ニューサウスウェールズ州
: First State, Premier Stateニューサウスウェールズ州(ニューサウスウェールズしゅう、英: New South Wales)は、オーストラリア連邦東南部に位置する州で、同国最初の英国入植地である。州都は最大都市のシドニー。 オーストラリアで最も人口が多く、最も工業化された州である。NSWと略称する。面積80万平方km、人口729万人(2012年6月推計)[3]。ニューサウスウェールズ州議事堂 北はクイーンズランド州、西は南オーストラリア州、南はビクトリア州と接し、東はタスマン海に面する。面積は日本の約2.1倍である。 同州の標準時 (オーストラリア東部標準時: (A)EST) はUTC+10時間(日本標準時+1時間)である。夏時間 ((A)EDT = UTC+11時間) の開始は10月の第一日曜日早朝、終了は翌年4月の第一日曜日早朝である。ただし、西部のブロークンヒルと周辺ではこれらの時間よりも30分遅れた標準時 (ACST)・夏時間 (ACDT)が用いられる。タスマン海のロード・ハウ島ではUTC+10:30(冬)/UTC+11(夏)が用いられる。 内陸部は乾燥気候で農業は放牧などに限定される。東部の沿岸地方は比較的降水があるが、夏季には高温、乾燥状態となることがあり、山火事が発生する。2013年の例では、200棟以上の住宅が巻き込まれ焼失した[6]。 2017年2月には、熱波により各地で40度を超す温度となり、最高気温の記録を更新する場所も見られた[7]。
概要
歴史
1770年 - ジェームズ・クックが初めて上陸し、ニューサウスウェールズと命名して英国領有を宣言した。
1788年 - 最初の植民団がボタニー湾に到着、アーサー・フィリップを初代総督とする流刑植民地が創設された。
19世紀 - 自由移民が増えてきたため、1840年に流刑中止が決定された。
1851年 - バサーストの近くで金鉱が発見されてゴールドラッシュとなり、移民が世界各地から殺到した。
1855年 - ニューサウスウェールズ植民地政府が樹立された。
1901年 - オーストラリア連邦成立にともない州となった。
2000年 - シドニーオリンピック・パラリンピック開幕
2021年 - 6月以降、シドニーでは新型コロナウイルス感染症拡大に伴いロックダウンを実施したが、感染拡大が止まらないため8月16日から7日間はロックダウンを州全域に拡大させて実施[4]。一方、8月21日にはロックダウンに反対するデモが発生した[5]。
地理
位置
気候
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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