『ドラマ人間模様』（ドラマにんげんもよう）は、1976年4月 - 1988年3月にかけてNHK総合テレビジョンで放送された連続ドラマ枠である。
概要

当初は「シリーズ人間模様」というタイトルで毎週木曜22時15分からだった[1]。1977年4月からは「ドラマ人間模様」に変更[2]。1978年4月からは大河ドラマ終了後の毎週日曜21時台（20:45?）、1984年4月からは毎週土曜日の21時台に移って放送された。本シリーズは東京の放送センターとともに大阪放送局も一部の作品を制作した[3]。コンセプトを社会や人間の断片を切り取り、人生を深い視点で捉えるヒューマンドラマと位置づけたシリーズで、中でも早坂暁[4]の「夢千代日記」、「花へんろ・風の昭和日記」、「事件 シリーズ」、向田邦子の「あ・うん」は視聴者の反響が大きく続編やシリーズ制作、映画化もされた。

この枠はその後1989年3月の銀河テレビ小説の廃止を受けて、この年の4月から1991年3月にかけて毎週水曜日20:00?20:45に「水曜ドラマシリーズ」、並びに1996年4月?2000年3月にかけて毎週水曜日22:00?22:45に「水曜ドラマの花束」、また土曜日にも21:00?22:15を基準に「NHKドラマ館」として放送された後、2000年4月には毎週金曜の「ドラマ家族模様」（21:15?22:00）、2001年4月からの「月曜ドラマシリーズ」へと受け継がれてきたが、月曜ドラマの毎週の放送が2005年3月で終了。2005年は月曜劇場として7月に「ジイジ2」を放送したが、2006年1月から土曜ドラマとして土曜22時から22時58分（4月からは21時から21時58分に移動）の枠に放送されることになった。
放映作品一覧
1976年


火の路（原作：松本清張、出演：栗原小巻 ほか）

堂々たる打算

その最後の世界

妻たちの二・二六事件（原作：沢地久枝、出演：竹下景子 ほか）[5]

1977年


定年後[6]

冬の桃[7]

女たちの海

北上山系

サーカス[8]

1978年


事件（原作：大岡昇平、出演：若山富三郎 ほか）[9]

夫婦（脚本：橋田壽賀子、出演：山岡久乃 ほか）[10]

愛の二章・炎の女

愛の二章・水の女

赤サギ[11]

埴生の宿

花々と星々と（原作：犬養道子、出演：芦田伸介 ほか）[12]

1979年


ぼくは12歳

花笑み

続・事件 海辺の家族（脚本：早坂暁、出演：若山富三郎 ほか）[13]

親と子と[14]

ふたりの女

サイゴンから来た妻と娘[15]

孝ナラント欲スレバ

1980年


血族[16]

楽園の日々

あ・うん（脚本：向田邦子、出演：フランキー堺 ほか）[17]

詐欺師（出演：タモリ ほか）

愛を病む[18]

もうひとつの道

絆[19]

続・続事件 月の景色（脚本：早坂暁、出演：若山富三郎 ほか）

愛が裁かれるとき

その橋まで

1981年


万葉の娘たち（脚本：市川森一、出演：伊藤蘭 ほか）[20]

夢千代日記（脚本：早坂暁、出演：吉永小百合 ほか）[21][22]

羊のうた

続あ・うん（脚本：向田邦子、出演：フランキー堺 ほか）

ある少女の死[23]

蒼い光芒[24]

新・事件 わが歌は花いちもんめ（脚本：早坂暁、出演：若山富三郎 ほか）

海峡（出演：井川比佐志 ほか）[25]

海辺のマリア（出演：小川真由美 ほか）[26]

1982年


続・夢千代日記（脚本：早坂暁、出演：吉永小百合 ほか）

胡桃の部屋（脚本：向田邦子、出演：いしだあゆみ ほか）[27]

街・若者たちは今[28]

とおりゃんせ[29]

新・事件 ドクター・ストップ（脚本：早坂暁、出演：若山富三郎 ほか）

太陽の子 てだのふあ（原作：灰谷健次郎、出演：長谷川真弓 ほか）[30]

ひこばえの歌[31]

1983年


夕暮れて（脚本：山田太一、出演：岸惠子 ほか）[32]

いつか来た道[33]

父への手紙[34]

長い橋

生きる

街?美ら島は、今[35]

まあええわいな[36]

愛と砂丘の街[37]

1984年


新夢千代日記（脚本：早坂暁、出演：吉永小百合 ほか）

空き缶ユートピア[38]