ドラマ・デスク・アワード
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ドラマ・デスク・アワード
Drama Desk Awards
受賞対象ニューヨークの優れた舞台に授与
アメリカ合衆国
主催ドラマ・デスク
初回1955年
公式サイト ⇒http://www.dramadesk.org/

ドラマ・デスク・アワード (Drama Desk Awards ) は、1955年よりドラマ・デスク・オーガニゼーションから毎年ニューヨークブロードウェイオフ・ブロードウェイ、オフ・オフ・ブロードウェイの優秀な舞台作品に贈られる賞。ただし1968年-1969年シーズンではブロードウェイ・プロダクションは除外された[1][2]。アメリカの演劇界で栄誉ある賞の1つとされている[3]
歴史

1949年、ニューヨークの演劇評論家、編集者、記者、出版者により演劇界の重要事項の周知のためドラマ・デスク・オーガニゼーションが組織された。ヴァーノン・ライス・アワードの名で授賞式が開始された。オフ・ブロードウェイの記事の創始者である『ニューヨーク・ポスト』紙の批評家ヴァーノン・ライスに敬意を表して名付けられた。1963年-1964年シーズンにドラマ・デスク・アワードに改名された[1][4][5]

1974年、ドラマ・デスクは非営利組織となった。1975年、受賞者だけでなくノミネートも公表されることになった[4][6]

ドラマ・デスクには演劇評論家、記者、編集者など140名以上の会員がおり、賞に投票ができる[7]

ドラマ・デスクの職員およびノミネーティング委員会の会員は全員ボランティアで様々な活動を行なっている。ノミネーティング委員会は作品を観劇し、原則的に月2回会議を行なう。会員全員の投票によりノミネートを決める。この賞は報道関係者の投票により決定されることが特徴である。

これまでの受賞者にはバーナデット・ピーターズ[8]ダスティン・ホフマンアル・パチーノキャサリン・ゼタ=ジョーンズなどがいる。

36年以上、ドラマ・デスク・アワードは著名な役者、脚本家、デザイナーの他、新人にも授賞している。ドラマ・デスクはニューヨーク初の演劇授賞組織であり、エドワード・オールビーウェンディ・ワッサースタインジョージ・C・スコットなど才能豊かな者に授賞している。また『ドライビング Miss デイジー』、『アザー・ピープルズ・マネー』、『マグノリアの花たち』、『真夜中のパーティ』などの作品が受賞したことによりさらに人気が加速した。

2010年、ウィリアム・ウォルフがドラマ・デスクの会長となることが発表され、2011年、アイザ・ゴールドバーグが後任となった[9]。2015年現在ドラマ・デスク・アワードのマネージング・エグゼクティヴ・プロデューサーはグレッチェン・シュガートであり、会長はチャールズ・ライトである[10]。バーバラ・シーガルがノミネーティング委員会の委員長を務める[11]

当初より専門家を招いてパネル・ディスカッションを行っており、ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ、オフ・オフ・ブロードウェイの情報の共有および会議の活性化に務めている[4]
授賞式

年ノミネート発表日時司会者授賞式日時会場司会者脚注
2007年?2008年2008年4月28日
ビビ・ニューワースレン・キャリオー2008年5月18日ラガーディア・コンサート・ホールジェフ・ボウエン、ハンター・ベル、スーザン・ブラックウェル、ハイディ・ブリクンスタッフ、ラリー・プレスグローヴ[12]
2008年?2009年2009年4月27日ジム・デイル、フェイス・プリンス2009年5月17日ラガーディア・コンサート・ホールハーヴェイ・ファイアスタイン[13]
2009年?2010年2010年5月3日N/A2010年5月23日ラガーディア・コンサート・ホールパティ・ルポーン[14]
2010年?2011年2011年4月29日オードラ・マクドナルドリーヴ・シュレイバー2011年5月23日ハマースタイン・ボールルームハーヴェイ・ファイアスタイン[15]
2011年?2012年2012年4月27日ドナ・マーフィーブライアン・ダーシー・ジェームズ2012年6月3日ニューヨーク・タウン・ホールブルック・シールズ、ブライアン・ダーシー・ジェイムズ[16]
2012年?2013年2013年4月29日リンダ・ラヴィン、ジョン・ロイド・ヤング2013年5月19日ニューヨーク・タウン・ホール[17]
2013年?2014年2014年4月25日ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン・ロペス、フラン・ドレシャー2014年6月1日ニューヨーク・タウン・ホールローラ・ベナンティ[18]
2014年-2015年2015年4月23日ジュディス・ライト、ジェシー・ミューラー2015年5月31日ニューヨーク・タウン・ホールローラ・ベナンティ[19]
2015年-2016年2016年4月28日マシュー・モリソンヴァネッサ・ウィリアムス2016年6月5日ニューヨーク・タウン・ホールマイケル・ユーリー[20]
2016年?2017年2017年4月27日ローラ・ベナンティ、ハビエル・ムニョス2017年6月4日ニューヨーク・タウン・ホールマイケル・ユーリー[21]
2017年?2018年2018年4月26日TBA2018年6月3日ニューヨーク・タウン・ホールTBA[22]

部門
演技部門


演劇女優賞

演劇助演女優賞

ミュージカル女優賞

ミュージカル助演女優賞

演劇男優賞

演劇助演男優賞

ミュージカル男優賞

ミュージカル助演男優賞

ソロ・パフォーマンス賞

アンサンブル・パフォーマンス賞

作品、技術部門


ミュージカル作品賞

ミュージカル再演賞

ミュージカル演出賞

ミュージカル脚本賞

作曲賞

演劇音楽賞

作詞賞

編曲賞

振付賞

演劇作品賞

演劇再演賞

演劇演出賞

装置デザイン賞

衣裳デザイン賞

照明デザイン賞

ミュージカル音響デザイン賞

演劇音響デザイン賞

特別賞


ユニーク・シアトリカル・エクスペリエンス賞

レビュー賞

プロジェクション・デザイン賞

ドラマ・デスク特別賞

廃止された賞


演出賞


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