ドリン・レチャン
Dorin Recean
(2023年)
第16代 モルドバ共和国首相
現職
ドリン・レチャン(ルーマニア語: Dorin Recean、1974年3月17日 - )は、モルドバの政治家、同国首相。データ解析専門のテクノクラート。親欧州派であり、モルドバのEU加盟を支持している[2]。外務省公式サイトではドリン・レチェアンと表記している[3]。
母国語のルーマニア語に加え、英語、フランス語、ロシア語に堪能である[1]。 1974年、モルドバ北部の田舎町であるドンドゥセニで生まれる。生後すぐにドロキア県
経歴
前半生
2010年1月、レチャンは情報通信技術副大臣に任命され、ビザ自由化行動計画の一環としてICパスポートを含む様々な機械化の導入を担当した[5]。2012年7月24日、内務大臣アレクセイ・ロイブの後任としてヴラド・フィラト内閣に入閣した[6][7]。2013年のフィラト内閣総辞職後も、ユリエ・レアンカ内閣の内務大臣として再任される[8]。2014年11月のモルドバ総選挙後、レチャンは政界引退しエコノミストとしての活動に専念すると表明[9]。2022年2月7日、最高安全保障会議書記(国防担当大統領顧問)に任命され、政界復帰を果たした[10]。2022年9月26日、レチャンは「モルドバは国家の安定を確保するために、もはや外交政策手段にのみ依存することはできず、その一つが中立状態である」と述べ、「モルドバは防衛力の向上に取り組み始めなければならない。資金を均等に配分し、国民の支援を得る必要がある。」と提言した[11]。 2023年2月、ガブリリツァ内閣総辞職を受けて後任の首相に指名された[12]。2023年2月16日、議会においてレチャンの首相就任が承認され、正式に首相へ就任した。同時にドリン・レチャン内閣
首相就任後