ドラバラ鈴井の巣
ジャンルドラマ・バラエティ
企画鈴井貴之 (総合)・大泉洋・安田顕
(※放送話で異なる)
脚本鈴井貴之・大泉洋・安田顕
(※放送話で異なる)
総監督杉山順一(総合演出)
ディレクター白取茂一、竹本英樹
演出多田健
出演者鈴井貴之・大泉洋・安田顕
森崎博之・音尾琢真・佐藤重幸
小橋亜樹・河野真也・藤尾仁志
ほか
製作
プロデューサー土井巧(初代)
岡茂憲(2代目)
林亮一(3代目)
制作北海道テレビ放送
放送
放送国・地域 日本
放送期間2002年2月1日 - 2004年12月23日
放送分30分
回数83
⇒ドラバラ鈴井の巣公式サイト
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『ドラバラ鈴井の巣』(ドラバラすずいのす)は、北海道テレビ放送(HTB)で2002年2月1日から2004年12月23日まで放送されていた深夜ドラマバラエティ番組で、鈴井貴之の冠番組。2002年3月までは金曜23:15 - 23:45、同年4月からは木曜23:15 - 23:45に放送された[1]。
同番組を再構成した再放送版『ドラバラ鈴井の巣』が道外のテレビ局やインターネットテレビでも放送されている。この項では、再放送版『ドラバラ-』を『ドラバラ鈴井の巣(リメイク版)』と表記する。 1999年4月から金曜深夜に放送していた夢追求バラエティ『鈴井の巣』終了後、合同コンパを行う恋愛バラエティ『鈴井の巣 presents n×u×k×i』を挟んで、2002年2月にスタートした。『鈴井の巣』ではドラマ制作企画「大泉塾」にて「Beautiful wife -ドラゴン怒りの鉄拳-」が制作され、ドラマの前後にメイキングを放送するなど本番組の原型となった。 出演者が企画・脚本したテレビドラマを放送する「ドラSide」と、ドラマの制作模様を追い、企画・脚本担当が作中に盛り込んだ課題(ダンス、ダイエット、テーマ曲制作など)を出演者がクリアする様子を放送する「バラSide」(メイキング)の2部で構成される。番組タイトルは「ドラマ・バラエティ」の略称であり、放送内容はドラマ本編よりメイキングに比重が置かれている。 2004年12月23日放送分で最終回を迎え、全作品がDVDで発売されている。2005年4月からは、HTBにて「ドラバラ鈴井の巣(リメイク版)」として放送され(2005年9月29日で一旦終了し、2006年春放送再開)、道外テレビの局にも番組販売されている。 レギュラー及び準レギュラーは放送当時のCREATIVE OFFICE CUE全所属タレントで構成されている。基本的にレギュラー3人が持ち回りまたは競作で企画・脚本を担当し、ドラマ本編でも主役級を演じることが多い。準レギュラーは毎回のドラマで出演機会はあるものの、役の位置づけについてはドラマ毎の高低差が激しい。放送されていた時期に一番の若手であったオクラホマについては対決企画を除き端役であった。
概要
キャスト
レギュラー
鈴井貴之
大泉洋(TEAM NACS)
安田顕(TEAM NACS)
準レギュラー
森崎博之(TEAM NACS)
音尾琢真(TEAM NACS)
佐藤重幸(現・戸次重幸、TEAM NACS)
小橋亜樹
河野真也(オクラホマ)
藤尾仁志(オクラホマ)
ゲスト
ホワイトストーンズ:北川久仁子(2、3に出演。当時の肩書きはラジオパーソナリティ。後にCREATIVE OFFICE CUEに所属)、小野優子(3のみ。当時HTBアナウンサー)、滑川宝水(1、2に出演。演歌歌手)、土井巧(1、2、3に出演。初代プロデューサー)、松村咲子(1、2、3に出演。女優)、高田まゆみ(2のみ)
マッスルボディは傷つかない:坂本サトル(ミュージシャン)、なかやまきんに君、ケン・ヤスダ
放送日はドラマが放送された日。スペシャル版などは含んでいない。なお、作品は基本的にそれぞれ独立しているが、一部でキャラクター、設定を相互で使用している。
第1回作品 『雅楽戦隊ホワイトストーンズ ?雅やかな愛の戦士たち?』
企画・脚本:鈴井貴之
2002年2月1日 - 5月9日放送(全13夜、本編全6話、完全版全4話)
内容は「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」を参照
第2回作品 『マッスルボディは傷つかない』
企画・脚本:安田顕
2002年5月30日 - 9月5日(全14夜、本編全6話)
あらすじ:高校中退の挫折を味わい、再び働きながら定時制高校に通っている主人公・安原剛。彼は廃部となっていたボディビル部を仲音浩二とともに復活させ、体を鍛えることで己の弱さを克服しようとする。しかしそんな彼の前に、突如、サルを連れた謎の男・真池龍が現れる。真池龍は、黒い噂の絶えない製薬会社の御曹司で、安原はいつしか真池龍の壮大な陰謀へと巻き込まれていくのだった。
初代「鈴井の巣」、「n×u×k×i」時代通じて、「鈴井の巣シリーズ」史上最低の視聴率を記録。事を知った安田は後述するボディビル大会後にもかかわらずショックで涙を流した。ドラバラ・リメイク版の放送では善戦したものの、当の安田は当時の最低視聴率のことを今もなお気にしているとの事。
ごく少数にカルト的な人気を博しているとも言われる。
「平成の怪物」と呼ばれる安田の作品だけに、安田が「唐突の美学」と呼ぶ、常人には理解されがたい世界が繰り広げられている。実際に三日間徹夜して脚本を書き上げており、当初これを見た出演者達はあまりの支離滅裂さに激怒、特に大泉に至っては「書き直せ! 全部書き直せ!」と脚本を叩きつけながら怒声を張り上げたほど本気で怒っていた。
この作品は「音尾の大ブレイク」が1つのテーマになっている。その一環としてドラマ撮影後、安田と音尾は本物のボディビル大会に出場したが、結果は観客のみならず出場者からも失笑を買ってしまったほどに散々なものだった。
出場部門8人中、音尾は7位、安田は最下位。応援に駆けつけた他の出演者も「恥ずかしい」と発言。さらにフリーポーズの時間にはボディビルのポーズの合間に「コマネチ」「シェー」等を組み込み、それに対して他の出演者が掛け声に混ざって茶々を入れていた。大会開会式の主催者あいさつで「ショーではありません」という言葉もあり、大会終了後、運営から遠回しにお叱りを受けるなど、大会役員の怒りまで買っていた。また、撮影終了後は二人ともトレーニングをしなくなっており、さらに大会前夜焼き鳥屋にて食事をしていたことが発覚、撮影中よりも体は不完全だった。
この時、安田は「勝手に」体を焼いてしまい、この後のホワイトストーンズの撮影に支障が出た。ただ、ホワイトストーンズでは「お前、焼けたなあ」と言う大門(大泉)の一言のセリフで片付けられている上に、安田と音尾が日焼けサロンに行く際、ドラバラ撮影班が同行して、その様子を撮影しており、本当に「安田の勝手」かは不明。