ニルギリタール
ニルギリタール Hemitragus hylocrius
保全状況評価[a 1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ニルギリタール(Hemitragus hylocrius)は、ウシ科タール属に分類される偶蹄類。 インド南部[1][2][3][a 1]固有種 体長150-175センチメートル[2][3]。肩高95-106センチメートル[3]。体重100キログラム[3]。胴体背面の毛衣は暗黄褐色で[3]、背面の正中線上に沿って暗色の縦縞が入る[2]。また背に鞍状に灰褐色や汚白色の斑紋が入る個体もいる[2][3]。腹面の毛衣は白い[1]。 最大角長44.5センチメートル[2]。角の断面は台形[3]。角の表面には不規則に横皺が入り、角の外側には稜線状の隆起(稜)がある[2]。 オスの成獣は頸部や肩の体毛がやや伸長する[1][2]。オスの老齢個体は顔の毛衣が黒、胴体背面の毛衣が暗褐色になる[2]。乳頭の数は2個[2][3]。 標高1,200-2,600メートルにある高木が点在する草原と断崖に生息する[2][3]。薄明薄暮性[3]。6-104頭からなる群れ(主に20-50頭)を形成して生活する[3]。休息時には1-2頭のメスが見張りを行う[2][3]。 繁殖形態は胎生。周年繁殖し、妊娠期間は6-7か月[2][3]。1回に1頭(まれに2頭)の幼獣を産む[2][3]。メスは生後19か月で性成熟する[3]。寿命は16-18年[3]。 肉が薬用になると信じられている[3]。 開発による生息地の破壊、薬用の乱獲などにより生息数は減少している[3]。
分布
形態
生態
人間との関係
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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