ドラゴンボールZ_超武闘伝2
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ドラゴンボールZ
超武闘伝2ジャンル
対戦格闘ゲーム
対応機種スーパーファミコン
開発元トーセ
発売元バンダイ
プロデューサー鈴木敏弘
ディレクター島田晋作
デザイナー久保田昭史
田島昭司
清水厚二
竹花欣也
シナリオ小山高生
植竹須美男
プログラマーまるこ父
JCパジャマズ
まるこ
音楽山本健司
SWITCH・E
くまたろう
美術玉井裕和
高橋雅行
荒井翔子
M.柏木
ボージャック鈴木
ザンギャそば
TAKO仙人
服部大三郎
人数1 - 2人(対戦プレイ)
メディア16メガビットロムカセット
発売日 1993年12月17日
1994年6月
売上本数115万本[1]
その他型式:SHVC-EF
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『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』(ドラゴンボールゼット スーパーぶとうでんツー)は、1993年12月17日バンダイより発売された、スーパーファミコン対戦型格闘ゲームテレビアニメドラゴンボールZ』(1989年 - 1996年)のスーパーファミコン作品第3弾。

前作『ドラゴンボールZ 超武闘伝』(1993年)からわずか9ヶ月での発売となったが115万本を出荷し[1]、前作に続きミリオンセラーとなった。
概要

グラフィックやシステムを改良し、ほとんどのキャラクターに前作の悟空の「メテオスマッシュ」のような隠し技が用意されるなど、より白熱した戦闘を楽しめるようになった。さらに、様々な裏技や勝敗の行方次第で多様に発展するストーリーモード「武闘伝モード」も用意されており、多くの要素が盛り込まれている。

後にニンテンドー3DS用ソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』(2013年)において本作がそのまま収録された。さらに、ニンテンドー3DS用ソフト『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』(2015年)の初回封入特典には、BGMを差し替えた本作のダウンロード番号が付属する(#音楽を参照)。
ゲーム内容
システム
基本的なシステム

方向キーの左右で前後に移動。LボタンおよびRボタンでより高速な移動ができる。

Xで舞空術、着地も同様にXを押す。ただし互いに同一画面上にいる場合(デュアルラインが出てない時)は飛べず、降りることもできない。

Aボタンでエネルギー弾を発射。気を消費したあらゆるコマンド技はこのボタンで出す。連続して通常エネルギー弾を発射したり、気のゲージがゼロ未満になる(前作からの変更点を参照)ことで、一定時間行動不能に陥る。

気のゲージはY+Bボタン同時押しで任意に溜めることができる。

離れた位置にいる2キャラクターを画面中央の分割線により、同一画面上に表示させるデュアルスクリーンシステム。

前作からの変更点

前作は攻撃を防御すると気力が溜まるが今作から廃止され、MAXになっても前作のようなキャラクターの点滅などの変化は無い。

全体的な動きのスピードアップ。

ライフ・パワーのゲージ1本が150から200になり、ライフの最大は450から400に、パワー(気)は150から200に変更となった。200以下は黄色、201以上は緑で表示され、ライフが残り少なくなると空白の部分が赤く点滅するようになった。なお、対戦モードでのハンデでパワーを予め付与することは不可能となった。

前作はデュアルスクリーンの分割戦が距離に応じて3種類(近赤・中黄・遠青)存在し、黄色線以降の距離が無いとデモ必殺技演出は発動しない仕様だったが今作から黒一種に統一され、空中では分割線さえ出ていれば、地上ではある程度距離をとればデモ必殺技演出が発動するようになった。

投げ技の追加。投げられた時にLボタンを瞬時に2回入力することで、蹴り技による反撃を出し、Rボタン2回で受身を取ってダメージを受けなくすることができる(自キャラクターが右側の場合入力ボタンは左右逆)。また、反撃はほぼ必ず当たり、よけられることはない(トランクスがブロリーを投げた場合、反撃が空振りになる)。また、ブロリーの投げ技とピッコロの必殺技ミスティックスルーは受け身が取れない。メテオの最後でも受身を取ることができる。

特定の必殺技やメテオ技で吹き飛ばされると、岩や地面にぶつかって追加のダメージを受けるが、吹き飛ばされた直後にコマンドを入力することで受身を取り、防ぐことが可能。これらの技を画面の端に追い詰めて仕掛けた場合、画面位置が移動する。なお、狭い武舞台・武舞台決勝ではこれらの演出はなく、メテオ技の演出も異なる。

ダッシュ自体に当たり判定が無くなり、互いが前方へダッシュした状態でぶつかってもダメージは発生しなくなった。

追跡エネルギー弾・気円斬が、放ったキャラクター自身に(追いつくなどして)当たった場合、ダメージを受けるようになった(自爆)。

デモ必殺技が近距離(互いが同一画面内にいてデュアルラインが無い場合)でも使用可能。ただしこの際は特殊演出が発生せず、大型気弾を正面に撃つ。その際の攻撃判定の出現は非常に遅い。また、デモ必殺技として放つ場合は、距離に応じて相手の防御コマンド入力時間が変わる(遠いほど長くなる)。

デモ必殺技の防御手段が変更された。全キャラクター共通で「ガード」、「はじく」、「かき消す」、「撃ち返す」の4つとなった。「かき消す」と「撃ち返す」は大量の気を消費する。「撃ち返す」はAボタン連打の回数で勝敗を競う。敗れた側はもう1度防御コマンドを入力できるが、「ガード」のみ。

前作の「空中で十字キー下ボタン長押し」に代わる気のゲージ溜め手段として、Y+Bボタンでオーラを出しながら気を溜める動作が追加。

気ゲージが技の必要量に満たなくとも、撃てるようになった。ただしゲージ残量を上回る技を使用すると、完全無防備のフラフラ状態となり、一定時間あらゆるキー操作を受け付けなくなる。

前作の隠し要素だった同キャラクター対戦は最初からできるようになっている。

空中および水中では下段ガードでしか防げない技は上段ガードでは防げなくなった。これにより、防御不能となる技もある。

天下一武道会では、使用するコントローラを入れ替えてプレイできるようになった。

ゲームモード
武闘伝
悟飯、ベジータ、トランクス、ピッコロの4人の中から1人を選んでストーリーに沿って闘って行くモード。セル戦を再現した「恐怖!セルゲーム」編から、本作オリジナルストーリーの「復活!銀河戦士」編に繋がる。その後、「復活!銀河戦士」編での勝敗に応じて、「激突!ヘルタワー」編か「伝説の超サイヤ人?」編に分岐する。負けてもストーリーは進み、勝敗に応じていくつかの分岐が発生する。原作におけるセルゲームでのセルジュニア乱入や、孫親子の親子かめはめ波といったイベントは、セルに1度敗北しないと見ることができない。「伝説の超サイヤ人?」編で条件を満たすと、ボージャックを倒した後にブロリーが現れ、これも倒すと真のエンディングとなる。ただし、悟飯の場合はさらに悟空が現れ、それにも勝たなければ真のエンディングとはならない。ブロリー戦、悟空戦共に、何度敗れても戦闘を挑むことが可能。
対戦モード
1対1で対戦するモード。「1P VS 2P」「1P VS CP」に加え、CP同士が対戦する「観戦モード」が追加されている。前作とは違い、「1P VS CP」では対戦相手がランダムに決定され、プレイヤーが選択することはできない。「観戦モード」では各コントローラーでキャラクターを選択しなければならず、試合終了後はタイトル画面に戻る。
天下一武道会
8人のトーナメント戦。前作とは違い、CPとプレイヤー、あるいは複数のCPが同じキャラクターになる場合がある。ゲームランクは1回戦は「2. ふつう」、準決勝は「3. きびしい」、決勝は「4. スーパー」となる。
オプション
サウンドテストができる。
備考

『超武闘伝』シリーズで唯一、原作やアニメのストーリーでは接点が無いキャラクター同士のバトル(セルVSボージャックなど)でも、戦闘前の会話がかみ合うようになっている。また、同キャラクター対戦時にも専用の会話が用意されている。なお、勝利後のセリフは対戦相手に関係なく、残ライフの状況による変化のみ。

登場キャラクター

本作品では物語の流れの関係上、主人公は悟飯となっており、悟空はストーリーモードではゲストキャラクターとして、対戦モードでは隠しキャラクターとして登場している。

括弧内はフランス版での名称。
ストーリーモードで使用可能なキャラクター
孫 悟飯 / ゴハン(Sangohan / Gohan)
- 野沢雅子小柄なため、全体的に技のリーチが短いが、相手の攻撃が当たりづらく、有利に働くことも多い。各種飛び道具は連射・追尾・吹き飛ばしとそれぞれ異なる特性を持つ。本作の悟飯のテーマは、『Ultimate Battle 22』や『真武闘伝』でアレンジされている。
ベジータ(Vegeta)
声 - 堀川亮前作とは異なり、超サイヤ人状態のみ登場。背面に回る肉弾技が多く、ガードを揺さぶりつつ自分のペースで相手にラッシュを仕掛けることが可能。追尾性のある気円斬、連続エネルギー弾、目の前に気の柱をつくる爆発波など気功技も豊富。光弾技の威力が高めであることも長所のひとつである。
トランクス(Trunks)
声 - 草尾毅目立った欠点がないバランスが取れたキャラクター。足元を狙う飛び道具エネルギー斬や高速で相手の足をすくう攻撃「超(スーパー)スライディングキック」は、空中や海上のような下段ガードができないステージで使うと強さを発揮する。本作のトランクスのテーマは、続編の『超武闘伝3』でアレンジされている。
ピッコロ(Piccolo[注 1]
声 - 古川登志夫互いに同一画面内にいる時限定で発動する「ミスティックスルー」や、左右に蹴り技で突進する「ソニックキック」など、横方向に強い必殺技を豊富に持ち、通常技、とくに蹴り技のリーチが長い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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