ナナとカオル
[Wikipedia|▼Menu]

ナナとカオル
ジャンル
SMラブコメディ
学園漫画
青年漫画
漫画:ナナとカオル
作者甘詰留太
出版社白泉社
掲載誌ヤングアニマル嵐
ヤングアニマル
レーベルジェッツコミックス
ヤングアニマルコミックス
発表号2008年No.2 - 2009年No.11
(YA嵐)
2009年21号 - 2016年16号
(YA)
発表期間2008年1月4日 - 2016年8月12日
巻数全18巻
漫画:ナナとカオル Black Label
作者甘詰留太
出版社白泉社
掲載誌ヤングアニマル嵐
発表号2010年No.8 - 2014年No.5
発表期間2010年7月2日 - 2014年4月4日
巻数全5巻
話数全45話
漫画:ナナとカオル ?高校生のSMごっこ?
作者甘詰留太
出版社白泉社
掲載誌ハレム
発表号Vol.1(創刊号) - Vol.35
発表期間2019年11月29日 - 2021年10月29日
巻数全5巻
話数全31話
OVA
原作甘詰留太
監督岡本英樹
キャラクターデザイン渡辺敦子
アニメーション制作AIC PLUS+
発売日2011年3月29日
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『ナナとカオル』は、甘詰留太による日本漫画作品。略称は「ナナカオ」。『ヤングアニマル嵐』(白泉社)2008年No.2より連載が開始。後に同社の『ヤングアニマル』に移籍し2008年No.23より読みきりで掲載され、2009年21号から2016年16号まで連載された。

移籍後、『ヤングアニマル嵐』で『ぶらガール』の連載が開始されたが、2010年No.7にて終了し、ナナとカオルの高校3年生の夏休みが描かれた『ナナとカオル Black Label [ブラックレーベル]』が同年No.8から2014年No.5まで連載された。続編の『ナナとカオル ?高校生のSMごっこ?』が、同社が2019年11月29日に創刊した電子雑誌『ハレム』にて、Vol.1(創刊号)からVol.35まで連載された。単行本は『ナナとカオル Last Year』のタイトルで刊行。2020年7月時点でシリーズ累計発行部数は240万部を突破している[1]

「ステップアップSMラブコメディ (STEP UP“SM”LOVE COMEDY)」と銘打っており、「高校生同士のSMプレイ」が本筋の青年向け漫画(SM漫画)だが、直接的な性行為の描写はなく、初々しいピュアな純愛模様も描かれている。橘満子やグラビア等の全裸ヌード・乳首等は描かれるが、千草奈々や館涼子の全裸ヌード・乳首等は決して描かれない(乳輪までは描かれている)。

2012年9月28日発売の、「リニューアル+α版 甘詰留太短編集『きっとすべてがうまくいく』」(.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-592-14430-4)に「ナナとカオル(描きおろしショート)」が掲載されている。

2011年にはアニメ化および実写映画化がなされた。
あらすじ

高校のヒロインの千草奈々とダメ生徒の杉村薫は、マンションが隣同士の幼馴染。カオルは趣味のSMの妄想に明け暮れていたが、そんなある日、ナナがふとしたことでカオルのコレクションのボンデージ衣装を着てしまう。それをきっかけにナナとカオルの秘密の「息抜き」が始まった。
登場人物

