ナットウエスト・グループ
NatWest Group plcエディンバラの本店
種類株式会社
市場情報LSE: NWG
ナットウエスト・グループ(英: NatWest Group plc[2])は、イギリス・スコットランド・エディンバラに本拠を置く金融持株会社。イギリス政府が株式の約6割を保有する[1]。ロンドン証券取引所およびニューヨーク証券取引所に株式を上場している(LSE: NWG、NYSE: NWG)。 1969年に、National Commercial Bank of Scotland(スコットランド国立商業銀行)とロイヤルバンク・オブ・スコットランドの経営統合により設立された持株会社が起源となる。この持株会社は1979年7月にThe Royal Bank of Scotland Groupに改称した[3]。1990年代後半、イギリスの金融機関に再編の機運が高まると、1999年にナショナル・ウエストミンスター銀行に対する敵対的買収を仕掛け[4]、2000年に買収が成立し傘下に加えた[5]。 世界最大級の金融機関を目指したものの、世界金融危機に伴い経営危機に陥ると2008年から公的資金が投入され、以後は株式の過半数をイギリス政府設立の投資会社(UK Government Investments)が保有するなか[1]、規模縮小を中心とする事業再編が続いた。2012年にイギリスの大手保険グループのダイレクトライン保険グループを売却[6](全株式売却は2014年[7])、2015年にアメリカ合衆国のCitizens Financial Groupの全株式を売却した[8]。 2020年2月に社名変更を発表[9]、同年7月現在の社名となった[10]。
傘下企業
ナショナル・ウエストミンスター銀行
ロイヤルバンク・オブ・スコットランド
アルスター銀行
Coutts(英語版)
Adam and Company(英語版)
Child & Co.(英語版)
Drummonds Bank(英語版)
Holt's Military Banking(英語版)
Isle of Man Bank(英語版)
Lombard North Central(英語版)
RBS International(英語版)
ナットウエスト・マーケッツ(英語版)
日本では「ナットウエスト・マーケッツ証券会社」として事業展開。
FreeAgent(英語版)
沿革
脚注[脚注の使い方]
出典^ a b c “Equity ownership statistics
^ “NATWEST GROUP PLC ? Overview (free company information from Companies House)”. beta.companieshouse.gov.uk. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
^ “Supplement to programme memorandum” (PDF) (英語). アイルランド証券取引所 (2007年8月29日). 2020年10月24日閲覧。
^ “British banking Scotched” (英語). エコノミスト (1999年12月2日). 2020年10月24日閲覧。
^ “RBS finds £40m more savings in NatWest deal” (英語). インデペンデント (2000年4月20日). 2020年10月24日閲覧。
^ “Direct Line nears RBS separation” (英語). 英国放送協会 (2012年9月3日). 2020年10月24日閲覧。