ニセコ町
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にせこちょう 
ニセコ町
ニセコアンヌプリ


ニセコ町旗
1968年昭和43年)5月15日制定ニセコ町章
1968年(昭和43年)5月15日制定

日本
地方北海道地方
都道府県北海道後志総合振興局
虻田郡
市町村コード01395-1
法人番号5000020013951
面積197.13km2

総人口5,315人 [編集]
住民基本台帳人口、2024年3月31日)
人口密度27人/km2
隣接自治体後志総合振興局:虻田郡倶知安町、虻田郡真狩村磯谷郡蘭越町
胆振総合振興局:虻田郡豊浦町
町の木シラカバ
町の花ラベンダー
町の鳥アカゲラ
ニセコ町役場
町長[編集]片山健也
所在地048-1595
北海道虻田郡ニセコ町字富士見55番地
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯42度48分18秒 東経140度41分17秒 / 北緯42.805度 東経140.68792度 / 42.805; 140.68792座標: 北緯42度48分18秒 東経140度41分17秒 / 北緯42.805度 東経140.68792度 / 42.805; 140.68792

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ニセコ町(ニセコちょう)は、北海道虻田郡にある
概要「ニセコ」も参照

通年観光リゾート地として夏のアウトドアスポーツや冬のウィンタースポーツ、インドア体験が充実しており、日本国内のみならず国外からも多くの人が訪れている[1]北海道遺産には「スキーニセコ連峰」が選定されている[2]

2001年平成13年)に日本全国の自治体で初の自治基本条例となる「ニセコ町まちづくり基本条例」を策定し、住民との情報共有化や住民参加型のまちづくりを制度として保障している[3]2014年(平成26年)には「環境モデル都市」に選定された[4]。行政の取組みが注目されており、全国の自治体などによる視察が多い町になっている[3]
地名の由来「真狩」の由来については「真狩村#村名の由来」を、「ニセコ」の由来については「ニセコアンヌプリ」を、駅名の改称が遅れた経緯については「ニセコ駅」を参照

現市街付近は真狩川と尻別川が合流する地点にあることから、アイヌ語で「マッカリ(ペッ)プトゥ(makkari〔-pet〕-putu)」(真狩〔川〕・の川口)と呼ばれており、それに字を当てて「真狩別太(まっかりべつぶと)」と呼ばれていた[5]

その後、1901年明治34年)に真狩村から現市街を含む真狩川下流域を分村した際に、真狩別太を略し、狩太(かりぶと)村と命名された[5]

1963年(昭和38年)にニセコアンヌプリ一帯がニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定され、翌1964年(昭和39年)に町議会で町名と駅名(函館本線狩太駅、現:ニセコ駅)の変更が議題となり、同年4月24日の議員協議会で次のように示された[6]。町名の「狩太町」を「ニセコ町」に変更することについて全員賛成する。30数年間ニセコアンヌプリの開発に努力してきた狩太町はこれまでニセコの施設面に、交通面に、かつPRに多大の経費を投入しており、今日に至っている。狩太町将来への一大転換を計るため町名変更に賛成する声強し。また、駅名、「かりぶと駅」を「ニセコ駅」に変更することも、これも全員賛成。できる限り早く関係機関に陳情することにした。

その後、北海道庁・同後志支庁(当時)・日本国有鉄道札幌鉄道管理局(現:北海道旅客鉄道)などをはじめとする関係機関への働きかけや、町民向け世論調査が行われ、世論調査では76.95%が賛成の意思を示した[6]

町名変更は同年6月25日の町議会に諮られ、満場一致で原案通り可決となった[6]

この動きについてニセコアンヌプリ周辺の他町の間では、「ニセコをとられた[7]」との極論まで噴出し、その一つとして隣接の倶知安町から「ニセコ」の名称を独占することについて反対の運動もあったものの、1964年(昭和39年)6月30日付で北海道庁に名称変更を申請し、同日許可、10月1日を以って「ニセコ町」に改名した[6]。そして、駅名は遅れて1968年(昭和43年)に変更した[1]

道庁への申請に際して、改称の理由は次のように示されている[6]。狩太町は、もと真狩村に属していて真狩村真狩別太と称していたが、明治34年真狩村より分村の際に、この真狩別太の「狩太」をとり狩太村と名付けられ、爾来今日まで65年間の歳月を狩太として成長してきたのであります。

このように伝統ある狩太町ではありますが、国定公園ニセコアンヌプリを仰ぐ本町として、最近のめざましい観光開発に即応し、かつは農産業の振興を計るため、或るいは、行政上から考究して「狩太町」の名称をニセコアンヌプリのニセコをとり「ニセコ町」に変更の声が町人の間に起り、種々の検討を進めて来たものであります。従って、これにより本町議会及び関係機関との協議の結果また、町民の意向も名称変更の必要を強く認めるに至り、ここに狩太町の名称をニセコ町として改称することで結論に達したのであります。

なお、改名の理由については、観光振興面のほかに、「狩太」の地名が戯れ歌に用いられたこともあったためではないか、とする説もある[5]
地理

後志管内のほぼ中央部に位置しており、羊蹄山周辺は「支笏洞爺国立公園」に指定され[8]ニセコアンヌプリ周辺は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定されている[9]尻別川は清流日本一に認定されたことがあり、サケサクラマスがのぼる川でもある[10]

山:羊蹄山(活火山、1,898 m)、ニセコアンヌプリ(活火山、1,308 m)、昆布岳(1,045 m)、モイワ山(839 m)

河川:尻別川、真狩川、ルベシべ川、ニセコアンベツ川


ニセコ町から望む羊蹄山(2006年)

ニセコアンヌプリ(2005年)

昆布岳(2012年)

気候

日本海側気候に分類され、春から夏にかけては温暖で晴天の日が多いが、冬は北西からの季節風の影響を受けて降雪量が多く「特別豪雪地帯」に指定されている[11][12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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