ドーソンズ・クリーク
ジャンル青春ドラマ
原案ケヴィン・ウィリアムソン
『ドーソンズ・クリーク』(英語表記: Dawson's Creek)は、ワーナーブラザーズテレビによって1998年の1月から2003年5月までアメリカで放送された青春テレビドラマ。全6シーズン。 アメリカの東部に位置する架空の田舎町・ケープサイドを舞台に、スティーヴン・スピルバーグに憧れる映画監督志望の主人公ドーソン・リアリーや彼に秘めた想いを持つ幼なじみのジョーイ・ポッター、やんちゃな性格の親友ペイシー・ウィッター、ニューヨークからドーソンの家の隣に引っ越してきたジェン・リンドリーの4人を中心に、恋愛や友情を通して様々な人間模様を描く。第4シーズンまでは高校生編、第5シーズン以降は大学生編、第6シーズン終盤ではキャラクターたちは社会人となっている。 本作が放送開始された1998年当時、現在でこそ数多く制作されているティーンエイジャーの恋愛や学園生活にスポットを当てたドラマは『ビバリーヒルズ青春白書』、短命に終わった『アンジェラ 15歳の日々』くらいと数が少なく、また『ビバリーヒルズ』も社会人編に突入してしまったため、本作の登場は全米のティーンエイジャーたちに歓迎された。地味な田舎町を舞台とし、華やかな世界を描いていた『ビバリーヒルズ』とは正反対の等身大な作風であったが視聴率争いで圧勝、系譜を受け継ぎながらも結果的に10年続いた『ビバリーヒルズ』をシリーズ終了に追い込んだ。さらにその系譜は、翌年始まった『フェリシティの青春』や『ギルモア・ガールズ』、『One Tree Hill』『The O.C.』『ゴシップガール』などのヒット作品につながり、本国では今日の青春ドラマにインスピレーションを与えた作品と位置づけられている。 第1シーズンは13話のみであったが、放映直後から全米のティーンエイジャーを中心に圧倒的な支持を得て、第1シーズン最終話はWBネットワーク開局以来最高(当時)の視聴率を記録。全米ティーンの50%が視聴したという。1999年まで放送された第2シーズンは22話となり、その後3・4・5シーズンとそれぞれ23話、最終の第6シーズンは全24話で制作された。テレビシリーズ自体は2003年5月で終了したが、その年の4月からDVDが第1シーズンから発売され、2006年に全シーズンがDVD化された。また本国では動画サービスHuluにて配信されており鑑賞は容易であるが、日本ではWOWOWなどで全シーズン放送されるもDVD化は第1シーズンのみに留まっており、動画サービスでも配信されていない。 作中において、キャラクターたちが性について赤裸々に表現したり比喩を多用するなど、ウィットに富んだ会話に特徴がある。また音楽の選曲に定評があり、オープニング曲にはポーラ・コールの「I Don't Want to Wait」が使われた。シーズン中に使用される音楽も、チャンバワンバやサベージガーデン
概要
ジョーイ役のケイティ・ホームズとジェン役のミシェル・ウィリアムズは本作をきっかけにブレイクし、後に映画界に進出する大きな足がかりとなった。