ドラゴンボールZII_激神フリーザ!!
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ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!ジャンルロールプレイングゲーム
対応機種ファミリーコンピュータ
開発元トーセ
発売元バンダイ
ディレクター杉本則之
シナリオ杉本則之
プログラマーしみずかずや
音楽いちだたけし
美術N.SUGIMOTO
T.EGUCHI
MUGARUTIE
SOBA
シリーズドラゴンボールシリーズ
人数1人
メディア4メガビットロムカセット
発売日 199108101991年8月10日

売上本数約79万本(出荷本数)[1]
その他型式:BA-DBZ2
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『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』(ドラゴンボールゼットツー げきしんフリーザ)は、バンダイから発売されたファミリーコンピュータロールプレイングゲームテレビアニメドラゴンボールZ』(1989年 - 1996年)を題材としたファミコン作品第2弾。
概要

前作『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』(1990年)から基本的システムは変わらないが、複数攻撃・オートバトルの追加や全員で行動することにより、テンポが上がりストーリーを進めやすくなっている。また、必殺技を使用する際、キャラクターの目元のカットインが挿入されるようになるなど演出も強化された。

キャラクターのレベルは11から始まるが、天下一武道会モードで前作のZ戦士7人分のパスワードを入力すると前作のレベルでプレーできる「コンティニューZ」モードになる。

フリーザ編(ナメック星編)を題材としているが、超サイヤ人は本編に登場しない。また、原作ではサイヤ人との戦いで死亡したヤムチャ、天津飯、餃子が生き残っており、ナメック星での戦いに参加する。

非売品として、イベントで限られた人だけが入手できたゴールデンカートリッジが存在する。2015年、ヤフオク!で本作のゴールデンカートリッジ(付属品、イベント会場で入手できたグッズ付き)が91万円で落札されて話題になった[2]

