ニュージーランド総督
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ニュージーランド
総督
Governor-General of New Zealand
Te K?wana Tianara o Aotearoa
国章
ニュージーランド総督旗
現職者
シンディ・キロ(英語版)
Dame Alcyion Cynthia Kiro
就任日 2021年10月21日
呼称His/Her Excellency the Right Honourable(閣下
官邸政府総督公邸、ウェリントン
指名ニュージーランド首相
任命ニュージーランド女王
任期陛下の仰せのままに
(慣例では通常5年)
初代就任ウィリアム・ホブソン
(Governor of New Zealand)
創設1841年5月3日
俸給NZ$330,000[1]
ウェブサイト ⇒gg.govt.nz










ニュージーランド総督(ニュージーランドそうとく、: Governor-General of New Zealand、マオリ語: Te Kawana Tianara o Aotearoa)は、ニュージーランド王国総督。ニュージーランドの1986年憲法法(Constitution Act 1986)では、第二条において、総督はニュージーランドの国家元首であるニュージーランド国王イギリス国王)によって任命され、その代理を務めるとある[2][3]。このため、事実上の国家元首としても扱われる[4][5]1841年にウィリアム・ホブソンが副総督として任命されたことが始まりである。1917年以降は現在の職名(Governor-General)を採用している[3]目次

1 総督の任命

2 総督としての職務

3 総督として有する権限・官職

4 総督の解任権

5 総督公邸

6 脚注

7 関連項目

8 外部リンク

総督の任命

ニュージーランドの首相に指名され、ニュージーランド国王に任命された人物が総督に就任する。

総督任期は明文化されておらず、慣例法で最低5年とされている[3]。過去には5年を超える任期を務めた総督も存在するが、通例5年で任期満了を迎える。
総督としての職務

ニュージーランド総督には立憲君主(ニュージーランド国王の代理)としての職務、祭礼・儀礼の職務、地域社会への職務がある。

また、ニュージーランドと自由連合関係にあるニウエの総督も兼任している[6]。ただし、同じく自由連合関係にあるクック諸島においては女王名代がその職務を行う。

ニュージーランド国王の代理人として議会や首相に対しての権限を有し、祭礼・儀礼上の職務として公式行事、式典出席、海外からの来賓との接見、海外訪問などを行う。

地域社会への職務として、学校訪問、ニュージーランド国内で催される年間約400のスポーツ、芸術、文化行事への出席がある。
総督として有する権限・官職 総督専用公用車(ジャガー・XJ特別仕様車)。公務での使用時には総督紋章ナンバープレートとして使用する。

議会の解散権

内閣の任命権

内閣の解散権

首相の任命権

首相の解任権

首相による選挙公示の謝絶権

法制定同意への謝絶権

恩赦及び再審に関する権限(Royal prerogative of mercy)[7]

国防軍最高司令官(Commander-in-Chief)[8]

立憲君主制のニュージーランドでは議会が立法権を持ち、首相と内閣府が実質的な行政権を持つため、ニュージーランド国王またはニュージーランド総督が政治に直接関与することはできない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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