ニューヨーク近代美術館
The Museum of Modern Art
彫刻庭園をはさみ、谷口吉生設計の新館を見る
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施設情報
愛称MoMA
専門分野近現代美術
来館者数2,788,236人(2016年)[1]
館長グレン・D. ロウリー
ニューヨーク近代美術館(ニューヨークきんだいびじゅつかん、英: The Museum of Modern Art, New York)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市にある、近現代美術専門の美術館である。
マンハッタンのミッドタウン53丁目に位置し、1920年代から「ザ・モダン」と呼ばれたモダンアートの殿堂。
英文館名の頭文字をとって「MoMA(モマ)」と呼ばれて親しまれるニューヨーク近代美術館は、20世紀以降の現代美術の発展と普及に多大な貢献をしてきた。
また分館として、2002年から2004年にかけてマンハッタンの本館が工事中のときに利用されていた施設をそのまま利用したクイーンズ分館 (MoMA QNS) と、より現代的・実験的な作品を展示する美術館であるP.S.1(英語版)がある。 近代美術館設立の構想は、L.P.ブリス、C.J.サリヴァン夫人およびJ.D.ロックフェラー2世夫人という3人の女性によって発案され、[2]開館したのは1929年である。日本の時代区分でいえば昭和のごく初期に早くも前衛美術専門の美術館の設立が構想されていたことは注目される。 開館第1回展は「セザンヌ、ゴーギャン、スーラ、ゴッホ展」であった。このことは、印象派の次の世代(ポスト印象派)にあたる画家の彼らが当時の「前衛」であり、20世紀以後の「現代美術」の最初の画家たちであったことを象徴している。第1回展の展示風景の記録写真を見れば、19世紀式のサロン風の展示ではなく、昨今の美術館にみられるような、ニュートラルな白い壁面(ホワイトキューブ)に絵画が掛けられているが、これも当時としては斬新であった。 以後、建築や前衛美術についての意欲的な企画展を連発しながらいちはやく優品の収蔵を進めていった。 また、建築、商品デザイン、ポスター、写真、映画など、美術館の収蔵芸術とはみなされていなかった新しい時代の表現までをも収蔵品に加え、常設・企画展示・上映などを行うことで、世界のグラフィックデザインの研究の中心としての地位をゆるぎないものにした。ここには、日本製の電気製品や家具、映画作品などもデザインの歴史に影響を与えた優れた作品として収蔵されている。2007年1月には、auブランドを展開するKDDIのau design project(現・iida)で生まれた、日本でしか利用できない4機種の携帯電話が収蔵品に選定され、話題になった[3]。なお、日本で生み出されたパックマンも収蔵されている[4]。2013年にはMoMAでのビデオゲームリスト
創立・収集・展示