ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語
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ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語
The Narrative of Arthur Gordon Pym of Nantucket
初版の複製
作者エドガー・アラン・ポー
アメリカ合衆国
言語英語
ジャンル長編小説冒険小説
初出情報
初出1837年
刊本情報
出版元ハーパー&ブラザーズ
出版年月日1838年7月
日本語訳
訳者大西尹明
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『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』(ナンタケットとうしゅっしんのアーサー・ゴードン・ピムのものがたり、The Narrative of Arthur Gordon Pym of Nantucket )は、1838年に刊行されたエドガー・アラン・ポー冒険小説。「ゴードン・ピムの冒険」等の日本語タイトルもある。ポー唯一の長篇小説だが、未完とも取れるようなあいまいな結末を持つ。1890年代にはジュール・ヴェルヌが(『氷のスフィンクス』)、1990年代にはルーディ・ラッカーが(『空洞地球』)それぞれ続編ないし解決編を書いている。

この作品にはカニバリズムが出てくるが、大岡昇平は代表作『野火』の中で、この作品が全体のワクになっていると書いている[1]
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主人公アーサー・ゴードン・ピムが密航した捕鯨船で船員の反乱が起こり、更に暴風雨に遭遇して遭難、漂流する。生き残ったピムらはジェイン号に救出されたものの、そのまま南極探検に向かうことになる。しかしジェイン号乗組員のほとんどは、白いものを異常に恐がる原住民によって全滅する。からくも脱出したピムは、南の果てで不思議なものを目撃する。
登場人物

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実際の事件

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作中では、リチャード・パーカーを三人が食べる場面があるが、この作品が発表された46年後に、ある船が遭難し、生きるためにリチャード・パーカーという同姓同名の男が食べられる事件(ミニョネット号事件)が発生した[2]。裁判で実際の船員たちがポーの小説を読んでいてそれを再現したのではという嫌疑がかったが、船員たちは識字レベルが低く、エドガー・アラン・ポーの存在すら知らなかったとのべている[3]
日本語訳

大西尹明

「ゴードン・ピムの冒険」 - 『世界大ロマン全集16』(東京創元社、1957年)に収録

「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」 - 『ポオ小説全集2』(創元推理文庫、1974年)に収録


高松雄一訳「ナンタケット生まれのアーサー・ゴードン・ピムの物語」 - 『世界文学全集 14』(講談社、1969年)に収録

などの日本語訳がある。
関連項目

地球空洞説

ナンタケット (マサチューセッツ州) - 主人公の出身地。

ベンジャミン・モレル - アメリカ人探検家。その航海記が本作の参考文献として用いられた。

狂気の山脈にて - ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの小説。本作に影響を受けて執筆されており、設定の一部が取り込まれている。

A Strange Discovery - Charles Romeyn Dakeによる続編的作品。

脚注
注釈
出典^ 渡辺利雄『アメリカ文学に触発された日本の小説』(研究社2014年)pp.1-26。


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