ニニンがシノブ伝
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ニニンがシノブ伝
ジャンル
忍者コメディ
漫画
作者古賀亮一
出版社メディアワークス
掲載誌月刊コミック電撃大王
レーベル電撃コミックスEX
発表号2000年8月号 - 2006年3月号
発表期間2000年7月18日 - 2006年1月21日
巻数全4巻
話数全68話
漫画:ニニンがシノブ伝ぷらす
作者古賀亮一
出版社KADOKAWA
掲載サイトコミックNewtype
レーベル電撃コミックスEX
発表期間2020年6月26日[1] -
巻数既刊3巻(2024年1月29日現在)
アニメ
原作古賀亮一
監督まついひとゆき
シリーズディレクター外崎春雄
シリーズ構成金月龍之介
キャラクターデザイン柴田淳
音楽山本はるきち
アニメーション制作ユーフォーテーブル
製作ニニンがシノブ伝製作委員会
放送局放送局参照
放送期間2004年7月 - 9月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ニニンがシノブ伝』(ニニンがシノブでん、:2×2 = Shinobuden)は、古賀亮一による漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメ月刊コミック電撃大王2000年平成12年)8月号から2006年(平成18年)3月号まで連載された。コミックスはメディアワークスから全4巻が発売。

2020年令和2年)6月26日から続編『ニニンがシノブ伝ぷらす』がウェブコミック配信サイトコミックNewtypeで連載開始[1]。同年9月2日からニコニコ静画ComicWalkerでも公開開始されている。
概要

ドジで天然ボケな見習い忍者・シノブと正体不明の生物・音速丸が起こす騒動をユーモラスに描いたギャグ漫画。ストーリーテリングよりも1コマ毎のコアでマニアックな小ネタの情報量で読ませるタイプ。百合的な雰囲気になる美少女・謎の生物・漫画やアニメなどに関するオタク的な会話・色っぽいお母さんなど、古賀亮一の漫画の特徴ともいえる設定が随所に盛り込まれており、そういった要素は2004年平成16年)7月にテレビアニメ化された際も多分に反映された。

2話構成の62・63話「忍者、キャンプに行くの巻」と最終回以外は1話完結。最初のタイトル案は『サザンがくのいち、ニニンがシノブ伝』だったが、長いからと『サザンがくのいち』を外された。31話「サスケ伝、始まるの巻」扉にて使われたタイトルロゴ『サザンがサスケ伝』はその名残[2]
登場人物

