がいるよ。この世界については、神の存在がどうのこうの言い立てる気はない。どうだろうな、たぶん確率は半々じゃないか。私にはどうでもいいことなんだ」と述べている[12]

ゲイマンは4歳ですでに読むことができた。「よく本を読む子供だった。読書が好きだった。何を読んでいても楽しかった。学校ではどの教科もよくできたが、特別多才だったからじゃない。学期の初日に教科書が配られるとすぐ読んでしまったからだ。授業で出てくることはとっくに読んで知っていた」[13] 10歳ごろにはデニス・ホイートリー(英語版)の著作を読み通し、特に The Ka of Gifford Hillary と The Haunting of Toby Jugg から大きな影響を受けた[14]。学校の図書室で出会ったJ・R・R・トールキンの『指輪物語』には強く引き付けられ、2巻までしか所蔵されていなかったが何度も借り出して読み返した。後に英語と図書の科目で表彰を受け、賞品としてようやく第3巻を手にすることができた[15][16]

7歳の誕生日にはC・S・ルイスの『ナルニア国物語』をプレゼントされた。後にこう回想している。「ルイスがよくやる、読者に向けたカッコ書きの意見表明に感嘆した。ルイスはそうやって直接語りかけていた。 … よく思っていた。『すごいな、ほんとにかっこいいや! 僕もこれやりたい! いつか作家になったら、カッコ書きを使いこなせるようになろう』って。ものをカッコに入れる力が気に入っていたんだ」[15]ゲイマンは『ナルニア』シリーズ最終巻が1956年のカーネギー賞を受けたことで文学賞というものの存在を知った。自身が2010年に同じ賞を受けたときには、「これこそ世の中でいちばん重要な文学賞に違いないと思っていた」という記憶を語り[6]、「7歳のころの自分を幸せにできるなら、それはいい人生だ。7歳の自分に手紙を書くようなものだ」とも述懐した[5]ゲイマンはウェスト・サセックス州アーディングリーのアーディングリー・カレッジで学んだ。

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』も子供時代の愛読書であり、「永遠の愛読書」「いつもアリスを手に取っていたので、全部覚えてしまった」という[15]。そのほか、幼少期から10代にかけて好んでいた作家としてゲイマンが挙げた作家には、ウィリアム・S・ギルバートマイケル・ムアコック[17]ルイス・キャロルラドヤード・キプリングウィリアム・S・バロウズバロネス・オルツィH・P・ラヴクラフトブラム・ストーカー、ジェームズ・ブランチ・キャベル(英語版)、カート・ヴォネガット[18]G・K・チェスタトン、ホープ・マーリーズ(英語版)、レイ・ブラッドベリハーラン・エリスンジーン・ウルフ[19] がいる。


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