この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "ドーラン" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年7月)
ドーランとは、油性の練り白粉のことである。化粧品の一種として、主に演劇上演や映画撮影などでのメイク用途に使われる。
白や肌の色に近いものの他、用途によって多様な色で作製されている。演劇以外にも、仮装やコスプレでのメイク、兵士のカモフラージュ(フェイスペイント)でも使用される。漢字の当て字で「胴乱」と書くこともある。 化粧用のスポンジで容器からすくい取り、肌に塗り伸ばすことで色をつける。 固めてスティック状にしたものは、直接肌に押し付けるように塗ることができる。スティック状の物はフランス語でbaton Dorin(バトン・ドーラン)と呼ばれる。 肌の色に合わせたベージュ、褐色などの色がある。さらに、特殊メイク用として、白、黒、赤、青、緑、黄色、茶色など、様々な色のドーランが存在する。 フランスの会社名(Dorin社)に由来するという説と[1]、ドイツの会社名(Dohran社)に由来するという説がある[2]。 『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)では、ドイツのドーラン社の宣伝により、社名がそのまま通称名になったとしている[3]。同じく小学館から出ている『精選版 日本国語大辞典』や『デジタル大辞泉』でもドイツ社由来説を取る[3]。 他方、平凡社の『百科事典マイペディア』では、上記と同様、フランスのドーラン(Dorin)社由来説を取る[3]。 視覚的な偽装を目的に、黒、緑、茶色など、風景に溶け込む色のドーランを使用する[4]。化粧とは逆に、顔の立体感や輪郭が捉えにくくなるように塗る。 顔にとどまらず、首筋や耳、腕といった肌が露出する部位に用いることで、自然の風景では浮いて見える肌の色を隠したり、地肌が光を反射することを防いで敵から見つかり難くなる。そのため、肌の色の濃淡にかかわらず行われる。 塗り分けのパターンにより敵味方を識別する目的で使用される場合もある。 舞台用途としては日本国内では.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}三善(みつよし)、舞台屋、ベンナイなどのメーカーの製品が主に使用される。
使用方法
色
名称の由来
軍事用途
主なメーカー
出典^ 『世界大百科事典 20』改訂新版、平凡社、2007年
^ 『広辞苑』第六版、岩波書店、2008年
Size:27 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef