ナンシー・ペロシの台湾訪問
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

このページ名「ナンシー・ペロシの台湾訪問」は暫定的なものです。
議論はノートを参照してください。(2022年8月)

ナンシー・ペロシの台湾訪問ナンシー・ペロシ(左)と蔡英文(右)による会談後の記者会見
日付2022年8月2日 ? 3日 (2022-08-02 ? 2022-08-03)
場所 台湾
関係者

アメリカ合衆国 ナンシー・ペロシ

台湾 蔡英文

ナンシー・ペロシの台湾訪問(ナンシー・ペロシのたいわんほうもん)では、2022年8月2日から3日にかけて行われたナンシー・ペロシによる中華民国訪問およびその反応、訪問に起因した台湾周辺での軍事的緊張の高まりを述べる。以下、特記なき場合は、台湾訪問を「訪台」、中華民国を台湾、中華人民共和国を中国と表記する。
訪問の背景
ペロシについて

訪台時点でナンシー・ペロシ民主党)は、アメリカ合衆国下院議長を務めており、「事実上の“ナンバー3”のポジション」にある[1]。言い換えれば、「大統領権限を継承する順位が副大統領に次ぐ2位」の立場である[2]。対中強硬派として知られ、六四天安門事件の2年後には、実際の天安門広場で「中国の民主主義のために犠牲となった人たちへ」と書いた横断幕を掲げている[1][3]
1997年の下院議長訪問

1997年、当時下院議長だったニュート・ギングリッチ共和党)が訪台している。しかしながら、1997年の訪台と今回の訪台について、オバマ政権のアジア政策を請け負ったジェフリー・ベイダーは「当時のギングリッチ議長は野党・共和党の議員で、民主党のクリントン政権とは同一視されなかった。さらにギングリッチ議長は台湾とともに中国も訪問し、米中関係の重要性もあわせて強調しており、中国の反発の度合いは今回のペロシ議長の訪問のほうがより深刻だ」と述べている[2]
台湾訪問
訪問までの流れ

ペロシは、1日よりアジア歴訪を開始した。2日にマレーシアより台湾へ出発した。その際の航路は、中国軍の活動が活発化している南シナ海を避け、遠回りとなる形でフィリピン領空から北(台湾)へ向かうものであった[4]
ペロシの動き

2日夜、台北松山空港に到着直後[3]、ペロシと議会代表団が声明を発表し、訪台について「台湾の活力ある民主主義を支援するという、アメリカの揺るぎない関与を示すものだ」と説明した[1]

3日、立法院を訪問し、「米国の議会では党派を超えて台湾を支持している。これからは互いの交流を深めていきたい」と話した[5]。また、台湾を「世界有数の自由な社会」と形容した[6]

同日11時半ごろ(日本時間)より[7]総統府で総統の蔡英文と会談した[5]。蔡は、ペロシを台湾とアメリカの友好関係を促進したとたたえ勲章を授与した上で、「ペロシ議長は台湾の最も揺るぎない友人」「台湾の民主主義の発展に関心を持ち続け、長期にわたって国際社会への参加を支持してくれていることに心から感謝する」などと述べた。また、中国を念頭に「民主主義の台湾が侵略されればインド太平洋地域全体の安全にとって大きな衝撃となる」「エスカレートし続ける軍事的な威嚇に対して台湾は退くことなく、民主主義の防衛ラインを堅く守り抜く」と強調した。ペロシは「世界は今、民主主義と専制主義のどちらを選ぶのか迫られている」「台湾と世界の民主主義を守るためのアメリカの決意は揺らぐことはない」と述べた[7]。また、台湾で最高位の勲章である特種大綬卿雲勲章(中国語版)を授与された[8]。午後にはウーアルカイシウイグル族)、李明哲[注 1]、林栄基ら中国もしくは台湾の人権活動家と面会した[5]

3日午後7時頃(日本時間)、台湾を発つ。その後、大韓民国日本を訪問した[9]
中華民国の反応4日公開の蔡英文によるビデオメッセージ。
軍事的警戒

台湾の防空識別圏へ中国軍機が進入するなど、中国による軍事的示威活動が強まったため、2日から4日正午までを「戦備強化期間」とし、警戒に努めている[5]
サイバー攻撃への対応

中華民国総統府のサイトが、国外よりDDoS攻撃を受けた。サイトは約20分後に復旧している[9]
民間

ペロシの到着直後、超高層ビル台北101に、「アメリカと台湾の友好は永遠」「ありがとう、ペロシ下院議長、台湾へようこそ」といった歓迎のメッセージが映し出された[5]。ペロシの乗る車列に歓声が上がる様子も確認された[10]。また、ペロシが泊まるホテルの前で、星条旗などを持つ人々が集まり、ペロシを支持した。一方で親中派は、その近くで「台湾から出ていけ」などと書いたプラカードを掲げた[5]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:47 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef