ナゴヤドーム
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ナゴヤドーム
(バンテリンドーム ナゴヤ)
外観
フィールド全景
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施設データ
所在地愛知県名古屋市東区大幸南一丁目1番1号
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度11分9.52秒 東経136度56分50.33秒 / 北緯35.1859778度 東経136.9473139度 / 35.1859778; 136.9473139座標: 北緯35度11分9.52秒 東経136度56分50.33秒 / 北緯35.1859778度 東経136.9473139度 / 35.1859778; 136.9473139
起工1994年8月23日
着工:1994年8月8日
開場1997年3月12日
所有者株式会社ナゴヤドーム
グラウンド野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」
ダグアウトホーム - 一塁側
ビジター - 三塁側
照明照明灯 - 1178灯
照度 - バッテリー間:2500ルクス
内野:2000ルクス
外野:1650ルクス
建設費約405億円
設計者監修:三菱地所
設計監理:竹中工務店
建設者竹中工務店、三菱重工業共同企業体
使用チーム ? 開催試合
中日ドラゴンズ(開場 - 現在)
収容人員
36,418人(プロ野球開催時、2023年)
50,667人(アリーナ使用時最大、2023年4月1日時点)
グラウンドデータ
球場規模両翼 - 100 m (約328.1 ft)
中堅 - 122 m (約400.3 ft)
左右中間 - 116 m (約380.6 ft)
グラウンド面積 - 13,400m2
フェンス4.8 m (約15.7 ft)
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ナゴヤドームは、愛知県名古屋市東区大幸南一丁目に所在するドーム球場プロ野球セントラル・リーグ(セ・リーグ)の中日ドラゴンズ専用球場(本拠地)として使用している。

2021年からは興和命名権を取得しており、名称を「バンテリンドーム ナゴヤ」としている[1][2]

本項では、同球場を運営する企業の株式会社ナゴヤドームについても述べる。
概要

1994年8月8日より三菱重工業大幸工場の跡地で建設を着工(8月23日に起工)、1997年2月18日に完工し、同年3月12日に、同市中川区露橋にあるナゴヤ球場(旧・中日スタヂアム/中日球場)に代わる中日ドラゴンズの本拠地として開場した。

球場名はナゴヤ球場の表記に倣い、カタカナの「ナゴヤドーム」となった。これについて公式ページでは、片仮名でナゴヤを書くと八画となって縁起がいいこと、また、幅広い年代から親しまれることを願う、と説明している[3]名古屋市章に関連性を求めるナゴヤ球場職員の証言[4]も参照)。プロ野球以外では、大規模室内コンサート・イベント会場として使用されている。

略記される場合、ドーム開場後も練習場や中日二軍の本拠地として使用されているナゴヤ球場との混同を避けるため、ナゴヤ球場の略記として使われてきた「ナゴヤ」ではなく「ナゴド」「ナゴヤD」とされることが多い。ベースボール・マガジン社から刊行される雑誌では、「ナゴヤド」「ナ・ド」の表記も見られる。

2020年12月には開場以来初となる命名権(ネーミングライツ)を興和が取得した。名称は「バンテリンドーム ナゴヤ」で、契約期間は2021年1月からの5年間[1]

読売ジャイアンツ(巨人)を除くセ・リーグの各球団はナゴヤドームを苦手とする傾向があり、特に阪神タイガースは開場から2021年シーズンまでの312試合中110勝195敗と大きく負け越している。さらに当球場でノーヒットノーランを二度献上しているのも阪神である。このためスポーツ新聞ではしばしば「鬼門」と表現されることもある[5]

愛知県・名古屋市を始めとした中部地方の自治体や出先機関、地元マスメディアなどでは面積体積を換算する慣用単位として「ナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)○個分」という表現が用いられる場合がある[6][7][8][9][10][11]。「東京ドーム (単位)」も参照
施設概要
施設データ
建物全体


敷地面積:104,447m2

建築面積:48,169m2

延床面積:119,445m2

階数:地上6階(一部中2階)

高さ:地上66.9m

直径:屋根外形230m、ラチス部分183.6m

フィールド


両翼:100m

中堅:122m

左右中間:116m

グラウンド面積:13,400m2

外野フェンスの高さ:4.8m

内外野:縮毛ロングパイル
人工芝ミズノ製MS Craft Baseball Turf[12]

天井最高点:グラウンド面より64.3m

スタンド


収容人数:40,500人(下段席:約26,500席・中段席:約2,000席・上段席:約10,000席・立見:約2,000席、内野席:約27,600席・外野席:約12,380席・レストラン等:約520席)

プロ野球開催時収容人数:36,370人(立見と外野席バックスクリーン部分を除いた数値)

車椅子席:24席(一塁側3Fに10席、三塁側3Fにグループボックスと合わせて14席)


スコアボード


三菱電機オーロラビジョン4基(呼称はメインは「106ビジョン」[注 1]とされる)

大きさ:メインは縦9.92m×横35.52mのビジョンを3つ並べ、横は合計106.56m[注 2]となる。サブは縦4.2m×横15.12m。

照明


LED照明発光ダイオード):690灯(フィールド照明:570灯、空間照明:48灯、観客席照明24灯、停電時の補助照明48灯)

プロ野球開催時:バッテリー間2,500ルクス、内野2,000ルクス、外野1,650ルクス

2018年、開場以来初めて照明装置を更新した。すべてをLED照明に変更し、設置台数も削減。明るさはこれまでと同じだが、消費電力およびCO2排出量は約60%削減された。

2017年までは、より天然に近い色にするため高演色メタルハライドランプを使用していた。これは野球におけるボールの見え方を重視して設計されたものである。フィールド照明1058灯、空間照明48灯、観客席照明24灯、停電時の補助照明48灯。プロ野球開催時には780灯点灯していた。


フルカラーLED投光器:102灯

フィールド一塁内野スタンドからのフィールド

両翼100m、中堅122m、左右中間116mと、日本国内で近年に建設されているプロ用の野球場としては一般的な大きさである。他のセ・リーグの本拠地球場に比べ、その広さと外野フェンスの高さによってホームラン(本塁打)が出にくいとされる[13]。実際、ナゴヤドーム移転後に2019年時点までに年間30本塁打以上を記録した中日の日本人選手は福留孝介和田一浩の2人のみであり[14]、両名とも中日所属、他球団所属のいずれにおいても本塁打王は獲得できていない。一方で外国人選手ではレオ・ゴメスタイロン・ウッズトニ・ブランコアレックス・ゲレーロの4人が年間30本塁打を記録しており、ゴメス以外の3人は本塁打王のタイトルを獲得している。したがって、投手が有利な球場となっており、中日球団は当ドームに移転して以降、投手力を前面に出したチーム編成を行っている。ファウルグラウンドは円形球場としては標準的な広さであるが、スタンドの設計の都合による弓形の出っ張りが特徴となっている。

グラウンドは、開場当初から2021年まではショートパイル人工芝で、コンサートなどでは巻き取られて収納されていたが、2022年シーズンより、従来のショートパイルの巻き取り式からロングパイルの固定式に変更することとなった。これにより天然芝により近い感触となり、選手への負担軽減が期待されている。張替えは2002年春、2006年春、2011年春、2018年春、2021年秋の5度行われている。3?5代目の人工芝は天然芝に近い感触の特殊な繊維を使った長短2種類のパイルとクッション材を使用していた。初代と3?5代目のものは緑一色であるが、2代目のものは塁間やウォーニングゾーンに土色の着色を施した総天然芝風のものであった。また4代目は3代目以前より濃い緑色を、5代目はさらに濃い緑色を採用していた。6代目(現行)は、本球場では初となるツートンカラーを採用し、またウォーニングゾーンには2代目のような土色の着色が施されている[注 3]。なお初代のものは中京大学硬式野球部へ、2代目のものは三重中京大学野球部へ、3代目は中京大中京高校野球部に譲渡された。他には、ナゴヤ球場のファウルグラウンド部にも再利用されている。また、ナゴヤドーム3階にある「ドラゴンズワールド」(後述)内には、歴代の人工芝のサンプルが展示されており、手で触れる事も可能である。

設計時にサッカーの公式戦開催を視野にいれており、スタンドの移動で野球型(扇形)からフットボール型(縦型長方形)や展示会型(横型長方形)となる。プロサッカーの開催時には巻き取り式の台座に植えた天然芝(ビッグエッグターフ)の使用も考えられていたが、現在は使用の見込みはない(後述)。

マウンドは固めで速球派の投手が投げやすいと言われている。中日以外の他球団の投手によると、3塁側ブルペンのものは高さ・傾斜が異なるという評判がある[15]。ただし監督時代の落合博満は「ナゴヤドームにあるブルペンのマウンドは、グラウンドのマウンドと全く同じ状況を再現している。そのためホーム、アウェー関係なく投手はみな投げやすい。他球場のブルペンのマウンドは、言葉は悪いが適当な作りで、グラウンドのマウンドに立ったとき、投手たちの多くは軽く違和感を感じる」と否定する発言をしている。なおマウンドの土は2016年に札幌ドームと同じ固さ、2019年にはメジャーと同程度の固さと、それぞれより固いマウンドにリニューアルされている[注 4]。また、2016年シーズンよりマウンド後方に中日ドラゴンズのロゴマーク(CDマーク)が描かれるようになった。通常の配色は白であるが、イベント等によりアレンジされる場合もある[注 5]

ダッグアウトは2016年シーズンに改修され、オーソドックスなシッティングタイプからメジャー方式のスタンディングタイプに変更されている[16]
外野フェンス

フェンス際での観客によるトラブルを避けるため、フェンス最上部のやや奥に手すりがあり、プレイ域内に観客が手を出せないようになっている。また手すり付近およびフェンスと客席の間の隙間は、フェンスを越えた打球が跳ね返らないようにするほか、観客が落ちた際の安全性を確保するためにラバーで保護されている。この部分に当たった打球はフィールドに戻ってきたとしても本塁打になると定められている。2005年5月14日の中日福岡ソフトバンク戦では、7回裏に福留孝介和田毅から放った打球がフェンス上部に直撃、当初誤って三塁打と判定されたが、訂正され本塁打になるという一件があった。そのため当初水色だったラバーの色も、2006年の修繕時には白球に紛れにくい紺色に変更された。

2016年シーズンより、外野フェンスの素材を京セラドーム大阪と同じクッション性のよい物に変更されている[注 6]
ファウルポール

開場時のファウルポールは高さ13.2m(グラウンドレベルからの高さは18m)であったが、本塁打かどうかを識別しやすいように2009年8月14日からポール(内側の金網はなし)を継ぎ足し高さを36.2m(グラウンドレベルからの高さは41m)とした。屋根からワイヤーでポール最上部を固定している。これは中日の落合博満監督の発案で、セントラル・リーグが2009年8月より試験的にホームランの判定材料にビデオ記録を導入したことに異論を唱えた落合が「ビデオって簡単に言うが、野球はアメフトと違いプレーを止めるスポーツではない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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