ニャーナ
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仏教用語
ニャーナ, ジュニャーナ
パーリ語n??a
サンスクリット語jn?na
中国語智, 若那
日本語
(ローマ字: chi)
英語knowledge
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ジュニャーナ(: jn?na、若那、智)とは、サンスクリットで物事を分別する知恵知識のこと。パーリ語では、ニャーナ(: n?na)と言う。

バラモン教の伝統では、ウパニシャッドに記されているように、自身の中のアートマン(真我)を探求・分析することで、梵我一如の境地に到達する知恵「アートマ・ジュニャーナ」(Atma jnana)の獲得が目指されてきた。

ジャイナ教では、目指される最高の知識のことを「ケーヴァラ・ジュニャーナ」(Kevala Jn?na)、すなわち「「完全者」(ケーヴァリン)の知恵」と呼ぶ。

上座部仏教では十六観智として、ヴィパッサナー瞑想で得られる様々な智を説く。

大乗仏教においては、般若経龍樹中観派によって、この分別的な「智」である「ジュニャーナ」(若那)を超えた、究極的な無分別の「慧」としての「プラジュニャー」(般若)が、釈迦悟りの境地として賞揚された[1]
脚注・出典^ ジュニャーナとは - コトバンク/世界大百科事典

関連項目

プラジュニャー般若


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