ナマケグマ
ナマケグマ Melursus ursinus
保全状況評価[1][2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書I
分類
ナマケグマ(懶熊[3]、学名: Melursus ursinus)は、哺乳綱ネコ目(食肉目)クマ科ナマケグマ属に分類されるクマ[4]。本種のみでナマケグマ属を構成する。 体長140-190センチメートル[6][7][8]。尾長10-12.5センチメートル[8]。肩高60-92センチメートル[6][7]。体重オス80-145キログラム、メス55-90キログラム[8]。頭部は大型[7]。全身は長い体毛で被われる[6][7]。毛衣は黒いが、褐色や灰色の体毛が混じったり赤褐色の個体もいる[5][6]。胸部にアルファベットの「U」や「Y」字状の白や黄色、赤褐色などの斑紋が入る[6][7]。頭骨 眼や耳介は小型[7]。鼻孔は閉じる事ができる[5][6]。鼻面は長い[5][7]。唇は突出し体毛がなく、吻端も含めて可動性は大きい[6]。上顎の門歯は左右に2本ずつで上顎中央部に門歯がなく、これによりシロアリを吸いこむのに適している[5][6][7][8]。前肢は内側へ向かい、後肢は短い[7]。指趾には湾曲した白く長い爪が生える[7]。 草原、有刺植物からなる低木林、湿度の高い常緑樹林などに生息する[7]。夜行性[6][7]。
分布
M. u. ursinus
インド、ネパール、バングラデシュ、ブータン[5][6][7][8]
M. u. inornatus
スリランカ[6][8]
形態
分類
Melursus ursinus ursinus (Shaw, 1791)
Melursus ursinus inornatus Pucheran, 1855
生態