ニューヨーク・タイムズ・マガジン
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ニューヨーク・タイムズ・マガジン
The New York Times Magazine

編集者ジェイク・シルバースタイン(英語版)[1]
カテゴリ二部紙
刊行頻度週刊
発行部数毎週1,623,697部[2]
(『ニューヨーク・タイムズ』日曜版付録として)
発行者アーサー・オックス・サルツバーガー・ジュニア
創刊号1896年9月6日 (127年前) (1896-09-06)
発行元ニューヨーク・タイムズ
アメリカ合衆国
言語英語
ウェブサイトwww.nytimes.com/magazine
ISSN0028-7822
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ニューヨーク・タイムズ・マガジン(The New York Times Magazine)は、『ニューヨーク・タイムズ』紙の毎週日曜日の号に別冊(二部紙)として挿入されるサンデーマガジン(英語版)である。

新聞本紙よりも長い特集記事が掲載され、多くの著名な執筆者が寄稿している。また、ファッションやスタイルに関連した写真も掲載されている。創刊以来掲載されている様々なパズルも、人気のコーナーとなっている。
歴史

創刊号は1896年9月6日に発行され、世界で初めて新聞に写真が掲載された[3]。初期の数十年間は、今日のような別冊ではなく、新聞本紙の一部だった。これは、その年にニューヨーク・タイムズのオーナーとなったアドルフ・オックスによる、紙面の大規模な改革の一環だった。オックスは、フィクションコミック・ストリップゴシップ(英語版)コラムを本紙に掲載することを禁止し、これによりニューヨーク・タイムズを財政破綻から救ったと一般的に信じられている[4]。1897年には、ヴィクトリア女王ダイヤモンド・ジュビリーを記録した写真を見開き16ページに渡って掲載した。この記事は大変な人気を博し、雑誌を成功へと押し上げた[5]

初期の頃から、W・E・B・デュボイスアルベルト・アインシュタインから、現役の大統領や次期大統領まで、著名な寄稿者の文章を掲載するようになった[5]。編集長のレスター・マーケル(英語版)は、1920年代から1950年代にかけてのニューヨーク・タイムズ日曜版を指揮した「強烈で独裁的な」ジャーナリストであり、アイデアのフォーラムとしてのマガジンのアイデアを奨励した[5]。マーケルの在職中、レフ・トルストイトーマス・マンガートルード・スタインテネシー・ウィリアムズなどの作家が同誌に寄稿した。1970年に本紙でOp-ed記事が導入されると、マガジンでは論説記事の掲載を次第に取りやめるようになった[5]

1979年には、ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト、ウィリアム・サファイアの"On Language(言語について)という英文法、用法、語源などの問題を論じたコラムの連載を開始した。サファイアのコラムは人気を博し、1990年には、マガジンの他のどのコーナーよりも多くの手紙が届くようになった[6]。1999年には、ユーモア作家のランディ・コーエン(英語版)によるアドバイスコラム"The Ethicist"(倫理学者)が連載を開始し、すぐに人気のコーナーとなった。2011年には、コーエンの後任としてアリエル・カミネールがコラムの執筆者となり、2012年にはチャック・クロスターマン(英語版)がカミネールの後任となった。クロスターマンのコラムは2015年初頭に終了し、ケンジ・ヨシノ(英語版)、エイミー・ブルーム、ジャック・シェーファー(英語版)の3人による会話形式のコラムがそれに代わった。3か月後にシェーファーがクワメ・アンソニー・アッピアに交代し、2015年9月からはアッピア単独のコラムとなった。2004年から、ロブ・ウォーカー(英語版)による消費文化に関するコラムが始まった。

また、マガジンには、ウィル・ショートズ(英語版)が編集したクロスワードパズル(英語版)のページもあり、他の種類のパズルもローテーションで掲載されている。

2010年9月、本紙の編集長ビル・ケラー(英語版)は、マガジンの再活性化の一環として、マガジンの元編集部員で『ブルームバーグ ビジネスウィーク』誌の編集長だったヒューゴ・リンドグレーン(英語版)をマガジンの編集者として採用した[7]。リンドグレーンは、『O: オラフ・マガジン』誌のローレン・カーン(英語版)編集長を副編集長に採用し[8]、その後、『ニュー・リパブリック(英語版)』誌のウェブサイト『TNR.com』のグレッグ・ヴェイス(英語版)編集長を同誌の「フロント・オブ・ザ・ブック」コーナーの編集に採用した[9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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