ドン・ジョヴァンニ
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この項目では、モーツァルトのオペラについて説明しています。劇中に登場する伝説上の人物については「ドン・ファン」を、レコードレーベルについては「ドン・ジョヴァンニ・レコーズ」をご覧ください。
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出典検索?: "ドン・ジョヴァンニ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2023年2月)

映像外部リンク
試聴
ドン・ジョヴァンニ(全曲)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ウィーン国立歌劇場合唱団、当該指揮者の公式YouTubeチャンネル。
出演:サミュエル・レイミー(英語版)(ジョヴァンニ) / フェルッチョ・フルラネット(英語版)(レポレロ) / アンナ・トモワ=シントウ(ドンナ・アンナ) / パータ・ブルチュラーゼ(英語版)(騎士長) / キャスリーン・バトル(ツェルリーナ)他

主要曲・主要場面のインデックス
序曲
カタログの歌・「お手をどうぞ」
「もうお分かりですね」・シャンパンの歌
「ぶってよマゼット」・メヌエット
「窓辺に出でよ」・薬屋の歌
「その笑いも今夜限り」・「騎士長様の石像様」
「この曲はあまりにも有名だ」
「ドン・ジョヴァンニ、晩餐に招かれたので参った」
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『ドン・ジョヴァンニ』(Il dissoluto punito, ossia il Don Giovanni(罰せられた放蕩者またはドン・ジョヴァンニ), K.527)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト1787年に作曲したオペラ・ブッファ(あるいはドラマ・ジョコーソ)である。マックス・スレーフォークト画ドン・ジョバンニを演じるフランシスコ・ダンドラーデ(英語版)1903年
概要邸宅ベルトラムカ。ここで『ドン・ジョヴァンニ』を書き上げた[1]

初演は、作曲を依頼したプラハのエステート劇場(スタヴォフスケー劇場)で同年10月29日にモーツァルト自身の指揮で行われた。また、ウィーンでの初演は1788年5月7日であった。

フィガロの結婚』はウィーンではそれほど評判にならなかったが、プラハでは大ヒットし、作曲家が招かれることになった。モーツァルトは街行く人々が鼻歌にフィガロの一節を歌うのに接して大いに感激し、父親への手紙にその評判を書き送っている。その結果、翌シーズンのために新しい作品を依頼された結果できたのがこの作品である。

初演に先立ち、書き掛けの原稿を持ってプラハにやってきたモーツァルトは、友人のドゥシェク夫妻の別荘に滞在して最終仕上げを急いだが、前夜になっても序曲だけは未完成であった。彼は眠気を押さえるために妻コンスタンツェの話を聞いたり飲み物を作ってもらったりしながらほぼ徹夜で総譜を書き上げ、ようやく朝には写譜屋に草稿を渡せたのだという。

台本は『フィガロ』に引き続きロレンツォ・ダ・ポンテによった。ドン・ジョヴァンニはスペインの伝説の放蕩者ドン・ファンの物語の主人公である。もっとも古い作品はティルソ・デ・モリーナ1630年)といわれるが、ダ・ポンテはオペラ化するにあたり、同時代のベルターティの先行作『ドン・ジョヴァンニまたは石の客』(1787年)やモリエールの『ドン・ジュアン』(1665年)を参考にしたものと思われる。特に、ドンナ・エルヴィーラはモリエールの創作と思われ、この作品からの影響は明らかである。

モーツァルトは、この作品を「ドラマ・ジョコーソ」と呼んだ。ドラマが正調の悲劇を表すのに対しジョコーソは喜劇的の意味であり、作曲者がこの作品に悲喜劇両方の要素を込めたと解釈する研究者もいる一方、単に喜劇の意味であるとする解釈もある。このような議論が生ずる理由の一つは、第2幕の最後に置かれたドン・ジョヴァンニの地獄落ちに至る場面の強烈な音楽や、執拗に彼を追いかけるエルヴィーラの行動と彼女に与えられた音楽に、通常のオペラ・ブッファらしからぬ悲劇性を感じ取ることができるからであろう。

ウィーンでの初演にあたり、当地の聴衆の好みや歌手の希望に応じて一部改訂して上演したが、今日ではプラハ版を元にした上で、ウィーン版で追加されたナンバーのいくつかを追加して上演することが多い。

日本初演は1948年12月14日、東京・帝国劇場における藤原歌劇団の公演、藤原義江、宮本良平、石津憲一、木下保ほかのソロ、マンフレート・グルリット指揮東宝交響楽団によって実現した[2]

演奏時間は第1幕90分、第2幕80分で、合計約2時間50分
登場人物
ドン・ジョヴァンニ Don Giovanni(バリトン
ドン・ファンも参照女たらしの貴族。従者のレポレッロの記録によると、各国でおよそ2000人、うちスペインですでに1003人の女性と関係を持ったという。老若、身分、容姿を問わぬ、自称「愛の運び手」。剣の腕もたち、騎士団長と決闘して勝つほど。
レポレッロ Leporello(バス
ジョヴァンニの従者。ドン・ジョヴァンニにはついていけないと思っているが、金や脅しでずるずるついていってしまっている。ドン・ジョヴァンニから見ても美人の妻を持つ妻帯者だが、ドン・ジョヴァンニの「おこぼれ」にあずかり楽しむこともあるようだ。ドン・ジョヴァンニとそっくりという設定(2人が入れ替わるシーンがあるため)。
ドンナ・アンナ Donna Anna(ソプラノ
騎士長の娘でオッターヴィオの許嫁。ドン・ジョヴァンニに夜這いをかけられ、抵抗したところに駆けつけた父親を殺される。
騎士団管区長 Il Commendatore(バス)
アンナの父。娘を救おうとしてジョヴァンニに殺されるが、石像として彼に悔い改めるよう迫る。
ドン・オッターヴィオ Don Ottavio(テノール
アンナの許婚。復讐は忘れて結婚するようドンナ・アンナを説得しようとするが、果たせない。
ドンナ・エルヴィーラ Donna Elvira(ソプラノ)
かつてジョヴァンニに誘惑され、婚約するもその後捨てられたブルゴスの女性。始終ジョヴァンニを追い回し、彼を改心させようと試みる。元は身分ある女性だったようで、ドンナ・アンナたちも圧倒されるほど気品に溢れている。ドン・ジョヴァンニが食指を動かすほど美しい召使を連れている。
ツェルリーナ Zerlina(イタリア語の発音ではヅェルリーナ)(ソプラノ)
村娘でマゼットの新婦。田舎娘に似合わずコケティッシュでしたたかな娘。結婚式の最中にドン・ジョヴァンニに口説かれ、その気になる。
マゼット Masetto(バス)
農夫。ツェルリーナの新郎。嫉妬深く、ツェルリーナの浮気な行動にやきもきするが、結局のところ、尻に敷かれている。村の若者のリーダー的存在。
楽器編成

フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニマンドリン弦楽合奏


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