ドラゴンバスター
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、アーケードゲームについて説明しています。秋山瑞人の小説については「龍盤七朝 DRAGONBUSTER」をご覧ください。

ドラゴンバスター
DRAGON BUSTERジャンル

横スクロールアクションアクションRPG[1]
対応機種アーケード
開発元ナムコ開発一課
発売元ナムコ
デザイナー佐藤英治
プログラマー是枝ひろき
音楽慶野由利子
シリーズドラゴンバスターシリーズ
人数1人
メディア業務用基板(109.75キロバイト
稼働時期 1985011985年1月

対象年齢CERO:A(全年齢対象)
デバイス4方向レバー
2ボタン
CPUMC6809 (@ 1.536 MHz)
HD63701 (@ 1.536 MHz)
サウンドNamco CUS30 (@ 24.000 kHz)
ディスプレイラスタースキャン
横モニター
288 x 224ピクセル
60.61Hz
パレット256色
テンプレートを表示

『ドラゴンバスター』(DRAGON BUSTER)は、ナムコ(現・バンダイナムコアミューズメント)が1985年1月にアーケードゲーム用として稼動したアクションゲーム。タイトル画面の「Copyright 1984」という表示は開発・ロケテスト1984年に行われたため。
概要

タイトルの直訳である「竜を退治する者」が意味するように、各ラウンドのラストに待ち受けるドラゴンを倒すためをする勇者を題材としている。オリジナルアーケード版の企画は佐藤英治[2]プログラマー大場惑

企画段階では『ドラゴンクエスト』のタイトル案もあったが、僅差で『ドラゴンバスター』のタイトルが採用となった[3]エニックス発売の同名のゲーム作品は当時未発売)。

その後、追加要素を加えたファミリーコンピュータ(以下、FC版)用をはじめとする移植作品や、『ドラゴンバスターII 闇の封印』などの続編作品も発売された。
ゲーム内容
システム

主人公・クロービスを操作するサイドビュー(横から見た図)方式のアクションゲームで、ラウンド開始前にはドラゴン山までの経路を示すラウンドマップが表示されて、からスタートする。ドラゴン山までのルートはプレイヤー自身で分岐点で選択でき、難易度が異なるダンジョンが用意されている。一つのダンジョンをクリアすると更地になり、最後にドラゴン山のドラゴンを倒すと一つのラウンドクリアとなる。全12ラウンドで、13ラウンドからは9?12ラウンドのパターンが繰り返される。また100ラウンドになると、ラウンド表示は「GIVE UP」となる。

各ダンジョンではプレイヤーは、通路をうろつくモンスターや途中の部屋に潜む「ルームガーダー」と呼ばれるモンスターを倒しつつドラゴン山に辿り着くための出口を探す。時間制限があり、一定時間を過ぎると警告音とともにBGMが替わり、モンスター「ケイブシャーク」が出現する。

主人公・クロービスは武器。他に歩く・走る・ジャンプする・しゃがむ・ツタやロープをよじ登るといった動作が可能である。特に空中でもう一度レバーを上に入れることで「2段ジャンプ」、ジャンプ中にレバーを下に入れたまま剣を振ると「兜割り(1段ジャンプ中や着地の瞬間)」や「垂直斬り(2段ジャンプ中や縦穴落下中)」という通常の3倍ものダメージを与えられる強力な技を出すことができる[4]。また、魔法が使える巻物やダメージを軽減させるなど戦いが有利になる各種アイテムも入手することで使用が可能となる。プレイヤーは一定のバイタリティ(初期値は128)を持ち、敵の攻撃などを受けることで減少、ダンジョンを抜けるたびに少し回復する。バイタリティが無くなるとゲームオーバーとなり、コンテニュー(公式ではコンテニューという呼称はなく、アイテムによる緊急回復という形に近い)によりバイタリティがその場で回復する。

アーケード版では、セプター王笏)などのアイテムを持っていないと他のドラゴンに助け出した姫がさらわれたり、王冠を持っているとが主人公に接吻したりする。

マップモードについては、アーケード版は廃墟(MSX2版は神殿に変更)、鍾乳山奇岩山墓地、ドラゴン山(スタート地点のも含めて)しかないが、FC版では森林もあり、特定アイテムがないと通過できない。また、更地になった場所にあるアイテムを持っているとの橋がかかり、分岐点に戻って別のルートを選択できるようになる。

斜め方向のジャンプ活用が攻略に重要だが、アーケード版では4方向レバーを使用しており、特殊な操作を必要としていた。4方向レバーで斜めジャンプをするためには、進行方向にレバーを入れた状態からいったん停止し、その後にレバーを上に入れる必要があった。家庭用ゲームパッドでは4方向レバーを再現できないため、移植版では斜め方向に入力するだけで斜めジャンプすることが出来るように変更されている。
アイテム
アーケード版
スクロール(SCROLL)
巻物。取るとファイアボールのストックが一つ増える。敵を貫通して倒す事ができる性質を持ち、発射後に走って追いかける事で、序盤ステージの一直線ダンジョンではほとんど剣を使わずにクリアすることもできる。ちなみに4つのファイアボールのものはファイアボールスペシャルといい、回転しながら画面上の敵をなぎ払うことができ、ドラゴンに接近して発射すると、より大きなダメージを連続して与える事ができる。1000点。
ジュエリー(JEWEL)
取ると3000ptsの得点がもらえる。
(青)(POTION
バイタリティが30回復するものと60回復するものの二種類がある。60回復するものは色調が異なりビンが厚く白く見えるため見分けがつく。1000点。
薬(赤)(POISON)
薬。バイタリティが30減ってしまう。1000点。
マッシュルーム(MUSHROOM)
バイタリティの容量が16加算されるキノコ。上限は256まで。1000点。
シールド(SHIELD)
ウィザードの魔剣やファイアボールのダメージを無効にする。ただしファイアボール攻撃を受けた場合は一定確率で失う事がある。クラウンとは排他所持(どちらかしか持てず、後からとった方のみが有効)となっている。1000点。
スーパーソード(SUPER SWORD)
これを取るとの威力が2倍になる。ただし、攻撃の際に1/256の確率で失ってしまう。また、剣を受け流したり、剣の通用しない敵に斬りつけると1/16の確率で失ってしまう。セプターとは排他所持となっている。1000点。
セプター(SCEPTER)
セリア姫に会った時にドラゴンにさらわれないように出来る。スーパーソードとは排他所持となっている。1000点。
クラウン(CROWN)
セプターと同様に、セリア姫に会った時にドラゴンにさらわれないように出来るが、さらにキスをしてもらえる。また、その時にセプターと共に持っていると、その度にセリア姫の姿がオリジナル(ドレス)→ミニスカートビキニと変化し、以後、セプターとクラウンを同時に持っている時だけバニーガールになる。シールドとは排他所持となっている。1000点。
FC版(アイテム)

ファミリーコンピュータ版のアイテムは、「速効アイテム」「マジックアイテム」「ユーティリティーアイテム」の3種類に大別される[4]。アイテム総数は約20種で、アーケード版よりもアイテム数が多い[4]
マジックアイテム(MAGIC ITEM)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:104 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef