ニューヨークフィルムアカデミー(New York Film Academy)は、ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区に本部を置くカレッジ。2012年現在、職員400人、学生6000人以上を抱えており、世界でも最大規模の映画学校である。ロサンゼルス校はUSC、UCLA、AFIと並びハリウッドを代表する映画学校として知られている。[1] 1992年の開校時はトライベッカフィルムセンターに校舎を構えていたが、1994年にユニオンスクエアの旧タマニー・ホール集会所であったコロニアル・リバイバル建築の建物へと移動した。修士号、学士号、準学士号を取得することが出来るのに加え、1年間と2年間の専門学校コース、短期のワークショップを提供している。それぞれ、映画、俳優、写真、3Dアニメーション、ゲームデザイン、プロデューサー、脚本、デジタル映画、撮影、ドキュメンタリー、ブロードキャストジャーナリズム、ミュージカル、ミュージックビデオ、デジタル編集の授業を世界中で行っている。[2] 略称としてNYFAが用いられる。 映画、テレビ、舞台のプロデューサーであるジェリー・シャーロック 「実践から学ぶ」という教育理念の元にプロの現場に近い学習を行っている。映画制作プログラムの授業は、制作現場の各パートをチームごとにローテーションで担当し 学習する。創設者ジェリー・シャーロックは、2005年のタイム誌に対し、意欲的な若い映画制作者の両親や親族からの要望から着想を得て同校を開校、実践的な内容を中心にカリキュラムを編成したと話した。 学位取得プログラムは映画制作(演出・製作・脚本・撮影・編集含む)、ドキュメンタリー映画制作、俳優、写真、3Dアニメーション、ゲームデザインがある。 学位取得プログラム、ワークショップ、短期コースは以下の場所で行われている。 世界的に有名なメトロポリタン美術館とも三年間にわたってパートナーシップを結んでいる。関係組織と密接に連携し、カリキュラムの構成、スタッフの教育、そして学生が使用する映像作成設備に対し投資を行っている。さらにはすべてのアートの重要性と価値とを維持し、保護する事を表明している。 パートナー機関は以下
学校概要
歴史
レッドオクトーバーを追え(1990年 映画)
ロリータ(1981年 ブロードウェイ舞台)
オリエンタル探偵殺人事件(1981年 映画)
アマールと夜の訪問者(1980年 テレビ)
教育方針
学位取得学科とワークショップのロケーション
ニューヨーク市
ユニバーサルスタジオ(カリフォルニア州ロサンゼルス)
ゴールドコースト(オーストラリア・クイーンズランド州)?ヴィレッジ・ロードショウ・スタジオ
アブ・ダビ(アラブ首長国連邦)[5]
ハーバード大学(マサチューセッツ州ボストン)
ディズニー・ハリウッド・スタジオ(フロリダ州オーランド)
フィレンツェ(イタリア)
パリ(フランス)
太秦映画村(京都)
ムンバイ(インド)
リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)[6]
北京(中華人民共和国)
モスクワ(ロシア)
ソウル(大韓民国)
パートナーシップ
メトロポリタン美術館(2010-現在)
ブルックリン美術館(2007年)[7]
ホイットニー美術館(2009年)[8]
提携企業
ソニー・ピクチャーズアニメーション[9] は演技のプロセスや登場人物の動作を自社のアニメーターに理解させる場としてNYFAのアクティングワークショップを活用している。アニメーターは講師として演技指導を行う事により、場面構成や演技者の観点を深く分析でき、映像における登場人物を創る上での技術向上に役立つとしている。
タイム・ワーナー・ケーブルの企画Connect A Million Mindsはユニオンスクエア本校と協力関係にある。East Side Community High Schoolの生徒とロウワー・イースト・サイドにあるMarte Valle Secondary Schoolと共同でワークショップを開催し、アメリカにおいて重要とされる、科学、技術、工学、数学(STEM)を教えている。[10]
ニューヨーク・ジェッツはスポーツ写真プログラムの実地研修に協力している。[11] スポーツ写真プログラムとスポーツ放送ワークショップの2つのプログラムは、実際のプロの試合環境で16週間行われる。ニューヨークジェッツの指定されたイベントについて、メディアポートフォリオを学生が作成するプログラムも存在する。[12]
奨学金制度
Size:33 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef