ナフプリオ
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ナフプリオ
Να?πλιο

パラミディ要塞からの市街眺望

所在地
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座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度34分 東経22度48分 / 北緯37.567度 東経22.800度 / 37.567; 22.800座標: 北緯37度34分 東経22度48分 / 北緯37.567度 東経22.800度 / 37.567; 22.800
域内の位置
行政
国: ギリシャ
地方:ペロポネソス
:アルゴリダ県
人口統計 (2001年)
ディモス
 - 人口:33,406 人
 - 面積:387.8 km2
 - 人口密度:86 人/km2
旧自治体
 - 人口:16,885 人
 - 面積:33.6 km2
 - 人口密度:503 人/km2
キノティタ
 - 人口:13,822 人
その他
標準時:EET/EEST (UTC+2/3)
郵便番号:211 00
市外局番:2752

ナフプリオ(ギリシア語: Να?πλιο / Nafplio) または ナフプリオン(カサレヴサ: Να?πλιον / Nafplion)は、ギリシャ共和国ペロポネソス地方にある都市で、その周辺地域を含む基礎自治体ディモス)。アルゴリダ県の県都である。

ペロポネソス半島北東部に位置し、古代以来の歴史を持つ港湾都市である。ギリシャ独立戦争中の1829年からギリシャ王国建国直後の1834年まではギリシャの首都が置かれた。しばしば、「近代ギリシャ最初の首都」として言及される[1]
名称

この都市の名は、アルゴスに対する「新しい市」に由来する[1]古代ギリシャ語では ナウプリア(Ναυπλ?α / Nauplia)と呼ばれており、ラテン語でも同様(Nauplia)であった。イオニア方言ではナウプリエー(Ναυπλιη / Naupli?)と呼ばれていた。

東ローマ帝国時代のギリシャ語(中世ギリシャ語)では、ナウプリオン(Να?πλιον / Nauplion)、アナプリオン(?ν?πλιον / Anaplion)、アナプリア(?ν?πλια / Anaplia)のほか、いくつかのバリエーションで呼ばれていた。イタリア語ではかつてナポリ(Napoli)もしくはナポリ・ディ・ロマーニア(Napoli di Romania)の名で知られていた。「ロマーニア」(Romania)は東ローマ帝国の領土を指す用法である。

オスマン帝国時代のトルコ語の名称は Mora Yeni?ehri で、これはペロポネソス半島を指す「モレア」と、「新しい都市」(new city)を意味する "yeni ?ehir" を合わせたものである。

近代ギリシャでは、この町はナフプリオと呼ばれ、カサレヴサでナフプリオンと記される。英語では Nafplion, Navplion, Nauplia といった転記が用いられている。
地理
位置・広がり・地勢

ナフプリオの街(Να?πλιο)は、首都アテネの南西約90km、州都トリポリの東約40kmに位置しており、西北方向に10km隔てて県内最大の都市アルゴス(人口約2万5000人)がある。

ペロポネソス半島が抱えるエーゲ海の湾の一つ・アルゴリコス湾(英語版)の奥(北東部)に位置する港湾都市であり、湾に向かってまっすぐ西へ突き出した半島部の丘陵上に最も古い城塞都市・アクロナウプリア (Acronauplia) がある。半島北側のナフプリオ港は天然の良港となっており、さらに防波堤によって守られている。市街地(旧市街)のある半島部と本土側はかつては湿地帯によって隔てられていたが、1970年代から埋め立て事業が行われ、市街地はほぼ2倍に広がった。

ナフプリオンの半島の付け根の南側には標高216mの山がそびえており、17世紀終わりにこの町を支配したヴェネツィア人たちが築いたパラミディ要塞 (Palamidi) が市街を見下ろしている。また、ナフプリオの西北沖にはブルジイ島 (Bourtzi (Nafplio)) があり、中世の要塞が残っている。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

パラミディ要塞から眺めたアクロナウプリア

市街から見るパラミディ要塞

パラミディ要塞から眺めたブルジイ島

自治体としてのナフプリオ市(Δ?μο? Ναυπλι?ων)は387.8 km2の広がりを持ち、アルゴリコス湾沿岸部一帯から北東部の1000mを越える山岳部まで含む。
主要な都市・集落

ナフプリオ市に含まれる人口1000人以上の集落は以下の通り。

ナフプリオ(Να?πλιο : ナフプリオ地区) - 13.822人

トロ(Τολ? : アシニ地区) - 1.986人

アリア(?ρια : ナフプリオン地区) - 1.981人

ドレパノ(Δρ?πανο : アシニ地区) - 1.338人

アヤ・トリアダ(Αγ?α Τρι?δα : ミデア地区) - 1.267人

ネア・ティリンタ(Ν?α Τ?ρυνθα : ネア・ティリンタ地区) - 1.251人

アシニ(Ασ?νη : アシニ地区) - 1.064人

アイオス・アドリアノス(?γιο? Αδριαν?? : ネア・ティリンタ地区) - 1.020人


トロ

ドレパノ

歴史
古代

ナフプリオは古代アルゴスの外港であり[1]、古くから集落が形成されていたが、現在はほとんどその跡を見ることはできない。町は歴史上たびたび要塞化が行われてきた。

古代エジプトエジプト第18王朝アメンホテプ3世紀元前13世紀)の墓碑にも、Nuplija として言及されている。アクロナウプリアの城壁は、前古典期(英語版)(紀元前7世紀 - 紀元前5世紀)にまでさかのぼる。
中世ナフプリオを描いた最古の絵図。16世紀前半のベネツィア時代を描いたもの

中世、この都市は東ローマ帝国フランク人十字軍国家)、ヴェネツィア共和国、そしてオスマン帝国によって要塞化された。

1212年第4回十字軍に際してこの町はフランス人たちによって占領され、アカイア公国に組み込まれた。1388年にヴェネツィアに売却され(ヴェネツィア領モレア、「モレア王国」)、「ナポリ・ディ・ロマニア」の名でその首都とされた。続く150年間、丘の下の市街地は拡張と要塞化を受け、アクロナウプリオにも新たな防備が加えられた。


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