ニンテンドー3DS用ソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』(2013年)の初回封入特典には、本作がダウンロードできるコードが同梱されている。
ゲーム内容
システム
移動
カードに書かれた星の数(1 - Z、Zは8)を元に進む。常に全員(マップ上の表示は悟空が最優先となり、悟空不在時は悟飯となる)で行動するようになり、地上マップでは「あるく」か「とぶ」を選ぶことができる。「とぶ」を選んで移動した場合、移動できる距離が大きくなるが、後述の運命の選択で敵と遭遇する確率が高くなり、「あるく」を選んで移動すると、敵と遭遇しにくくなるが星の数しか進めない
[3]。今作ではマップ上の敵も行動するようになり、遭遇すると戦闘もしくはイベントが発生。また、宇宙船での移動や修行専用マップでは「いどう」になる。
運命の選択
一度進めるごとにイベントが起こる。内容によっては敵と遭遇したり相手を妨害することができる。敵側も同様。
戦闘(カードバトル)
戦闘はカードで行われる星の数で(1 - Z)が攻撃力、漢数字(一 - Z)で防御力が決まり、攻撃は漢数字の多い順[4]に行われる。カードの流派と各キャラクターの流派が一致すると、強力な「複合攻撃」や敵全員を攻撃する「複数攻撃」ができる。「必」と書かれたカードを使うと、BE(バトルエネルギー)を消費して必殺技を繰り出せる。必殺技には敵全体を攻撃するものもある。キャラクターはHPが29以下になると、顔の上に「ピンチ!」の文字が点滅し、0になると回復効果のあるおたすけカードを使って全快しない限り戦闘に参加できなくなる。前作とは違い死亡扱いではなく一時離脱扱いとなるため、回復さえできればいつでも復活可能。敵に勝利すると経験値としてBPが貰え、一定の値になるとレベルアップ。サイヤ人である悟空、悟飯、ベジータは、瀕死の状態から一気に全快するとレベルアップする。
修行
メンバーの中から一人選び、成功させるとBPが貰える。
天下一武道会
バックアップやステータス画面に表示されるパスワードを入力し、対戦するモード。8人トーナメントと4人バトルロイヤルがプレイできる。通常の戦闘と違い、手持ちのカードは裏返しにされる。なお、パスワードはZ戦士のみならず全ての戦士のものが存在し、入力すれば、ベジータ、若者、ネイル、敵キャラクターも操作できる。惑星戦士のみでのトーナメント戦やフリーザの4形態によるバトルロイヤルも可能。
運命の選択(移動後のイベント)
ブルマ
味方側:仲間全員のHP・BEを少し回復。
カリンさま
味方側:仲間全員のHP・BEをかなり回復。
エンマさま
星・漢数字の数が少ないバトルカードを攻Z防Zにする。
ウーロン
味方側:手持ちのバトルカードのうちの1枚、または全部を交換する。敵側:手持ちのバトルカード全部を交換。
ポルンガ(ナメック星でのみ発生するイベントで)
味方側:お助けカードが手に入る。
亀仙人
味方側:誰か1人が修行できる。
じいちゃん(ナメック星でのみ発生するイベントで)
味方側:マップ上の敵1体を1回休みにできる。敵側:敵側が1回休みになる。
フリーザ
味方側:敵と遭遇する。前述通り「とぶ」を選んで移動した場合は出る確率が高くなり、逆に「あるく」を選んで移動した場合は出る確率が低くなる。
ベジータ(共通でのみ発生するイベントで)
味方側:隕石か太陽に接近する。破壊すると全員のBEが10%減り、避け損ねると全員がダメージを受ける。
ギニュー(ナメック星でのみ発生するイベントで)
味方側:お助けカードを1枚失う。敵側:お助けカードを一枚失う。
バータ(ナメック星でのみ発生するイベントで)
敵側:敵側の移動力が上がる。
グルド(ナメック星でのみ発生するイベントで)
味方側:ナメック星でのみ発生するイベントで、Z戦士が1回休みになる。敵側:Z戦士が1回休みになる。
キュイ(ナメック星でのみ発生するイベントで)
敵側:星・漢数字の数が最も多いカードを、攻一防一にされる。
スカ(共通)
何も起こらない。
おたすけカード
回復系
ブルマ
1ターンに1回、仲間1人のHP・BEを少し回復する。使ってもなくならないが、デンデカードを得た時に入れ替わる形で消滅する。
デンデ
1ターンに1回、仲間1人のHP・BEをかなり回復する。使ってもなくならないが、フリーザが最終形態になった後は(原作通り殺されるため)使用不能となる。
仙豆
1人のHP・BEを完全に回復する。戦闘不能者を回復させることも可能。サイヤ人が瀕死の状態で利用するとレベルが1もしくは2アップする。
カリンさま
全員のHP・BEを完全に回復する。
補助系
ウーロン
手持ちのカードを全て、新しいものと交換できる。
攻撃・攻撃補助系
じいちゃん
敵1体の行動を1ターン封じる。
エンマさま
手持ちのカードの中から1枚を選んで、その星の数を「Z」にすることができる。
占いババ
手持ちのカードの中から1枚を選んで、その漢数字の数を「Z」にすることができる。
チチ
手持ちのカードの中から1枚を選んで、その流派を「必」にすることができる。
カイオウさま
仲間1人の攻撃力を上げる。
プーアル
敵1体のカードと、手持ちのカードを1枚だけ入れ替える。
ミスターポポ
敵に1ターンだけ必殺技を使えなくさせる。
若者
ナメック星人の若者(CPU操作)が助けに来てくれる。呼び出せるのは一人まで。一定の時期までゲームを進めると、(カードを持っていても)使用できなくなる。
特殊系
スカウター
バトル中に使うと、相手のHPとBP数値が分かる。運命の選択時に使うとフリーザカードの場所が分かる。天下一武道会で使うと、手持ちのカードを常に見ることができる。
ポルンガ
3種類のカードの効果を得られる。
カエル
ギニューのボディチェンジを無効化させることができる。
ドラゴンレーダー
ドラゴンボールのありかを示す。また、方向だけ知らせた前作と違いこのカードによってフィールド全体を見渡すことができるようになった。
ドラゴンボール
ピッコロを生き返らせるためのキーアイテム。
修行
運命の選択の修行
パワーをつける修行
最初に漢数字か星の数かを選び、CPUが出したカードと同じか、それより大きい数のカードを5回出すとBPが貰える。失敗するとBEが減る。
敏捷性を養う修行
流派・星の数・漢数字が同じカードを出し続ける。出した回数が多いほどBPが貰える。出せなくなったり失敗するとBEが減る。途中で中断できる。
ピッコロの修行

上記の2つに加え
分身修行
自分の能力を半分にし、それと同じ能力を持った相手と戦う。戦闘に勝利することでBPが貰える。なお、この戦闘では必殺技は使用不可。
重力修行

悟空の宇宙船で行われる修行。重力マシンが出したカードの星の数の合計よりも、自分のカードの星の数の合計が大きくなると修行成功となる。同値だと引き分け。カードの星の数の合計で負けると修行に失敗し、重力マシンの数値に応じたダメージを受ける。また、星の数の合計が10を越えても失敗となる。成功するとBPが貰えるが、修行に失敗し続けて、悟空のHPが0になるとゲームオーバーになる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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