ドーベルマン刑事
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『ドーベルマン刑事』(ドーベルマンデカ)は、原作武論尊、描画:平松伸二による日本劇画及び映画テレビ映画オリジナルビデオ[1]。メディア展開された作品は#映画#テレビ映画#オリジナルビデオをそれぞれ参照のこと。
劇画

ドーベルマン刑事
ジャンル
劇画、ポリスアクション
漫画:ドーベルマン刑事
原作・原案など武論尊(原作)
作画平松伸二
出版社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ
レーベルジャンプコミックス
発表号1975年39号 - 1979年48号
漫画:新ドーベルマン刑事
原作・原案など武論尊(原案)
作画平松伸二
出版社日本文芸社
掲載誌週刊漫画ゴラク
レーベルニチブン・コミックス
発表期間2012年 - 2013年
巻数全2巻
テンプレート - ノート
ポータル漫画

凶悪な犯罪者を許さない主人公の「ドーベルマン」こと加納錠治が愛銃のスタームルガー・ニュースーパーブラックホーク44マグナム弾をぶっ放し、事件を解決していくバイオレンスアクション漫画である。本稿では、続編である『新ドーベルマン刑事』(しんドーベルマンでか)についても併せて扱う。
ドーベルマン刑事
週刊少年ジャンプ』(集英社)の1975年39号から1979年48号まで連載し、ジャンプコミックスの単行本は全29巻、後に愛蔵版や文庫版としていずれも全18巻で再刊。平松の自伝『そしてボクは外道マンになる』によると、編集長の意向で連載2年目より週25-31ページ掲載(従来は週20ページ)が常態化されていた。4年強の連載の割に巻数が多いのはそのためである。
新ドーベルマン刑事
2012年に『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)18,19号で前後編として掲載され、後に同誌にて正式に連載開始された。『ドーベルマン刑事』の続編で、同作最終回で死んだはずの主人公・加納錠治の復活を描く。
ストーリー
ドーベルマン刑事

凶悪犯罪専門の警視庁特別犯罪課、通称“特犯課”に所属する加納錠治。凶悪犯罪者を毎回のように射殺する加納をマスコミや世間は非難するが、本人はどこ吹く風。極悪犯罪者には非情な加納であるが、子供や老人、更生しようとする軽犯罪者はもちろん、殺人等過去に重い罪を背負う犯罪者でも事情によっては就職先などの面倒を見たりする優しい面がある。

当初は加納とその上司である特犯課長の西谷警視の2名だけだった特犯課も大阪府警から新宿署へ来たゲタばきの暴力団担当刑事・宮武、女刑事の三森、婦人警官の綾川沙樹、アメリカから来たキャティ・クラサワなどのメンバーが加わり(ただし作中で絡むだけで、必ずしも特犯課配属ではない者も含む)、ハードな雰囲気だった作品も終盤はややマイルド化しつつ、4年余の長期連載となった。

特犯課とは凶悪犯罪専門であるが、特にその任務は危険かつ重大な責任をおうものであり、現存する各課が敬遠する事件を担当する。

また、原作者が元自衛官だった事もあり、自衛官の心情もそれとなく描かれている。
新ドーベルマン刑事

かつて警視庁特別犯罪課に所属し、数々の難事件を解決してきた刑事・加納錠治が、恋人・三森と結ばれる予定の結婚式場でテロリストの残党に撃たれて殉職してから数年後の2012年[注釈 1]。かつて加納が逮捕した凶悪犯が脱走し、警察官を人質に取って警察署で立てこもった。加納への復讐を目論む中、死んだはずの加納が姿を現した。
登場人物
加納錠治(かのう じょうじ)
22歳。警視庁刑事部特別犯罪課(通称:特犯課、凶悪犯罪専門)所属。通称・ドーベルマン。柔道:無段。剣道:無段。空手:無段。拳銃:無段
[注釈 2]。コーヒーはブラックを好む。拳銃はニュースーパーブラックホークを使用。実弾は44マグナム弾使用。様々な銃器の扱いに優れており、射撃・狙撃技術は極めて高い。愛車はハーレーダビッドソンだが[注釈 3]、二輪だけではなく大型や特殊も含めて自動車の運転技術にも長けている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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