ドラゴンボール改
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ドラゴンボール改
ジャンルバトルアクション
アニメ
原作鳥山明
監督野渡康弘 → 寺崎直博(演出)
シリーズ構成小原康平、佐渡和隆、キャラメル・ママ
(シリーズ構成協力)
音楽山本健司菊池俊輔住友紀人
アニメーション制作東映アニメーション
製作フジテレビ、東映アニメーション
放送局フジテレビほか
放送期間サイヤ人編 - 人造人間・セル編(第1期):
2009年4月5日 - 2011年3月27日
魔人ブウ編(第2期):
2014年4月6日 - 2015年6月28日
話数全159話
その他第98話は未放送
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ドラゴンボール改』(ドラゴンボールカイ、DRAGON BALL KAI)は、鳥山明漫画作品『ドラゴンボール』を原作とする東映アニメーション制作のテレビアニメ。タイトルの「改」は鳥山明本人が命名したものである[注釈 1]。企画の森下孝三によると「『ドラゴンボールZを改めて見てね』という願いが込められている」とのこと[1]
概要

本作品は、1989年4月26日から1996年1月31日までフジテレビ系列で放送された『ドラゴンボールZ』(1989年 - 1996年放送)のデジタルリマスター再編集版である。ドラゴンボールシリーズとしては初のデジタルハイビジョン化作品として、フジテレビ系の日曜午前のアニメゾーン「ドリーム9」ほかにて放送された。

プロジェクトのきっかけは、データカードダスのクオリティを問題視した鳥嶋和彦がバンダイから販売されているドラゴンボール関連商品の監修を一時停止したことに起因する[2]。問題に対応したバンダイの古澤圭亮は、問題の修正に時間がかかり(当時は)漫画・アニメ共に終了していることから宣伝も難しいため、修正までの時間つなぎと宣伝のためアニメの放送を提案した[2]。また古澤は『Z』のアニメは原作に追いつかないように引き延ばしが多かった事を指摘し、再放送では無く引き延ばし部分をカットしたリマスター版のアイディアを出した[2]。鳥嶋がこのアイディアを気に入り東映アニメーションの森下孝三に話したことでプロジェクトがスタートしたという[2]

原作者の鳥山明自らが監修に携わり、音楽は新規のものに差し替えられ、音声も全て再録された。放送当時では引退や既に故人となっている声優を中心に、多くのキャラクターの配役が変更され、元々の担当声優が現役で活動している場合でも新たな声優を起用することが多い。2009年発売の『ドラゴンボール レイジングブラスト』以降のゲームや、2013年公開の映画『ドラゴンボールZ 神と神』以降の新作アニメでも基本的に本作のキャスティングが踏襲されている。

古澤が指摘したように『Z』では放送内容が週刊連載中であった原作に追いつかないように、回想シーンを多く挿入したりアニメオリジナルエピソードを挿入するといった引き伸ばし措置が行われていたが、本作では原作が既に完結済みであるために原作の構成に近い無駄のないスピーディーな展開が可能となり、アニメオリジナルエピソードなどを大幅に省略し[注釈 2]、演出のテンポを早めることで『Z』の2話から数話分の展開を1話でこなしている。また、『Z』には無かった要素として第1話での冒頭では悟空とフリーザの因縁を伝えるため[3]、テレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦?フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父?』の映像が使われている。これまでのテレビシリーズとは異なり、前回のあらすじはアバンタイトルで行われ、次回予告がエンディングの後に設けられている。

プロデューサーの小原康平は、人員・予算共に小規模のチームで番組を回すのは辛かったが、往年の演出家・アニメーターと接する機会を多く持てる企画だったと語っている[3]。また、企画の森下孝三によると『Z』の再編集版であるためにファンが観てくれるか心配する声もあったが、想定以上の視聴者を増やすことができたという[4]。当初の目的である宣伝効果についても、データカードダスの売り上げが改善するなど成功を収めた[2]
サイヤ人編 - 人造人間・セル編(第1期・2009年 - 2011年)

2009年4月5日から2011年3月27日まで放送。全98話(第98話は東日本大震災の影響により未放送)。テレビシリーズのレギュラー放送としては、『ドラゴンボールGT』が終了した1997年11月以来、11年5か月ぶりとなった。

2010年5月24日よりアメリカ・アニメ専門チャンネルの『ニックトゥーン』(Nicktoons)でも放送を開始。放送当初から9歳-14歳、12歳-17歳、9歳-14歳(男)、12歳-17歳(男)の4カテゴリで、第1話の視聴率が同局の開局以来の最高視聴率を記録する好調なスタートとなった[5]
魔人ブウ編(第2期・2014年 - 2015年)

セル編の後、「ドリーム9」枠では『トリコ』が約3年間放送。同作終了後、2014年4月6日に第2期として「魔人ブウ編」が放映開始。話数は上記の未放送話を含めて、第1期からの通しの数となっており、初回放送話を第99話としている。2015年4月5日より、解説放送を実施する。

魔人ブウ編は当初、日本国外のみで放送される予定であった[6]。その後、2013年3月頃に英語版の吹き替え声優、音響監督も務めているクリストファー・サバト[7]が「新たに(ブウ編)全66話のライセンスを取得した」と発言した[注釈 3]。ただし、2014年4月16日に「東映アニメーション・ヨーロッパ支社」の公式HPで発表された話数は「全69話」[8][注釈 4]と表記されていて食い違いがある。

2014年2月頃に、日本での放送決定が発表された[9]。2014年4月末時点でのDVD・Blu-rayBOXの発売予定が第1巻から第4巻(第99話から第146話)[10][11][注釈 5]だったが、実際には2015年4月以降も放送[注釈 6]し、同年6月28日まで全5クール、全61話[12]での放送が行われた。日本国外版は上記のとおり全61話より長い[注釈 4]ため、同じ話数であっても日本版と日本国外版ではストーリーの進行度が異なる所がある。
内容・変更など

画面アスペクト比16:9に変更され、第1期では映像の上下がカットされたり、第2期では4:3では見えなかった部分の拡大、またそれを利用したパン移動・回転などの演出が多用された[注釈 7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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