ドンキーコングシリーズ
[Wikipedia|▼Menu]

ドンキーコング
現行版ロゴマーク
創作者宮本茂
初作品ドンキーコング
所有者任天堂
期間1981年 -
映画・テレビ
映画ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
アニメーションシリーズSaturday Supercade
Captain N: The Game Master
ドンキーコング
ゲーム
コンピュータゲームドンキーコングシリーズ
マリオvs.ドンキーコングシリーズ
オーディオ
音楽モンキーラップ
その他
アトラクションスーパー・ニンテンドー・ワールド
関連シリーズマリオシリーズ

ドンキーコングシリーズ (Donkey Kong series) は、主に任天堂が開発・発売している同社のキャラクタードンキーコング』と、その仲間たちが登場するコンピュータゲームのシリーズ、およびメディアミックスである。
概要

任天堂1981年に稼動を開始したアーケードゲームドンキーコング』を源流としたゲームシリーズ。タイトルにもなっているゴリラのキャラクター「ドンキーコング」が内容の中心となる。タイトルの由来は「ドンキーコング#名前の由来」を参照。

第1作『ドンキーコング』は後に同社の看板キャラクターとなるマリオのデビュー作で『マリオシリーズ』自体が元々『ドンキーコング』のスピンオフ作品として生み出されたものであった。そのため世界観を共有しており、現在もその関係は強い。

スーパードンキーコング』を製作してシリーズをリニューアル・再開させたレア社がイギリスの企業であったり、NINTENDO64期のシリーズ作品が日本ではミドルヒット止まりだったが海外では大ヒットしたなど、日本以上に海外での支持が厚いシリーズである。日本では海外ほどのヒット作は少ないが、売り上げ数十万本のヒット作が出るなど、一定の売り上げと支持を得ている。

シリーズの全世界累計販売本数は、2006年までの発表で4789万本に及ぶ[1]2011年までの発表では2010年発売の『ドンキーコングリターンズ』の公式発表を加算し、5287万本となる[2]2021年3月までの世界累計販売本数は6500万本以上と発表されている[3]

スピンオフ作品『ディディーコングレーシング』からのさらなるスピンオフ作品『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズと『コンカー: Live and Reloaded』があるが、後にレア社がマイクロソフトに売却されたことにより版権が分割され(ドンキーコングシリーズは任天堂、その他はすべてマイクロソフト)ドンキーコングシリーズとは全く関係のない作品となった(ただし、ディディーコングレーシングはドンキーコングシリーズの作品の一部として版権は任天堂のまま)。
歴史
初期のシリーズ

第1作目のアーケード版が世界的に大ヒットし、それに伴って作られたものが初期のシリーズである。家庭用ゲーム機版は1983年ファミリーコンピュータと同時発売。ファミコンとともに大ヒットし、ファミコン初期を象徴するシリーズとなった。

1984年の『ドンキーコングホッケー』を最後に続編が止まったが、1992年(平成4年)の『スーパーマリオカート』にドンキーコングJr.がプレイヤーキャラクターとして参加する。そして、1994年(平成6年)に『スーパードンキーコング』が発売された同年の『GB版ドンキーコング』を最後に本シリーズは『スーパードンキーコングシリーズ』へと移行し、初期シリーズは幕を閉じた。
スーパードンキーコングシリーズ

1994年レア社が開発したスーパーファミコン用ソフト『スーパードンキーコング』が発売されることで新たなドンキーコングシリーズが再開される。内容は2D型のアクションゲームであり、この作品から主人公がそれまで出ていたドンキーの孫である2代目ドンキーコングに変更され、以後の作品を区別のため『スーパードンキーコングシリーズ』と呼ぶことがある。そのため内容が初期シリーズとは異なっている。シリーズは3作まで発売され、後に1999年にNINTENDO64用ソフトとしてシリーズ初の3D作品『ドンキーコング64』が発売した。なお、レア社が開発した『スーパードンキーコングシリーズ』はリメイク版を除くとこれが最後になる。

第1作目は日本を含む世界各国で大ヒットしてシリーズ化、2代目ドンキーの相棒として新登場したディディーコングも人気を得て『スーパードンキーコング2』やスピンオフ作品『ディディーコングレーシング』で主役となり、世界的な知名度を得ることに成功する。更に2代目ドンキーコングも1996年に『マリオカート64』で『マリオシリーズ』にプレイヤーキャラとして初出演し、以後の『マリオシリーズ』においても主要キャラクターとして定着した。

レア社は2002年をもって任天堂の競合他社であるマイクロソフト社に売却されたが、権利は任天堂が所持していたためその後も『スーパードンキーコングシリーズ』の続編『ドンキーコング リターンズ』がレトロスタジオが開発し、さらには元々はレアが開発したキャラクターだったディディーコングやディクシーコングなど2代目ドンキー以外のキャラクターも『マリオシリーズ』に登場し始めるなど、作品の幅や知名度がより広がっている。レギュラー化されたクランキーコングやファンキーコングを除いて近年は一切出番がない。
以降のシリーズ

以降のシリーズでも2代目ドンキーを主役とした作品が発売されている。だがその後のシリーズ作は、タルコンガという専用コントローラを用いる『ドンキーコンガ』シリーズや『ドンキーコングジャングルビート』、特殊な操作体系の『ぶらぶらドンキー』、シリーズ初のレースゲーム『ドンキーコング たるジェットレース』など独創的な作品が多数見受けられる。正当な系譜作としては、2代目ドンキーが初代ドンキーのような悪役に回る『マリオvs.ドンキーコング』シリーズがある。現在のデベロッパーではパオン(後のパオン・ディーピー)などが製作している。
主な登場キャラクター

プロフィールなどの詳細は、各キャラクターの記事を参照。
人間
マリオ
第1作目『ドンキーコング』の主人公で後の『マリオシリーズ』の主役キャラクター。第1作目では攫われた恋人・ポリーンを助けるヒーロー役だが、続編の『ドンキーコングJR.』では初代ドンキーを捕らえる悪役として登場。2代目ドンキーコング時代になると『スーパードンキーコング2』にヨッシーリンクと共にカメオ出演したことを除けばドンキーコングシリーズには登場しなくなった、しかし2代目ドンキーやディディーコングなどが『マリオカート』『マリオパーティ』『マリオテニス』といったマリオシリーズにプレイヤーキャラクターとして頻繁に登場しているため、2代目との共演の機会は非常に多い。2代目ドンキーとは親友でもあり、ライバル関係でもある。『マリオvs.ドンキーコング』シリーズではマリオ対ドンキーという構図が復活し主役を務めた。
ポリーン
ドンキーコング』で初登場した女性。日本では当時レディと呼ばれていたが、後にゲームボーイで発売されたリメイク作で日本でも今の名前で呼ばれるようになった。それからしばらく出番がなかったが、『マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!』で久々に登場した。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:125 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef