ニコンサロンは、株式会社ニコンが運営する写真のギャラリーである。 1968年1月13日、ニコンの創立50周年を記念し、銀座三丁目の松嶋眼鏡店3階に開設された。尚、第1回写真展は「木村伊兵衛の眼」だった。 その後、1971年6月に新宿、1974年3月には大阪に、それぞれサロンが開設されている。 2006年10月7日、それまで銀座五丁目にあった銀座ニコンサロンが銀座七丁目に移転した。移転に伴い、新たにセミナールームを兼ねたショールームが併設され、それまで浅草にあったプロサービスセンターが統合された。 2017年7月、「銀座ニコンサロン」「大阪ニコンサロン」の2会場となる。 2020年10月、「銀座ニコンサロン」「大阪ニコンサロン」を閉館し、「ニコンプラザ東京」(東京都新宿区)内に「ニコンサロン」として集約[1][2]。 毎年10月から翌年9月までの1年間に開催された全ての作品展の中から最も優れたものには伊奈信男賞が与えられる。 1998年にはニコンサロン開館30周年を記念して、35歳までの若い写真家の発表の場として、新宿ニコンサロンでJuna 21(ユーナ21)という公募展を行うことにした。翌99年より、このJuna 21での展示の中で最優秀のものに三木淳賞が与えられるようになった。 2019年から三木淳賞は年齢制限を撤廃し、対象年度においてニコンサロンで開催された、これから活躍が期待される新進作家の最も優秀な写真展に贈呈されるようになる。制作支援金として、総額300万円が授与される[3][4]。 ニコンサロン運営委員・選考委員 任期一覧[5][6][7]委員名ニコンサロン運営委員任期ニコンサロン選考委員任期
概略
賞
主な写真展
1976年 荒木経惟「わが愛・陽子」
1977年 石内都 「絶唱-横須賀ストーリー」
1977年 須田一政 風姿花伝
1978年 深瀬昌久「洋子」
1996年砂守勝巳「漂う島 とまる水」
運営委員・選考委員
木村伊兵衛1968年 - 1974年
土門拳1968年 - 1990年
伊奈信男1968年 - 1978年
三木淳1968年 - 1992年
西山清1968年 - 1983年
稲村隆正1968年 - 1989年
佐藤明1968年 - 2002年
奈良原一高1968年 - 1986年
細江英公1968年 - 1986年
横須賀功光1974年 - 1985年
森永純1974年 - 1996年
三堀家義1976年 - 1990年
山村雅昭1979年 - 1987年
渡辺義雄1982年 - 1996年
江成常夫1988年 - 2007年3月
土田ヒロミ1992年 - 2007年3月2007年4月 - 2017年3月
宮崎学1996年4月 - 2000年3月
坂田栄一郎1998年4月 - 2000年3月
大西みつぐ2000年4月 - 2007年3月
ハナブサ・リュウ2001年4月 - 2007年3月
菅洋志
伊藤俊治2003年4月 - 2007年3月2007年4月 - 2017年3月
大島洋
畠山直哉2007年4月 - 2011年3月
竹内万里子2007年4月 - 2012年6月
北島敬三
長島有里枝2013年4月 - 2020年3月31日
飯沢耕太郎2017年3月 - 2023年3月31日
今森光彦2017年3月 - 2023年3月31日
佐藤時啓2017年3月 - 2023年3月31日
小美穂
典拠管理データベース
全般
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