ニコル・ベルジェ
[Wikipedia|▼Menu]

Nicole Berger
ニコル・ベルジェ
本名Nicole Gouspeyre
[1]
別名Nicky
生年月日1934年6月12日
没年月日1967年4月13日(満32歳没)
出生地 フランス パリ
死没地 フランス オート=ノルマンディー地域圏セーヌ=マリティーム県ルーアン
国籍 フランス
職業女優
ジャンル映画演劇テレビ映画
活動期間1952年 - 1967年
活動内容1952年 映画デビュー
1954年青い麦』に抜擢
主な作品
青い麦
男の子の名前はみんなパトリックっていうの
表示

画像外部リンク
1954年撮影 (Dimitri Kessel)
Nicole Berger
LIFE Image

ニコル・ベルジェ(ニコール-、Nicole Berger、1934年6月12日[2] - 1967年4月13日)は、フランス女優である。本名はニコル・グースペール(Nicole Gouspeyre)[1]
目次

1 人物・来歴

2 フィルモグラフィ

3 註

4 外部リンク


人物・来歴

1934年(昭和9年)6月12日、フランスの首都パリで生まれる。

映画界にデビューする前に、短い期間、演劇の舞台での経験がある。

1952年(昭和27年)3月8日、17歳のときにフランスで公開されたジャック・ド・カザンブロ監督の映画『ジョスラン』で主人公の妹役で映画界にデビューした。同作では「ニッキー」名義であったが、すぐに「ニコル・ベルジェ」の芸名を得た。1954年(昭和29年)、クロード・オータン=ララ監督の『青い麦』で、主役に近いヴァンカ役に抜擢され、注目を集めた。

1957年(昭和32年)、まだ短篇映画しか撮ったことのないジャン=リュック・ゴダールが、短篇映画男の子の名前はみんなパトリックっていうの』を撮るにあたって、ベルジェをヴェロニク役に起用した。同作はゴダールの映画の仲間であるエリック・ロメールとの連作で、ロメールは翌1958年(昭和33年)、ベルジェを主役に『ヴェロニクと怠慢な生徒』を撮った。両作は、ゴダールとロメールが長篇デビューしたのちに注目され、上映された。当時俳優専業だったジャン=ピエール・モッキーの監督デビュー作『今晩おひま?』(1959年)、フランソワ・トリュフォー監督の『ピアニストを撃て』(1960年)、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ監督の『非難』(1962年)といった、ヌーヴェルヴァーグの映画作家たちの作品に、つぎつぎに出演した。

1964年(昭和39年)からは、テレビ映画出演に専念していたが、1967年(昭和42年)4月13日オート=ノルマンディー地域圏セーヌ=マリティーム県ルーアンで、交通事故で死去した。満32歳没。
フィルモグラフィ

『ジョスラン
』 Jocelyn : 監督ジャック・ド・カザンブロ、1952年 - ニッキー名義、ジョスランの妹ジュリー役

『巴里の気まぐれ娘』 Julietta : 監督マルク・アレグレ、1953年 - マルティーヌ・ヴァランドール役

青い麦』 Le ble en herbe : 監督クロード・オータン=ララ、1954年 - ヴァンカ・フェレ役

『春、秋そして愛』 Le printemps, l'automne et l'amour : 監督ジル・グランジェ、1955年 - セシリア役

『フランドルから来た娘』 Ein Madchen aus Flandern : 監督ヘルムート・カウトナー、1956年 - アンジュリーヌ・ムーニエ / アンジェル役

『おしゃべりたち』 Les indiscretes : 監督ラウール・アンドレ、1956年 - エリザベート・ランジャック役

『戦いの鐘は高らかに』 Les aventures de Till L'Espiegle : 監督ヨリス・イヴェンス / ジェラール・フィリップ、1956年 - ネール役

『緑のドレス』 L'habit vert : 監督マルセル・クラヴェンヌ、テレビ映画、1957年

『宿命』 Celui qui doit mourir : 監督ジュールス・ダッシン、1957年 - マリオリ役

男の子の名前はみんなパトリックっていうの』 Charlotte et Veronique, ou Tous les garcons s'appellent Patrick : 監督ジャン=リュック・ゴダール、1957年 - 1959年 - ヴェロニク役

『ヴェロニクと怠慢な生徒』 Veronique et son cancre : 監督エリック・ロメール、1958年 - ヴェロニク役

『人生の春』 Livets var : 監督アルネ・マットソン、1958年 - エリザ・フェルナンデス役

『すずらん祭』 Premier mai : 監督ルイス・サスラフスキー、1958年 - アニー・シャポワ役

『夜の娘たち』 Les filles de nuit : 監督モーリス・クロシュ、1958年 - ネダ役

『可愛い悪魔』 En cas de malheur : 監督クロード・オータン=ララ、1958年 - ジャニーヌ(イヴェットの親友)役

今晩おひま?』 Les dragueurs : 監督ジャン=ピエール・モッキー、1959年 - フランソワーズ役

『カメラは時間を探る』 La camera explore le temps : テレビ映画ミニシリーズ

『ケーニヒスマルクの最後の夜』 La derniere nuit de Koenigsmark : 監督ステリオ・ロレンツィ、1959年 - ソフィ・ドロテ・ド・アノーヴル役


『野心』 L'ambitieuse : 監督イヴ・アレグレ、1959年 - クレール・ランクール役

『シドニー・ストリートの包囲戦』 The Siege of Sidney Street : 監督モンティ・バーマン、1960年 - サラ役

ピアニストを撃て』 Tirez sur le pianiste : 監督フランソワ・トリュフォー、1960年 - テレーズ・サロワイヤン役

『愛を語る機械』 La machine a parler d'amour : 監督セバスチャン・ジャプリゾ、1961年 - 若い娘役

『嬰児たちの殺戮』 Le massacre des innocents : 監督ロラン=ベルナール、テレビ映画、1961年 - ローズ役

『非難』 La denonciation : 監督ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ、1962年 - エレノール・ジェルマン役

『ある殺人について』 A propos d'un meurtre : 監督クリスチャン・ルデュー、1963年

『めんどりの肉』 Chair de poule : 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ、1963年 - シモーヌ

『ドゥーシュカ』 Douchka : 監督マルコ・ド・ガスティーヌ、1964年 - ナレーター

『特別な部屋』 Les cabinets particuliers : 監督アラン・ブーデ、テレビ映画、1964年 - エルネスティーヌ役

『ラ・フェルトのお嬢さん』 Mademoiselle de la Ferte : 監督ジルベール・ピノー、テレビ映画、1965年 - ディアナ役

『田舎医者セシリア』 Cecilia, medecin de campagne : 監督アンドレ・ミシェル、テレビ映画ミニシリーズ、1966年 - セシリア・ブードゥワン役(主演)

『許可』 La permission : 監督メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ、1968年 - ミリアム役

^ a b Michel Bracquart, Le Vrai Nom des stars, M.A. Editions, 18 mars 1998 ISBN 2866764633
^Nicole Berger(LES GENS DU CINEMA c)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef