ドラえもん_のび太の海底鬼岩城
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ドラえもん > 大長編 > のび太の海底鬼岩城

ドラえもん > 映画 > 大長編 > のび太の海底鬼岩城

ドラえもん
のび太の海底鬼岩城[注 1]
(連載)
漫画
作者藤子不二雄
出版社小学館
掲載誌月刊コロコロコミック
発表期間1982年7月 - 1983年1月
話数7
その他全205頁(扉8頁を含む)
テンプレート - ノート

ドラえもん
のび太の海底鬼岩城
Doraemon:
Nobita and the Castle of the Undersea Devil
監督芝山努
脚本藤子不二雄
原作藤子不二雄
出演者レギュラー
大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
ゲスト
喜多道枝
三ツ矢雄二
大宮悌二
富田耕生
音楽菊池俊輔
主題歌岩渕まこと「海はぼくらと」
撮影小池彰
編集井上和夫、鶴巻のり子
制作会社シンエイ動画
製作会社シンエイ動画
テレビ朝日
小学館
配給東宝
公開 1983年3月12日
上映時間94分
製作国 日本
言語日本語
配給収入10億円
前作ドラえもん のび太の大魔境
次作ドラえもん のび太の魔界大冒険
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ドラえもん のび太の海底鬼岩城
(大長編単行本)
漫画
作者藤子不二雄
出版社小学館
レーベルてんとう虫コミックス
発売日1983年5月28日
その他全207頁[注 2]
テンプレート - ノート

『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』(ドラえもん のびたのかいていきがんじょう)は、藤子不二雄藤本弘によって執筆され、『月刊コロコロコミック1982年昭和57年)8月号から1983年(昭和58年)2月号に掲載された「大長編ドラえもんシリーズ」の作品。および、この作品を元に1983年3月12日に公開されたドラえもん映画作品。大長編、映画ともにシリーズ第4作。

同時上映は『忍者ハットリくん ニンニンふるさと大作戦の巻』『パーマン バードマンがやってきた!!』。
概要

夏休みに海底キャンプにやってきたドラえもんたちが2つの海底人国家の争いに端を発する世界の危機に巻き込まれ、世界を守るために戦う物語。


声の出演では、ゲストに喜多道枝・三ツ矢雄二・富田耕生などがキャスティングされている。

本作の特徴として、深海である舞台や設定、バギーの自爆など、従来の作風には見られなかった怖さや重さがある[1][2]。また、深海や海底の知識が内容に溶け込む形で散りばめられている[3][1]
作品

ムー大陸アトランティス大陸の両者を、冷戦時の2大国に見立てた物語に、バミューダトライアングルの要素や日本海溝マリアナ海溝など海底に関する情報が盛り込まれた作品である。話中盤で出てくるトリエステ号の記録、生物の進化論やクジラの話なども実際の自然科学に基づいたものとなっている。また、本作の直前に1982年を現在とした短編作品「竜宮城の八日間」が執筆されており、この作品でも竜宮はムー大陸にあった国という設定であった。

連載当初のタイトルは『のび太の海底城』だったが、連載4回目に現行のタイトルに変わる。本作は「大長編ドラえもん」シリーズで最初に単行本化された作品である(この作品は1983年6月に発行され、そのあとで第1作の『のび太の恐竜』が1983年12月に発行され、02、05、03、06、…と続く[4])。そのため、映画原作の単行本で恒例となっている「映画の主題歌が表記された見開きの加筆ページ」がてんとう虫コミックス(→てんとう虫コロコロコミックス)版にはない(藤子不二雄ランド版や映画大全集にはある)。単行本にある最初の2ページは連載時のものを全く同じ内容で再度描き直したものである。

これまでのアニメ版において、しずかはのび太たちのことを「くん」付けで呼んでいたが、本作からは「さん」付けで呼ぶようになり、この呼び方が後に原作にも逆輸入されることにもなった。

序盤のドラえもんとのび太の「のび太達を連れて行って危険な目に遭わせたことがあるか?」(しょっちゅうじゃん)というやり取りの場面にて、のび太が過去の大長編3作を回想しティラノサウルス(恐竜)、チャミー(宇宙開拓史)、ペコ(大魔境)が描かれるワンカットがある[5]。これは大長編のみで映画版にはない。

映画版の監督は本作より西牧秀夫から芝山努に交代した[6]。これにより作風が大きく変わったことから興行成績は伸び悩み、芝山は降板の危機に陥ったが、次作の『ドラえもん のび太の魔界大冒険』が興行的に大成功を収めたことにより続投が決定。以後『のび太のワンニャン時空伝』までの22作品を監督した。また本作よりアバンタイトルが挿入されている。

映画はテレビアニメ第2作第1期のスタッフによって作られた。

1995年にはミュージカル化され、1997年には香港でも上演された。ビデオも発売されている。
あらすじ

夏休み、大西洋で金塊を積んでいた沈没船発見のニュースが流れる中、のび太たちはキャンプの行き先を巡って言い争っていた。結局海に行きながら山に登ろうじゃないかというドラえもんの提案で、太平洋の海底山脈へキャンプに出かけたドラえもんたちは、水中バギーで海底世界を駆け巡って様々な冒険をするが、そこで偶然、海底国家ムー連邦の軍人である海底人のエルに出会った。

地上世界に海底世界の事を知られたくないムー連邦の首相は、当初、のび太たちを拘束し監禁してしまうが、そこに急報が入る。かつてムー連邦と敵対し、数千年以上前の軍拡競争の末に滅亡した海底国家アトランティスに残された「鬼岩城」を支配する自動報復システム・ポセイドンが海底火山の活動の影響で再稼働したというのだ。この状況を知らされたドラえもんたちは、首相から協力を懇願される。ポセイドンの支配下にある鬼岩城はアトランティスが開発した「鬼角弾」という大量破壊兵器の発射基地であり、もしポセイドンによって鬼角弾が発射されれば、海底世界ばかりか全地球上に甚大な被害が及び、全ての生物が死に絶えてしまう。ドラえもんたちは鬼角弾の発射を阻止するため、アトランティスのあるバミューダ海域へと向かう。

アトランティスを囲むバリアーを突破するため、ドラえもんたちは地下に潜ってバリアーの向こう側へ抜けることを決心する。幸いにもバリアーは地中にまで到達していなかったため、ドラえもんたちは無事にアトランティスへの潜入に成功する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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