目次

1 アッシリアの神としてのニスロク

2 悪魔としてのニスロク

3 参考文献

4 脚注

5 関連項目

アッシリアの神としてのニスロク

ニスロク(Nisroch)は、センナケリブに崇拝されたアッシリアの神である。旧約聖書列王記下第19章37節、イザヤ書第37章38節に名前が登場する。名前の意味は「偉大な鷲の意[1]」であるといわれ、鷲頭を持つ姿とされている。
悪魔としてのニスロク

コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』では、第二級の魔神、ベルゼビュート（ベルゼブブ）の料理長、美味による誘惑と食卓の楽しみの権威者とされている。堕天前のニスロクはエデンの園の禁断の樹の守衛を担当し、得意料理はその果実を使ったものである。[2] ジョン・ミルトンの『失楽園』にも反逆天使として登場し、権天使の長とされている。 また、ニスロクはケモス、バアル＝ペオル、メセラク、アラセクと同等視される。[3]
参考文献

旧約聖書　新共同訳

ジョン・ミルトン 『失楽園』平井正穂訳　岩波書店　1981年

コラン・ド・プランシー 『地獄の辞典』床鍋剛彦訳　講談社 1990年

ジョン・ロナー 『天使の事典―バビロニアから現代まで』鏡リュウジ訳　柏書房 1994年

グスタフ・デイヴィッドスン 『天使辞典』吉永進一訳　創元社 2004年

マルコム・ゴドウィン 『天使の世界』大瀧啓裕訳　青土社　2004年

脚注^ グスタフ・デイヴィッドスン『天使辞典』吉永進一訳　創元社 2004年
^ ジョン・ロナー『天使の事典―バビロニアから現代まで』鏡リュウジ訳　柏書房 1994年
^ グスタフ・デイヴィッドスン『天使辞典』吉永進一訳　創元社 2004年

関連項目

悪魔の一覧


更新日時:2015年10月14日(水)20:04
取得日時:2018/02/04 14:46