ナミヤ雑貨店の奇蹟
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この項目では、東野圭吾の長編小説について説明しています。2017年9月公開の日本映画については「ナミヤ雑貨店の奇蹟 (映画)」を、2018年10月公開の映画については「ナミヤ雑貨店の奇蹟 再生」をご覧ください。

ナミヤ雑貨店の奇蹟
著者東野圭吾
発行日2012年3月28日
発行元角川書店
ジャンルミステリファンタジー
日本
言語日本語
形態四六判
ページ数385
公式サイト ⇒www.kadokawa.co.jp
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ISBN 978-4-04-101451-6文庫

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『ナミヤ雑貨店の奇跡』(ナミヤざっかてんのきせき)は、東野圭吾長編小説2011年4月号から2011年12月号まで角川書店の月刊誌『小説 野性時代』に連載され、2012年3月28日に角川書店より単行本が出版された。第7回中央公論文芸賞受賞作品。2014年11月22日には角川文庫版が、2017年9月15日には角川つばさ文庫版が刊行された。

2013年2016年、2017年に舞台化。2017年には日本と中国でそれぞれ映画化された[1][2]
あらすじ
第一章 回答は牛乳箱に

コソ泥をして逃亡中の敦也・翔太・幸平は突然盗んだ車が動かなくなり、仕方なく以前翔太が見つけた廃屋「ナミヤ雑貨店」に逃げ込み夜が明けるのを待つことに。三人が店を物色していると、突然シャッターにある郵便口に手紙が投げ込まれる。手紙を開けるとそこには、月のウサギと名乗る者からの悩み相談が書かれていた。店に残っていた雑誌によると、ナミヤ雑貨店はかつて店主が投函された相談に一生懸命答えてくれる事で有名だった。敦也は放っておこうというが、翔太と幸平はこんな機会でないと人の相談に乗れないと返事を書く事を決意する。
第二章 夜更けにハーモニカを

ミュージシャンを目指す克郎は、慰問演奏で児童養護施設「丸光園」を訪れた。子供達は演奏を楽しく聞いてくれていたが、その中に一人だけ克郎を見ようとしない女の子が居た。克郎はその子を喜ばそうと様々な曲を演奏するが、全く効果はなかった。音楽に興味がないんだと諦め演奏会の終わりに必ず演奏する自分のオリジナル曲を演奏すると突然女の子は興味を示し、克郎に話しかけてきた。
第三章 シビックで朝まで

貴之は父親の雄治が運営するナミヤ雑貨店を訪れ、店を畳んで二世帯同居をしようと持ち掛ける。しかし雄治は悩み相談に答える事を生きがいにしており、いつもその話に聞く耳を持とうとしなかった。だが突然、雄治が潮時だと言って店を畳んで貴之と同居すると言い出す。
第四章 黙祷はビートルズで

浩介は事故で急死した従兄の遺品であるビートルズレコードを譲り受け、それをキッカケにビートルズのファンになる。裕福な家庭だったので部屋には最新型のアンプスピーカーが置かれ、友人達にビートルズを聞かせたりしていた。そんなある日、友人からビートルズ解散の話を聞かされる。
第五章 空の上から祈りを

夜明けまで一時間となった時、新たに手紙が投函される。迷える子犬と名乗る十九歳の女性から、OLを辞めて水商売に専念したいので如何すれば良いかという物だった。敦也・翔太・幸平の三人は軽い女子だと決めつけ返信を書くが、その後の返信で迷える子犬が詳しい事情を告げると三人の考えは一変する。
登場人物
敦也(あつや)
三人の中でリーダー的存在。
翔太(しょうた)
小柄で、顔にまだ少年っぽさが残っている。
幸平(こうへい)
大柄で、気が弱い。
月のウサギ
第一章に出てくる相談者。ある競技でオリンピック代表候補になっているが恋人が癌になってしまい、如何すれば良いのかと相談してきた。
松岡 克郎(まつおか かつろう)
第二章に出てくる相談者。ミュージシャンを目指しているが芽が出ず、夢を追い続けるか実家の魚屋を継ぐかで迷い「魚屋ミュージシャン」と言う名でナミヤ雑貨店に手紙を出す。
和久 浩介(わく こうすけ)
第四章に出てくる相談者。ビートルズのファンで、ある悩みを相談する為「ポール・レノン」と言う名でナミヤ雑貨店に手紙を出す。
武藤 晴美(むとう はるみ)
第五章に出てくる相談者。昼は腰掛けOL・夜は水商売をしている。自立した生活を目指しており、穏健な形で会社を辞める方法がないかと「迷える子犬」と言う名でナミヤ雑貨店に手紙を出す。
浪矢 雄治(なみや ゆうじ)
ナミヤ雑貨店店主。妻が亡くなった事で元気を無くしていたが、冗談がキッカケで始まった悩み相談に答える事を生きがいにしている。
浪矢 貴之(なみや たかゆき)
浪矢雄治の息子。店の運営を心配し、雄治に同居を提案する。
舞台
2013年版

2013年5月11日から6月2日までサンシャイン劇場6月9日から16日まで新神戸オリエンタル劇場で、演劇集団キャラメルボックスによって上演された[3]。脚本・演出は成井豊。一部ダブルキャスト。

上演されたのは「夜明けにハーモニカ」「シビックで朝まで」「空の上から祈りを」の3編で、時間の都合上「回答は牛乳箱に」と「黙?はビートルズで」はカットされた[4]。それに伴い、本来その編では出てこないはずの人物が出てきたりなどの変更がある。また、翔太が翔子、皆月良和が皆月良子と性別が変更された。
キャスト(2013年版)

桐生 敦也 -
多田直人

太田 翔子 - 渡邊安理

伊勢崎 幸平 - 筒井俊作

松岡 克郎 / 浪矢 敏則(貴之の息子) / 小塚 繁和 - 畑中智行

松岡 健夫 / 安中 玄太(百点小僧) / 外嶋 英輔(リトルドッグ専務) - 左東広之

松岡 加奈子 / 浪矢 頼子 / 武藤 晴美 - 岡田さつき

松岡 栄美子 / 川辺 若菜(川辺ミドリの娘) / 小塚 公子 - 林貴子

松岡 重造(克郎の叔父) / 浪矢 駿吾 / 富岡 信二 - 鈴木秀明 / 毛塚陽介

皆月 良子 / 川辺 ミドリ - 前田綾

水原 セリ / 皆月 暁子 - 原田樹里

館林 寛子(皆月家女中) / 水原 タツユキ / 田村 秀代 - 笹川亜矢奈 / 小林春世

沼田 静人(皆月家使者) / 浪矢 貴之 / 苅谷 創一(副館長) - 阿部丈二


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