ドラゴンボール_大魔王復活
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ドラゴンボール 大魔王復活ジャンルロールプレイングゲーム
対応機種ファミリーコンピュータ
開発元トーセ
発売元バンダイ
ディレクター荻野目洋
プログラマーしみずかずや
音楽安達春樹、ペルー
美術あきこ、ゆうこ、かつら、やすえ
シリーズドラゴンボールシリーズ
人数1人
メディア2メガビットロムカセット[1]
発売日 198808121988年8月12日

対象年齢CERO:A(全年齢対象)
売上本数約53万本(出荷本数)[2]
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『ドラゴンボール 大魔王復活』(ドラゴンボール だいまおうふっかつ)は、ファミリーコンピュータゲームソフト。漫画『ドラゴンボール』のファミコンゲーム第2作目。

アクションゲームだった前作『ドラゴンボール 神龍の謎』(1986年)から大きく内容を変えて、手持ちのカードを利用した移動と戦いで成長するコンピュータRPGの要素と、コマンド選択式のアドベンチャーゲームの要素をミックスしたものになっている。後のシリーズ作品に大きく影響を与えたシステムも多い。

復活したピッコロ大魔王を倒すために主人公孫悟空が立ち上がるという原作同様の目的だが、ストーリーは大幅にアレンジされており、原作にはいなかった敵キャラクターも多く、ほとんどがオリジナルの内容となっている。また本作品は後のシリーズと比べてアドベンチャーモードを重視しており、コマンド指定を誤るとゲームオーバーになる罠がシリーズ中最も多い。

開発はトーセが行っており、ディレクターはバンダイより発売されたドラゴンボールのゲーム化作品に多く携わった荻野目洋が担当、音楽は後にバンダイより発売された『ファミコンジャンプ 英雄列伝』(1989年)を手掛ける事となる安達春樹が担当している。

後にニンテンドー3DS用ソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』(2013年)に本作がそのまま収録された。
ゲーム内容
カード

普段プレイヤーは5枚カードを持っており、このカードを使ってゲームを進めることとなる。各カードの上にはドラゴンボールをモチーフにした星、中央には戦闘時の攻撃手段、下には漢数字が書かれている。

星(1 - 7) - フィールド上では移動力で、この星の数だけ悟空が移動できる。バトル時は攻撃権兼攻撃力を意味する。詳しくは後述のバトルを参照。

攻撃手段 - 後述のバトルを参照。

漢数字(一 - 九) - 防御力。もし敵に攻撃されても、この数値が高ければ回避できたり傷が少なくてすむ。

システム

フィールドフィールド上は、すごろく形式で手持ちのカードから1枚を選び、その星の数だけマスを進む。

運命の選択一回移動するごとにイベントが起こる。ここで敵と戦ったり、修行したり、体力を回復したりする。後の作品『
ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』にも同様のイベントがある。

戦い運命の選択やアドベンチャー内で敵と会うと戦いになる。勝てば修行値(経験値)が得られる。攻撃方法はカードの内容で決まる。

アドベンチャー目的地に着くと、コマンド選択型のアドベンチャーモードが始まる。画面内の人と話したり物を調べたりして謎を解いて目的を達成する。敵と戦わなければならない箇所もある。

このように移動とアドベンチャー(+戦い)を繰り返して、最終目的地であるピッコロ大魔王の「ダークキャッスル」を目指す。このゲーム進行方法は、後の『ドラゴンボール3 悟空伝』にも継承されている。
運命の選択

一回フィールドを移動するごとに、1枚イベントカードを引くことになる。引いたカードの内容によっていろいろなことが起こる。内容は以下の通り。

ピッコロ大魔王敵が現れ戦闘になる。

占いババカードを引き直す、修行、神経衰弱、手持ちカード全部強制交換のうちどれかランダム。

神龍ご馳走を食べる(体力最大の25%回復)、仙豆を食べる(体力全回復)、仲間が一人増える、カードを1枚交換(選択権あり)のうちどれかランダム。

ミスターポポはずれ。何も起こらない。

修行

修行は占いババのカードを引くと行われることがある。亀仙人が出してくるカードの星の数より大きいか同じ数のカードを出し続ければいい。何回戦になるかはランダム。全部勝ち抜けば修行値が上がる。
神経衰弱

仲間を選ぶ神経衰弱。カードを2枚引き、同じキャラクターを当てたら、その仲間が味方についてくれる。失敗するまで続けられる。1枚だけピッコロが混じっており、それを引くと敵と戦いになる。仲間によって頼りになるものから役に立たないものまで様々。成功確率はかなり低く、当たるかどうかはほとんど運任せに近い。『ドラゴンボール』のキャラクターだけでなく、アラレちゃん、ガッちゃん、Dr.マシリトなど、『Dr.スランプ』のキャラクターが出現することもある。
バトル

敵と会うと戦いになる。今回は終始1対1。ルールはほとんど亀仙人の修行と一緒で、敵とカードを見せ合い、星の数が大きい方が相手を攻撃できるというシステム。引き分けは双方そのカードが無駄になる。

攻撃手段

拳(パンチ)

蹴(キック)

連(パンチとキックの連続攻撃)

棒(如意棒で攻撃。特定のイベントを終えないと出てこない)

必(必殺技)

逃(逃げる。攻撃権を得たら成功)

?(ランダム。使うまでわからない)


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