声優の欄は「原作版ドラマCD / テレビアニメ」で表記し、表記が一人分の場合はアニメの声優とする。
忍(しのぶ)
声 - 徳光由禾 / 水樹奈々本作の主人公。私立忍者学園忍者学部くのいち学科在籍。忍者学園「い組」唯一のくのいち天然ボケな性格のために、よく音速丸にからかわれる。任務中のなりゆきで楓に惚れてしまい、時にはセクハラ的な行為に及ぶこともある。最近では楓との「結婚」を真剣に考えている。い組の中では特に優秀らしいが、これは周囲の男忍者にロクなのがいない為とも言える。外見からはあまり強そうに見えず、忍法も中々上手く発動できないが、修行の末にできた傷が複数あり、忍者としての基礎体力は高い(楓はたった1日の修行で全身筋肉痛を起こしていた)。原作・アニメ版共に、かなりグラマーな体型に描かれている。また、他の忍者達は黒系の色を基調とした装束に覆面という、一般的なイメージの忍者服を着用しているが、忍はピンクを基調とした派手な忍者服に紫色の手甲ロンググローブ)と足袋オーバーニーソックス)を着けている。巻いているハチマキに書かれた顔は忍の家の家紋であり、忍の感情によって表情が変わる。作者の脳内設定では年齢は楓の一つ上らしい。周囲に対しては基本的に敬語だが、「部下」の音速丸との雅に対しては普通に話す。原作の最終回では両親(:ハヤテ・:シズカ)も登場したが、アニメ版では登場しなかった。
音速丸(おんそくまる)
声 - 若本規夫 / 同左忍に仕えるということになっているが、顔のある直径30センチほどの黄色い球体に手足と翼がついている(手足や翼は球体内に引っ込んでいることも多い)という正体不明の怪生物で、作者自身が鷹ということを忘れており、「アニメの第1話を見て思い出した」と語る。本人も「趣味で鷹をやってる」と発言しているため鷹ではないらしい。急激かつ過剰に栄養を摂取したことにより副作用で人間体型になれるようになり、以降おもしろいので身長約2メートルのマッチョな体型などの様々な奇怪な体型に変化することも多くなる。実は私立忍者学園「い組」の頭領であり忍だけは別人だと思っている。本当は「い組」の忍者たちの教育に当たらないといけないのだが、女の子にセクハラをするか男の忍者たちとオタク談義をするかで時間をつぶしている。殊に彼の語る「嘘武勇伝」は程よくエッチな要素が盛り込まれた聞き応え満点の内容で、サスケら男子忍者たちに大好評を博している。年齢は不明だが、原作ではキセルを嗜む描写があることに加え、背中の羽根が10年周期で生え変わるらしく2回生え変わっていることから、20歳以上であることが示唆されている。アニメでは地獄に行く際に享年3歳と書かれていた。いつから忍者学園にいるのかは謎で、留年を繰り返した挙句、頭領にまで上り詰める。アニメ版では「ろ組」の頭領である泉とは学生時代に何かあったらしいが不明。アニメ版では、作中で音速丸は「○○野郎」を「○○やるるるぉぉう」と巻き舌で何度かしゃべっていたが、これは声を担当した若本のアドリブによるものらしい。また、最終話では同じく若本が声優を務めた『銀河英雄伝説』のオスカー・フォン・ロイエンタール提督のパロディーで「イゼルローンは陽動、本隊はフェザーン行きときたぜ」というギャグが挿入されている。本来の主人公である忍を差し置いて登場頻度が異様に高く、連載が行われていた『月刊コミック電撃大王』2004年10月号には「音速丸PVCボンボン」が特別付録となった。『電撃テンジカーズ』にも悟空候補の一人としてゲスト出演している他、悟空の口から「音速さん」発言も飛び出ている。
不知火 楓(しらぬい かえで)
声 - 折笠富美子 / 川澄綾子県立白土高校の女生徒。忍の任務の標的の場所が自身の家であったため、紆余曲折を経て忍と友人になる。言動がハキハキしているためか同性にもてるらしく、バレンタインデーには大量のチョコレートを貰う程。特に忍には熱愛され、最近では根負けして忍の求愛を受け入れつつある。両親とも穏やかな性格で家庭面では良好。他の登場人物がほとんどボケ役ばかりなのでツッコミ役を担当し、い組からも「ツッコミガール」として認定されている。作品中で音速丸のセクハラに曝される一番の被害者だが、殆ど必ず直後に猛攻を加えて返り討ちにしている。実はオバケ怪談話が苦手である。
雅(みやび)
声 - 宍戸留美 / 釘宮理恵私立忍者学園呪術学部呪術学科小等部に在籍する忍のとは対照的にしっかりした性格で呪術の腕前は天才と称され、呪符を利用した術を多用する。しかし、自分の呪術の腕前を過信して失敗することもしばしば。お姉ちゃん子だが、同級生の美少年タケルに恋をしたり、男装した姉にそれとは気付かず、ときめいたりしているなど異性にも関心がある。料理はやった事が無く、アニメ版ではまともに料理を作れなかった。
サスケ
声 - 大塚芳忠 / 関智一私立忍者学園忍者学部忍者学科所属で"サスケ軍団"と称される「い組」のクラス委員長にして忍者代表。サスケを始め男忍者は常に覆面をしているので素顔は不明。両目の部分だけがピンク色に怪しく光っており、たとえどんなに蒸し暑い熱帯夜だろうが入浴時だろうが忍装束は脱いでも覆面だけは決して外さないため見分けがつかない。頭の中は、「女の子天使説」を唱えるなど思春期の少年のような異性に対する妄想・幻想でいっぱいだが、音速丸と違って女の子にセクハラ行為をしたり、手を出すようなことは決して無い。日ごろは専ら音速丸や仲間たちとオタク談義やモテトークに花を咲かせている。音速丸の味方を装いながら、音速丸にひどいことをすることも、しばしばだが逆にひどい目に遭わされることもある。毎日の鍛錬により、なかなかいい体つきをしている。ソドム・ゴモラ兄弟との闘いは数少ない彼の見せ場であり、かなりの実力の持ち主であることが証明されたが、アニメ版では夢オチにされてしまった。氷川へきるの漫画『まろまゆ』の17話にゲスト出演している。
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