ドラえもん_のび太の恐竜
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この項目では、1975年の短編漫画、1979年連載開始の長編漫画、1980年公開のアニメ映画について説明しています。

2006年公開のアニメ映画については「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」をご覧ください。

2020年公開のアニメ映画については「映画ドラえもん のび太の新恐竜」をご覧ください。

『ドラえもん のび太の恐竜』(ドラえもん のびたのきょうりゅう)は、漫画ドラえもん』の短編エピソード(1975年8月発売)。またはそれに大幅に加筆した「大長編ドラえもん」漫画作品(1979年12月15日発売号から連載開始)。またはそれを原作として作られたドラえもん映画作品(1980年3月15日公開)。大長編、映画ともに第1作。

漫画は藤子不二雄名義で発表。いずれも藤本弘(のちの藤子・F・不二雄)による単独執筆作品。

映画は、ドラえもん (1979年のテレビアニメ)のスタッフにより制作された。第2回ゴールデングロス賞最優秀金賞を受賞。

2006年には、1980年の映画のリメイク作品である『ドラえもん のび太の恐竜2006』が公開された。

なお、本作で『恐竜』と称されるピー助(フタバスズキリュウ)は学術的には恐竜とは全く異なる水棲爬虫類(首長竜)だが、作中の呼称に従って記載する。
概要

ドラえもん のび太の恐竜(読切短編)
漫画
作者
藤子不二雄
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー増刊号
発表期間1975年8月
その他全23頁
テンプレート - ノート


短編漫画(少年サンデー増刊号)

1975年昭和50年)8月、『週刊少年サンデー増刊号』夏休み増刊号第二弾(9月5日号)に掲載された。ジョイ・アダムソン小説野生のエルザ』をモチーフに[1]、のび太と恐竜ピー助との交流を描いた作品。

学年誌に掲載される通常の『ドラえもん』は1話10頁前後だが、『週刊少年サンデー増刊号』掲載にあたり、23頁の長めの短編として執筆された。

当時、藤子不二雄のアシスタントを務めていたえびはら武司は、同じ『ドラえもん』の短編作品『台風のフー子』(1974年8月)との類似性を指摘している[注 1]。両作品には「のび太がタマゴを孵す」「孵化したものがのび太に懐く」「別れ」等の共通点がある。
短編漫画(単行本)

1976年昭和51年)4月、てんとう虫コミックス10巻に収録。加筆されて27頁の短編となった。
映画化に向けた準備
2度の映画化依頼

1979年昭和54年)4月、『ドラえもん』の2度目のテレビアニメシリーズが放送開始された。シンエイ動画楠部三吉郎によると、同年、東映まんがまつりの中の1作として『ドラえもん』のテレビシリーズを上映する話が持ち込まれたが、藤本がこれを断ったことで小学館から長編映画製作の提案が持ち上がったという[2]

藤本は当初は「僕は短編作家」と断ったが、楠部が短編『のび太の恐竜』の続きを描くことを提案すると了承。映画化に向けた動きがスタートした[2]
藤本のシナリオ執筆

藤本はホテルにこもり、シナリオの執筆を開始した。執筆は文章用の原稿用紙に手書きで行われた。

1979年9月15日、『コロコロコミック』10月号に「ドラえもん映画化へスタート!?」という見出しととともに、映画化に向かって動き始めたようだという推測と、藤子がホテルにこもって原作執筆を開始したという内容の記事が掲載された。アイディアを練る藤本の写真も掲載された。

藤本が書き上げた手書きのシナリオを読んだ監督の福富博(のちの福冨博)が「これでは2時間半の映画になる(映画の時間枠は1時間半)」と言ったところ、藤本は「適当にちぢめてください」とシナリオを福富にあずけ、福富がちぢめる作業を行った[3]
現存するシナリオ第一稿

活字で印刷された「長編アニメーション劇映画 ドラえもん」シナリオ第一稿の末尾には「9・22」の日付が記されている。

このシナリオ第一稿には出木杉が登場しており、1億年前での冒険にも参加していたが、完成した映画では、出木杉は一切登場することはなかった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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