ニホンジカ
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ニホンジカ
ニホンジカ Cervus nippon
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))

分類

ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:哺乳綱 Mammalia
:偶蹄目/鯨偶蹄目 Artiodactyla/Cetartiodactyla
:シカ科 Cervidae
:シカ属 Cervus
:ニホンジカ C. nippon

学名
Cervus nippon Temminck, 1836[2][3]
シノニム[2]

Cervus sika Temminck, 1844[4]
Sika aplodontus Heude, 1884
Sika yesoensis Heude, 1884
Cervus centralis Kishida, 1936
Cervus pulchellus Imaizumi, 1970
和名
ニホンジカ[5][6][7]
英名
Sika[4]
Sika deer[6]
Japanese Sika deer
Japanese deer

ニホンジカ (Cervus nippon) は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)シカ科シカ属に分類される偶蹄類。
分布

日本中国大陸ロシア[1]

北朝鮮ベトナムでは絶滅したと考えられ、韓国では絶滅した[1]台湾に再導入[1]

アイルランドアゼルバイジャンアメリカアルメニアイギリスウクライナオーストリアチェコデンマークドイツニュージーランドフィリピンフィンランドフランスポーランドマダガスカルリトアニアに移入[1]

模式産地は五島列島とされる[7]
形態

体長オス90 - 190 cm(センチメートル)、メス90 - 150 cm[6]。肩高オス70 - 130 cm、メス60 - 110 cm[6]。体重オス50 - 200 kg(キログラム)[8][9]、メス25 - 80 kg[6]。日本では地理変異が大きく[7]、北部個体群は大型に・南部個体群は小型になる傾向がある[6]。臀部は白い斑紋があり、黒く縁どられる[6]

この節の加筆が望まれています。

頭胴長110 - 170 cm、尾長8 - 20 cm。全身は茶色だが、尻の毛は白く縁が黒い。夏には胴体に白点が出現し、冬になるとほぼなくなる。オスは枝分かれした角(枝角)を持ち、春先になると落下し新たな角に生え換わる。
分類タイワンジカ
Cervus nippon taiouanus(動画) ヤクシカ

2006年平成18年)には南日本の個体群のみを種C. nipponに残し、大陸の個体群をC. hortulorum、台湾の個体群をC. taiouanus、北海道を含む北日本の個体群をC. yesoensisの4種に分割する説が提唱された[1]2015年(平成27年)現在IUCNでは種の分割を認めず、12亜種(基亜種と亜種ツシマジカ。以下に英名のある10亜種)のみを認めている[1]

ミトコンドリアDNAの分子系統解析では日本の個体群は北海道から兵庫県にかけての系統と、対馬屋久島なども含めて兵庫県から西の系統に分かれるという推定結果が得られている[6]

以下の亜種の分類はGrrub (2005) に[4]、分布・和名は三浦 (1986) に[5]、英名はIUCN (2016) に従う[1]。ただし、基亜種の命名者についてはFeldhamer (1980)・谷戸ら (2022) に従った[2][3]
Cervus nippon nippon Temminck, 1836 キュウシュウジカ
日本四国九州など)
Cervus nippon aplodontus (Heude, 1884) North Honshu sika
日本(本州)。模式産地はnorth of Tokyo[2]。ホンシュウジカC. n. centralis(模式産地は日光)はシノニムとされる[2]
†Cervus nippon grassianus (Heude, 1884) シャンシージカ Shansi sika(絶滅亜種[1][7]
中華人民共和国陝西省
Cervus nippon hortulorum Swinhoe, 1864 ウスリージカ
ウスリー地方。模式産地は頤和園[2]
Cervus nippon keramae (Kuroda, 1924) ケラマジカ Kerama sika, Ryukyu sika
日本(慶良間列島)。江戸時代に九州から移入された[7]
Cervus nippon kopschi Swinhoe, 1873 コプシュジカ、チャンシージカ Kopschi sika, South China sika
中華人民共和国南東部。
Cervus nippon mageshimae Kuroda & Okada, 1950 マゲシカ
マゲシカの群れ(鹿児島県 馬毛島)。日本(馬毛島[10]2個体を基に記載されたが、種子島の個体群を含んだり分類上の位置は明確でない[10]
†Cervus nippon mandarinus Milne-Edwards, 1874 ネッカジカ North China sika(絶滅亜種[1][7]
中華人民共和国(河北省山東省山東省
Cervus nippon mantchuricus Swinhoe, 1864 マンシュウジカ Manchurian sika(野生絶滅亜種[7]
中華人民共和国北東部、朝鮮半島。模式産地は満州[2]
Cervus nippon pseudaxis Gervais, 1841 ベトナムジカ Tonkin sika, Viet Namese sika
ベトナム
Cervus nippon pulchellus Imaizumi, 1970 ツシマジカ
日本(対馬)。絶滅したニホンムカシジカに似る[11]
Cervus nippon sichuanicus Guo, Chen & Wang, 1978 Sichuan sika

Cervus nippon soloensis (Heude, 1888)

Cervus nippon taiouanus Blyth, 1860 タイワンジカ、ハナジカ Formosan sika, Taiwan sika(野生絶滅亜種[7]
台湾。模式産地は台湾[2]。成獣でも周年白い斑点が入る。
Cervus nippon yakushimae Kuroda & Okada, 1950 ヤクシカ
日本(屋久島
Cervus nippon yesoensis (Heude, 1884) エゾシカ Hokkaido sika
日本(北海道)。模式産地は蝦夷。
日本のニホンジカエゾシカの雄エゾシカ(北海道阿寒湖畔)キュウシュウシカの母子(鹿児島県)

日本国内に棲息するニホンジカはエゾシカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、マゲシカ、ヤクシカケラマジカ、ツシマジカの7つの地域亜種に分類される。

一方、日本列島のニホンジカが分子系統学的に大きく南北2つのグループ-南日本グループ(九州および周辺島嶼個体群、四国西部、 山口県)と北日本グループ(四国東部、兵庫県以東、 北海道)-に分けられ、両者間の遺伝的距離がユーラシア大陸のニホンジカと同等に離れている、との説もある[12]

北の方のものほど体が大きい(ベルクマンの法則参照)。南西諸島の3亜種は特に小型であり、オスの体重で比較するとエゾジカの140 kgに対してマゲジカとヤクシカで40 kg、ケラマジカでは30 kgである。

エゾシカ(エゾジカ)(亜種) C.n.yesoensis 【北海道/日本固有亜種】

ホンシュウジカ(亜種) C.n.centralis 【本州/日本固有亜種】
奈良(奈良県奈良市一円)のシカは天然記念物。分子遺伝学的に異なる南北二つのグループが中国地方でオーバーラップしていることが近年明らかになった。

キュウシュウジカ(亜種) C.n.nippon 【四国、九州/日本固有亜種】
江戸時代にヨーロッパで分類に使用された亜種であるため、亜種名が「nippon」(基亜種)になっている。

ツシマジカ(亜種) C.n.pulchellus 【対馬/日本固有亜種】
独立種とする説もあったが、分子遺伝学的にホンシュウジカ(中国地方産)に極めて近いことがわかり、近年は亜種としない記述も多い。

マゲシカ(マゲジカ、マゲシマジカ)(亜種) C.n.mageshimae 【馬毛島阿久根大島臥蛇島(移入)/日本固有亜種】
馬毛島(まげしま)は、種子島の沖に位置する小島。10世紀の生息(狩猟)記録があり、少なくとも1000年以上にわたり小島で維持されてきたと考えられる。島全体を私企業が所有し、唯一全く保護策が講じられていないニホンジカ亜種であり、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在、島全体の大規模開発が進められている。[いつから?]

ヤクシカ(ヤクジカ)(亜種) C.n.yakushimae 【屋久島/日本固有亜種】
屋久島に12,000 - 16,000頭ほどがいると推定されている[13]。オス成獣の角が4本に枝分かれするキュウシュウジカに対して、ヤクシカは3本が普通である。起源は不明だが、有史以前から自然分布していたと考えられている。近年急激に増加し、世界遺産の島での管理のあり方が問われている。


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