登場人物の名前(姓)は、官能小説作家の名前から取られている[2]
杉村 薫(すぎむら かおる)/ カオル
- 間島淳司17歳 桜溝高校2年生。本作の主人公。桜溝高校では補習・留年ギリギリの生徒が集まるF組所属で、冴えない日々を送る。趣味はSMの妄想で、その系統のグッズを多々持っている。緊張すると吃る癖がある。背は低い不細工な男で、顔は「潰れガエル」と馬鹿にされている。あだ名は「キモムラ」。手先は器用で、裁縫や料理が得意。ナナのことが好きだが、ナナとの差を卑屈なほどに諦観し、好意をひた隠しにしており学校では会話もろくにしない。ナナとのプレイでは、準備には万全を尽くし、ナナを想うあまりS役に徹しきれないことも多い。名前のモデルは杉村春也[3]
千草 奈々(ちぐさ なな) / ナナ
声 - 水原薫17歳 桜溝高校2年生。本作のヒロイン。スタイル抜群の美少女。桜溝高校では、成績優秀な生徒たちが集まる特進クラスのA組所属で、東大に合格し弁護士になることを目指している。生徒会では副会長を務め、陸上部ではエース。人当たりも良く後輩から慕われている。いわゆる「いい子」だが、実際は不器用かつ真面目で正義感が強すぎる面があり、人の頼みを断れずストレスを貯めやすい。カオルのことが好きだが無自覚。ボンデージの騒動で行き詰まっていた勉強がはかどったため、以降はカオルに息抜きとしてソフトなSMプレイを頼むようになった。普段は体験できない被虐行為の快感と、誰にも見せられない自分の弱い部分をカオルに見せられる安堵感を味わっていく。名前のモデルは千草忠夫[3]
館 涼子(たち りょうこ)
声 - 高森奈津美17歳 白鳥女子学院高等部2年生。本作でのカオルのもう1人のパートナー。肌は浅黒く、一人称は「ボク」。陸上部に所属し、「独り七種(ヘプタスロン)」を主にやっている。以前大会でナナに負けている。登場当初は、SMについて批判的な考えを持っていたが、ナナとカオルの「息抜き」に、自身も参加するようになる。カオルへの依存を求める面が強いナナとは違い、スポーツ的・ゲーム感覚のスリルを求めている。名前のモデルは館淳一[3]
桜溝高校
睦月 ユカリ(むつき ユカリ)
声 -
赤ア千夏桜溝高校2年生。生徒会では、会計を務めている。ナナの親友で同じく特進クラスのA組所属。矢神のことが好き。カオルのことは「キモムラ」と呼び、完全に見下している。名前のモデルは睦月影郎[3]
矢神 浩史(やがみ ひろし)
声 - 甘詰留太(OAD版) / 前野智昭(ドラマCD版)桜溝高校2年生。生徒会長。ナナに想いを抱いている。一見真面目であるが、その実幼いころから姉の喜久子に振り回されており、優等生としての一面や東大と言う進路も姉を初めとした家族に半ば強制されたもので、実際は年相応にエロにも興味のある普通の少年である。当初はカオルと互いに反目しあっていたが、秘蔵のAVを姉の策略によって捨てられ川原で落ち込んでいた際に同じく首輪を母に捨てられたカオルと会い、利害が一致したために和解して互いによき理解者となる。名前のモデルは矢神朧[3]
矢神 喜久子(やがみ きくこ)
声 - 米澤円桜溝高校3年生。前生徒会長にして浩史の姉。ナナにとっては憧れの先輩だが、弟の浩史からは「外面だけいい性悪女」などと(直接面と向かって意見できないため)内心で思われている。これは、過去に弟に対する理不尽な仕打ちをした挙句振り回したことからによるものであった。ナナのカオルに対する想いをいち早く見抜いており、弟の浩史に対して「脈は殆ど無い」と忠告している。
堂本(どうもと)
声 - 内匠靖明桜溝高校2年生。カオルの悪友。そばかすがある。名前のモデルは堂本烈[3]
星野(ほしの)
声 - 松本忍桜溝高校2年生。カオルの悪友。肥満体型。名前のモデルは星野ぴあす[3]
川上先生
声 - 山川琴美桜溝高校教師。ナナの担任。進路相談の時、ナナに「息抜き」をすることを勧める。このことが後のナナに影響を与える。
その他
杉村 和香(すぎむら わか)
声 -
斉藤貴美子カオルの母。夜勤、泊り込みのある職に就いており、女手一つでカオルを育てている。息子の部屋にノックせずに入る癖があり、たびたびエッチな本やSMグッズを隠蔽あるいは処分されることから、カオルは鬱陶しがっている。
千草 しのぶ(ちぐさ しのぶ)
声 - 槙口みきナナの母。キャリア組の警察官で、警備部長を務める。離婚しており、女手ひとつでナナを育てているが仕事が忙しく家を空けていることが多い。料理が苦手。
橘 満子(たちばな みつこ)
声 - 原田ひとみカオル行きつけのアダルトグッズショップ『Fun Love』の店長。年齢は30歳ごろ。美人だが、SMグッズ・プレイに関しては熱く語る。 東京大学文学部出身、日本史専攻(明治以降の文化風俗が専門)。実は更科のSMのパートナーであり、首筋に“SS”と彼女の体の所有者・更科のイニシャルのタトゥーが施され、乳首にはピアス、そして下腹部の何処かにもピアッシング済みである。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:64 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef