ナイトライダー
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ナイトライダー
ジャンル
海外ドラマ
出演者登場人物を参照
製作
制作グレン・A・ラーソン・プロダクションズ
ユニバーサルTV

放送
放送国・地域 アメリカ合衆国

シーズン1
オープニングMAIN TITLE
エンディングTest Drive
放送期間1982年9月26日 - 1983年5月6日
回数21

シーズン2
オープニングMAIN TITLE
エンディングTest Drive
放送期間1983年10月2日 - 1984年5月27日
回数21

シーズン3
オープニングMAIN TITLE
エンディングTest Drive
放送期間1984年9月30日 - 1985年5月5日
回数21

シーズン4
オープニングMAIN TITLE
エンディングEND TITLE
放送期間1985年9月20日 - 1986年4月4日
回数21
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『ナイトライダー』(Knight Rider)は、アメリカの特撮テレビドラマ
内容

私立探偵機関の調査員、マイケル・ナイトが、人間の言葉を話し特殊装備を搭載したドリーム・カー『ナイト2000』とともにさまざまな事件を解決するカーアクションドラマ。

本項目ではテレビドラマに関連する作品もあわせて解説する。
放送期間

アメリカでは1982年9月26日から1986年8月8日までNBCで全84話(1シーズン毎に21話×4シーズン=全84話)が放送された。

日本ではテレビ朝日系列で全84話中、74本が放映され米国放送でシーズン4にあたるほとんどのエピソードは『新ナイトライダー』のタイトルで放映された。

永らく未放映になっていた10エピソードは2015年FOXクラシック 名作ドラマチャンネルで日本語吹き替え版が日本初放送され、その翌年の2016年にはNHK BSプレミアムでもシーズン1の未放映9エピソード(シーズン2の第11話にあたる1エピソードは未放送)が同じく放送された。衛星波の再放送は上記の2局に加え2019年にはAXNで放送された[1]ほか2022年現在、BS松竹東急で放送中である[2][3]
あらすじ

若き敏腕刑事マイケル・ロングは、ある産業スパイを追跡中に同僚を殺され、自らもまた凶弾に倒れた。しかし、マイケルはナイト財団の総帥ウィルトン・ナイトによって辛くも命を救われ、その身分もウィルトン・ナイトの養子として新たにマイケル・ナイトとなる。

重病で死の床についたウィルトンは、マイケルの手を取り「一人の男が世界を変えられる(One man can make difference .)」と説いてこの世を去る。ウィルトンの遺志を受け継いだマイケルは、密かに財団が開発していたドリームカー「ナイト2000」のドライバーとなる。ナイト2000は、人工知能「K.I.T.T(キット)」を搭載しており、自分で考えて言葉を話し、さらには自らの意思で走行する事もできるスーパーマシンである。マイケルはK.I.T.T.と共に、世の中の不正や巨悪と戦っていく。
登場人物

主人公と相棒 / ナイト財団 / ナイト家 / ナイト財団関係者 / その他 / 別名義での登場人物

主要登場人物の内、マイケル、K.I.T.T.、デボンの3名は全84話において皆勤登場。

ボニーはシーズン1第1話・第3話、シーズン2全話、シーズン4第21話以外のエピソードに登場。

エイプリルはシーズン2内での第19話・第21話以外のエピソードに登場。

RC3はシーズン4内での第13話以外のエピソードに登場。

主人公と相棒
マイケル・ナイト Michael Knight (84エピソード, 1982-1986)
演 -
デビッド・ハッセルホフ David Hasselhoff、日本語吹替 - 佐々木功(現:ささきいさお)[注 1]本作の主人公。ナイト財団の最重要顧問[注 2]としてウィルトン・ナイトの遺志を継ぐ。ナイト2000のドライバーとしてK.I.T.T.とコンビを組み、数々の難事件に立ち向かった。生年月日は1949年1月9日で元々はマイケル・アーサー・ロングという名の敏腕刑事(階級は警部)であったが、産業スパイ事件捜査中敵組織に長年コンビを組んできた相棒マンツィを殺され、自らも組織のボス・タニヤによって顔を撃たれて瀕死の重傷を負い、ウィルトンにより救出される[注 3]。陸軍の軍歴があり[注 4]、戦傷を受けた際、額に金属板を埋め込む手術を受けていたため、銃弾がこの板に跳ね返され致命傷を免れていた(ただしそれにより顔は破壊された)。一命を取り留めた後は、負わされた怪我の治療と合わせてウィルトンの息子ガースをモデルに顔の整形手術も行われ[注 5]、更にウィルトンの養子として名前もマイケル・ナイトに改められる。後にウィルトンの実子であるガースの存在を知った際、マイケルはデボンに「そいつ(ガース)が俺にそっくりなのは一体どういうことだ!?」と問い詰める場面があった。ナイトとしてのプロフィールは創作されたものであるため、コネを使って経歴を調べた悪党達に「3年前には存在さえしていなかった男だ」と驚かれることもしばしばである。趣味はロッククライミングで、シーズン1第3話「荒野の大戦争!地獄の暴走族スコーピオンズ対ナイト2000(原題:A GOOD DAY AT WHITE ROCK)」では、休暇を取ってロッククライミングをするためホワイトロックの町を訪れている。シーズン2第10話「激闘!魔の巨大ダム捜査・ナイト2000決死のターボジャンプ(原題:KNIGHTMARES)」では、敵が投げた手榴弾の爆風でコンクリートの壁に叩き付けられ、そのショックでマイケル・ナイトとしての記憶を一時的に喪失し、マイケル・ロングに戻ってしまったことがある。ロングに戻ってしまったマイケルに「ナイトはどんな奴か」と尋ねられたK.I.T.T.は、「聡明で機敏で論理的だった反面、頑固で短気で若い女性の誘惑にもろく、自分のセンサーがショートしそうなおぞましい音楽(ロック)を好んで聴いている」と答えている。シーズン4第14話「死の魔術・アリバイに隠された謎(原題:DEADLY KNIGHTSHADE)」で、雌の虎を見て猫アレルギーである事を告白しており、「大きいのは特にダメ」と語っている。作中では敵相手に拳銃を使う場面は基本的にはない(アメリカでも市民の拳銃携帯は法律上の必要がなければ禁止。拳銃に限らず銃を持つ場合は周囲に見えるように携行しなければならない)。拳銃自体を所持していないという設定でもあるが、例外もあり敵から奪った拳銃を敵に向けて敵組織(あるいはその黒幕)の情報を自白させるといった場面は少数ながらはある。シーズン1第21話(=シーズン1の最終話)「死の銃撃戦!マイケル・ナイト2000(原題:SHORT NOTICE)」では冒頭にて寝込みをいきなり敵に襲われてもみ合いとなり、敵が拳銃を構えて撃とうとした場面でマイケルは銃口を敵に向けて結果その敵が自滅するという場面になり所謂「正当防衛」となるが、周囲はマイケルを殺人犯扱いをしてしまい、その無実を実証できる人物が実はそれら一連の黒幕との因縁があり、マイケルは自身と無実を実証できる人物の安全を求めて奔走するエピソードとなっている。元刑事という設定であるため「近距離格闘」にはそれなりの自信があり、拳銃は無くとも1対1でのタイマン勝負の場面ではほとんどの場面において相手を簡単にK.O.をさせるほどである。ただし必ずしもそうではなく中には打たれ強いタフな敵役もおり、シーズン1第21話での黒幕とのタイマン戦では最終的にはマイケルの勝利であったもののかなりの苦戦を強いられている場面があった。また1人と格闘中に後ろからもう1人に殴られるなど、不意打ちを食らって気を失い、ピンチに陥る事もある。シーズン1 - 3までは、パーマをふんわりかけたアフロのような髪型であったが、シーズン4以降では若干変わり、リーゼントのような髪型となる。服装は基本的に黒の革ジャンと赤のハイネックシャツにデニムパンツ。マイケル・ロングの頃の恋人であるスティービーがかかわる話は全シーズン通して3回あり、その3回目で結婚式を挙げる(後述)。後に再婚したジェニファー・トレーサーとの間に、息子マイクを授かる(ナイトライダーNEXTでの設定)。日本版オープニングでのキャスト紹介ではシーズン2第1話「ナイトライダー2・無敵ゴライアスVSナイト2000(原題:GOLIATH)」のみ「ナイトライダー誕生は、ある若者が、悪の凶弾に倒れたことに始まる。ナイト財団の総帥(ウィルトン・ナイト)によって命を救われた彼は、整形手術によって別人の顔となり、その身分もマイケル・ナイトと変わっていた…」と紹介され、それ以外は「ドリームカー・ナイト2000と共に、法の目を逃れる犯罪者たちを追う若きヒーロー、マイケル・ナイト。人は彼をナイトライダーと呼ぶ[注 6]」と紹介されており、原語版では「Michael Knight, a young loner on a crusade to champion the cause of the innocent, the helpless, the powerless, in a world of criminals who operate above the law」(日本語字幕は「マイケル・ナイト、法の目をかいくぐる犯罪者たちを追う、孤高の若きヒーロー」と表示)と紹介されている。またパイロット版の日本版エンディングでは「一人の男が世界を変える。マイケル・ナイト。世の巨大な悪に敢然と立ち向かう正義の騎士、ナイトライダーが今誕生した」、シーズン1初期(第17話まで)の日本版エンディングでは「巨大な悪に立ち向かう現代の騎士、マイケル・ナイト。明日、彼を待ち受ける者は果たして誰か」というナレーションでそれぞれ締めくくられており、原語版ではウィルトンを演じたベイスハートによるナレーションで「(One man can make a difference, Michael) Michael Knight, a lone crusader in a dangerous world, the world...of the Knight Rider」(日本語字幕は「悪に立ち向かう現代の騎士、マイケル・ナイト、またの名を"ナイトライダー"」と表示)となっていて、(One man can…)と言っている所はパイロット版(第1話)及び第4話?第6話までで第7話以降は無くなっている、この部分が「一人の男が世界を変える」(日本語字幕は「独りで戦え、マイケル」と表示)という意味を示している。
K.I.T.T.(キット)Knight Industries Two Thousand (84エピソード, 1982-1986)
声 - ウィリアム・ダニエルズ William Daniels、日本語吹替 - 野島昭生ナイト2000に搭載された人工知能で、マイケルの性格を良くも悪くもいちばん理解している相棒。製造番号AD-227529。元々はワシントンのコンピュータに組み込まれていたが、ナイト財団に移されたと自ら語っている。離れた場所にいるマイケルとは、マイケルが左腕につけているコムリンクと呼ばれる腕時計型の通信機を通して会話する。実直で真面目な性格で、ユーモアにも長けている。恐怖といった感情は持っていないと度々明言しており、ナイト2000の頑丈さもあって無茶な行動も躊躇いなくこなせるが、シーズン3第13話「ナイト2000魔の毒液に溶ける!決死の再生立直れキット!!(原題:JUNK YARD DOG)」では産業廃棄物の沼に浸かり死の淵を彷徨った時は、必要以上に警戒心が強くなり、再び敵の廃棄物処理場に乗り込んだ際にトラウマのような感情を見せて動けなくなり、マイケルからのアドバイス[注 7]を受けてようやく克服した。一度路肩の石が車体の底に当たったショックでK.I.T.T.の回線が切れた(言葉のプログラムが、粗暴なブルックリン訛りに切り替わった)時に、マイケルを「マイキー」と呼んだこともある。マイケルはその喋り方を我慢できず「頼むからその喋り方だけは勘弁してくれ」という程で、インパネを叩く(ショック療法)などし、さらに終盤では本部に戻る前にわざわざボニーを呼んでまで修理をさせた。また、ジャガーノートの攻撃で破壊され再プログラミングの際にも、ガレージで作業しているRC3達の会話を拾ったため、同様にマイケルのことを「兄弟」と呼んでいる。基本的にマイケルの命令で行動し、時にはマイケルの意見に反対する場面も見られるが、最終的にはほとんどマイケルの言うことに賛同している。ただしシーズン3第7話「地獄におちたマイケル!裏切り!逃亡!死のバイオ兵器強奪(原題:Knight in Disgrace)」ではニューオリンズ犯罪王、ボイド・ラサール(ジョン・コンシダイン、声:小林勝彦)の手によってマイケルが悪の道に堕ちた姿(後にマイケルとデボンの二人だけで画策した芝居であったことが判明する)を嘆いており「人命を危険に晒す行為に力は貸せません!!」と言いマイケルの命令を拒否した。シーズン4第11話(日本版での最終話)「復讐の鎮魂歌・さらばナイト2000(原題:THE SCENT OF ROSES)」で最愛のスティービーの命を奪ったデュランに対して怒り狂い、馬乗りになりひたすら暴行を加えるマイケルの元に駆けつけ、「マイケル、やめなさい! あなたまで人殺しになります!!」と彼を一喝する場面も見られた。また作中でマイケルが敵に気絶させられ意識が無い状態で車内に乗せられた場面で、今の状況が崖下に一直線となる暴走状況(=シーズン1第11話「潜入!殺人アカデミー テロリストの野望を砕け(原題:A PLUSH RIDE)」)やスクラップにされる状況(=シーズン2第4話「危うしナイト2000!スクラップ地獄 脱出!空中ターボ噴射!!(原題:BLIND SPOT)」)では、結末がどうなるかは明らかにK.I.T.T.自身理解できているものの、あくまでマイケルからの指示命令がなければ自身による独断で行動を取らず、マイケルの意識を戻すことを最優先に行動し、マイケルに意識が戻り、マイケルから(今の状況を)脱出しろと命令が出て初めてそういった行動を取る。シーズン4第5話「凶悪の牙・襲われた財団司令室!!(原題:THE WRONG CROWD)」でマイケルが捜査途中で人質を盾に取られ気絶させられた場面では非常事態を察知し彼の基へ駆けつけたり、シーズン4第16話「大追跡!凶悪のオフロードレース (原題:KNIGHT OF A THOUSAND DEVILS)」では通信連絡用のコムリンクをRC3に預け自身との直接連絡ができなかった状況で、犯人一味との格闘の最中主犯人が逃走をした際、マイケルが『K.I.T.T.が気付けば良いけどな』と呟いて後を追ったところ、状況をスキャナーで感知し、直接指示が無かったにも関わらず主犯人の逃走を体当たりで阻止したりと、マイケルの思いが通じて(≒空気が読めて)いる場面がある。またマイケル自身に非常事態が発生し、直接連絡ができない場面やマイケル本人が敵による催眠状態で明らかに正常でない状況ではデボンに指示を仰ぐ場面も見られた。シーズン3第10話「復讐のカメレオンマン・千の顔を持つ男(原題:KNIGHT OF THE CHAMELEON)」及びシーズン4第21話「黒魔術ブードゥ!恐怖の脳支配(原題:VOO DOO KNIGHT)」でそれが見られる。パイロット版(=シーズン1第1話)では終盤でタニヤから銃で重傷を負ったマイケルに「あなたは(重傷を負いすぐにも病院で手当てが必要で、体力が)もう限界だ」と言い、同場面で飛行機電話に繋がっていたデボンから「残念だがK.I.T.T.、マイケルに意識のある間は君にはどうすることもできない」と言っている。一方のマイケルは「まだ九回裏、ツーアウト」と野球の終盤場面を例えとした発言で自身を励まし宿敵を討つ姿勢を持っていた。日本語版ではデボンに対しての呼び掛けは『デボンさん』とさん付けしている[注 8]
ナイト財団

ナイト財団とは、マイクロエレクトロニクス事業で巨万の富を築いた実業家、ウィルトン・ナイトがその収益を投じて設立した組織(財団法人)で、正式名称は「法と政府のためのウィルトン・ナイト記念財団(Wilton Knight Memorial Foundation for Law And Government)」。ウィルトン・ナイトの名前を省略して頭文字をとり「F.L.A.G.」と称されることもある。様々な団体・個人にとって表沙汰にしたくない事件の調査を請け負っている、いわば私立探偵・興信所だが、その実績は政府の公的機関や大企業からも依頼を受けるほどの評価を得ている。財団の総帥であるウィルトン・ナイトは、かねてより犯罪を撲滅するためには積極的な抑止力の必要性を痛感しており、そのためにドリームカー「ナイト2000」が製作されることとなった。

劇中ではマイケルが「民間の調査機関」と名乗っているように、ナイト財団の調査部門そのものに強制権・捜査権は一切ない。そのため、捜査の際には警察や軍との連携を図る場合もある。一方で、マイケルが不法侵入やハッキング等の違法行為を行うシーンがしばしば見られ、キットがマイケルを諌めながらも結局はそれに渋々協力する、というやり取りは半ば恒例となっている。

マイケルが所属する組織は、日本語吹き替え版では単に「ナイト財団」と呼ばれているが、オリジナルではナイト財団の一部門である「F.L.A.G.」となっている。

なお、偶然で全く同一名の財団法人が実在する(en:Knight Foundation)。
責任者
デボン・マイルズ Devon (Shire) Miles (84エピソード, 1982-1986)(パイロット版及び日本語版ではデボン・シャイアー)
[注 9]
演 - エドワード・マルヘアー Edward Mulhare、日本語吹替 - 中村正財団の責任者でイギリス人。在りし日のウィルトンとは戦友であり、紳士的かつ温厚な性格。マイケルと意見が対立することもしばしばあるものの、彼の行動を全面的にサポートする良き理解者。軍を始めとして非常に広い人脈を持ち、大統領とも面識がある。博士号を持つ科学者でもあり、ナイト2000のボディを覆う分子結合殻の構造式の2/3(内AとBの式を知り『Cの式』のみ知らず後述する他の2名が知っている)を知る3人の人物の1人。また、過激な過去を持つという逸話もあり、第二次世界大戦中は従軍し、ゲシュタポの捕虜収容所から3度も脱走に成功した、ドイツ軍占領下のフランスにナイフ投げの芸人として潜入した、夜バイクに乗って司令部に行く途中に敵機の夜間爆撃に遭い、バイクは破壊されたものの助かった、若い頃はバイクレースのチャンピオンだった(マイケルが「デボンのヘルメットにゴーグル姿なんて想像もつかないね」と評したため「おいおい、それは偏見だぞ。私にだって若い頃はあったんだ、何ならトロフィーを見せてやろうか?」と言い返した)、等。他、SASへの在籍経験もあるという。ガースからは「親父(ウィルトン)によく似てやがる、だからお前が嫌いだ!!」と言われた。従軍時代の階級は中尉であり、上官にあたるスマイス中佐の部下であった。なおシャイアーという名字は原語版ではパイロット用脚本に見られる。マイケルやK.I.T.T.とともに全話に渡って登場するが、4シーズン中モニター越しでほんの数秒程度の登場だけの「最も登場時間の短い回」が3本あり、ひとつはシーズン3第13話「ナイト2000魔の毒液に溶ける!決死の再生立直れキット!!(原題:JUNK YARD DOG)」でK.I.T.T.が廃溶液によって壊滅的な状況になった場面[注 10]と、シーズン3第14話「強敵!ミサイル装甲車vsナイト2000!!(原題:Buy Out)」、シーズン4第10話「無法街!嵐のシカゴ・ブルース(原題:Knight Song)」である。これはシーズン3第13話の収録時点でデボン役のマルヘアーが持病を患っていたことへの配慮である。逆にシーズン1第7話「デボン逮捕!!決死の脱獄・迫る巨大トレーラー!橋上の対決(原題:NO BIG THING)」はデボンに焦点が当てられたエピソードで、同話中ではマイケルよりも主人公的な視点で描かれており、先述の「ゲシュタポ捕虜収容所から3度の脱走に成功した」という逸話もこの時に本人が語っている。性格は常に温厚であるが、シーズン3第8話「マイケル連続危機!殺人フリスビーが襲う!猛毒が狙う!(原題: DEAD OF KNIGHT)」でのエピソード冒頭で、毒スプレーでたまたまマイケルの後ろにいた全くの無関係である女性を殺害し、その後マイケルを毒薬入りのオレンジジュース(マーティン自身が実行した訳ではない)やカミソリ付きのフリスビーで殺そうとしたソニー・マーティン(スタンリー・カメル、声:徳丸完)に対しては、現行犯逮捕したマイケルの尋問に対してあくまでシラを切り続けるマーティンの態度に業を煮やし、彼の襟首を掴んで「私は普段は忍耐強いが、一度堪忍袋の緒が切れると何をするか自分でも分からなくなる!」と声を荒らげ激昂する場面が見られた。マイケルが事件捜査中にFBIや軍といった各機関に協力が必要となった場面では、マイケルからの依頼を受けたデボンが各機関の管理責任者に協力要請を依頼することが基本となっているが、前述のシーズン3第13・14話、シーズン4第10話ではデボン役であるマルヘアーの休養に伴い、ボニーがその代役を務めている。日本版オープニングでのキャスト紹介では「デボン・シャイアー。マイケル・ナイトの良き理解者」と紹介されるが、シーズン2第1話「ナイトライダー2・無敵ゴライアスVSナイト2000(原題:GOLIATH)」のみ「デボン・シャイアー。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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