ニキ・ド・サンファル
ニキ・ド・サン・ファル
Niki de Saint Phallefr
Erling Mandelmann
による肖像写真(1964年)
本名カトリーヌ・マリー=アニエス・ファル・ド・サン・ファル(Catherine Marie-Agnes Fal de Saint Phalle)
誕生日 (1930-10-29) 1930年10月29日
出生地 フランス共和国、ヌイイ=シュル=セーヌ(イル=ド=フランス地域圏オー=ド=セーヌ県)
死没年2002年5月21日(2002-05-21)(71歳)
死没地 アメリカ合衆国、ラホヤ(カリフォルニア州サンディエゴ)
国籍 フランス、 アメリカ合衆国、 スイス
配偶者ハリー・マシューズ(英語版)(1949 - 1961)
ジャン・ティンゲリー(1971 - 1991年死別)
運動・動向ヌーヴォー・レアリスム
芸術分野画家、彫刻家、造形作家、映像作家
教育独学
代表作射撃絵画・彫刻(ティール)、《ナナ》シリーズ、《ホン》、《ゴーレム》、《ノアの方舟》、《ストラヴィンスキーの泉》、《太陽神》、《守護天使》、《カリフィア女王の魔法の輪》、《タロット・ガーデン》
受賞高松宮殿下記念世界文化賞(彫刻部門)
ウェブサイト ⇒nikidesaintphalle.org (en)
活動期間1953 - 2002年
影響を受けた
芸術家ピエトロ・ロレンツェッティ、シモーネ・マルティーニ、アンブロージョ・ロレンツェッティ、バルトロ・ディ・フレディ(イタリア語版)、サセッタ(特にシエナ派)、パウル・クレー、フェルナン・レジェ、アンリ・ルソー、パブロ・ピカソ、ジャン・フォートリエ、ジャン・デュビュッフェ、ウィレム・デ・クーニング、ジャクソン・ポロック、ヴォルス、ジャン=ポール・リオペル(フランス語版)、ジョアン・ミッチェル(英語版)、ロバート・ラウシェンバーグ(特に抽象表現主義)、アントニ・ガウディ(グエル公園)、フェルディナン・シュヴァル(シュヴァルの理想宮)、アメリカ先住民・メソアメリカの文化、歴史、神話・伝説
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ニキ・ド・サン・ファル(Niki de Saint Phalle、1930年10月29日 - 2002年5月21日)は、フランスの画家、彫刻家、造形作家、映像作家。本名はカトリーヌ・マリー=アニエス・ファル・ド・サン・ファル(Catherine Marie-Agnes Fal de Saint Phalle)。
ファッション・モデルとして活躍した後、アートセラピーとして絵を描き始め、芸術表現による自己解放として射撃絵画を制作。挑発的・攻撃的な作品、特に社会における女性の役割を批判的に表現する作品(主にアサンブラージュ)から、やがて、女性性を肯定・強調する《ナナ》シリーズへと転じた。ストックホルム近代美術館の企画として制作した巨大なナナ像の《ホン》が大きな成功を収めて以来、《ナナ》やモンスター、神話・伝説に基づく鳥、蛇などをモチーフにした大規模な彫刻作品《ゴーレム》、《ノアの方舟》、《ストラヴィンスキーの泉》、《太陽神》、《守護天使》、《カリフィア女王の魔法の輪》などを次々と発表。1998年に、トスカーナ(イタリア)で20年以上かけて制作・造園した彫刻庭園《タロット・ガーデン》が完成。2000年に高松宮殿下記念世界文化賞(彫刻部門)を受賞。同年から亡くなる2002年まで、シュプレンゲル美術館(英語版)(ハノーファー、ドイツ)とニース近現代美術館(フランス語版)(フランス)に多くの作品を寄贈した。映像作品として《ダディー》、《夜より長い夢》がある。
生涯
背景ニキ・ド・サン・ファルは、1930年10月29日、アンドレ・マリー・ファル・ド・サン・ファル(1906-1967)とジャンヌ・ジャクリーヌ・マルグリット(旧姓ハーパー、1908-1978)の第2子カトリーヌ・マリー=アニエス・ファル・ド・サン・ファルとして、パリ近郊のヌイイ=シュル=セーヌで生まれた[1][2]。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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