ドラえもん_のび太と銀河超特急
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ドラえもん
のび太と銀河超特急
Doraemon:
Nobita and the Galaxy Super-express
監督芝山努
脚本藤子・F・不二雄
原作藤子・F・不二雄
製作総指揮藤子・F・不二雄
出演者レギュラー
大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
ゲスト
伊倉一恵
塩沢兼人
真殿光昭
菅原淳一
丹下桜
内海賢二
音楽菊池俊輔
主題歌私のなかの銀河/海援隊
編集岡安肇
制作会社シンエイ動画
製作会社シンエイ動画
テレビ朝日
小学館
配給東宝
公開 1996年3月2日
上映時間97分
製作国 日本
言語日本語
配給収入16億円[1]
前作ドラえもん のび太の創世日記
次作ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記
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画像外部リンク
ポスター|英語版Wikipedia

『ドラえもん のび太と銀河超特急』(ドラえもん のびたとぎんがエクスプレス)は、藤子・F・不二雄によって執筆され、月刊コロコロコミック1995年9月号から1996年2月号に掲載された「大長編ドラえもんシリーズ」の作品。および、この作品を元に1996年3月2日に公開されたドラえもん映画作品。大長編ドラえもんシリーズ第16作、映画シリーズ第17作。

第14回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞作[2]。併映作は『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』。
概要

22世紀の銀河ミステリー列車「銀河超特急」でドラえもん達が、宇宙の外れにあるテーマパーク「ドリーマーズランド」となった小惑星群を訪れ、活躍する物語。

原案は単行本20巻収録、14ページの短編作品「天の川鉄道の夜」(この作品も宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に対するオマージュである)であり、どこでもドアの発明によって寂れた天の川鉄道や銀河の果ての星の存在(原作ではハテノ星雲)や天の川鉄道の車掌の姿もこの作品がモチーフになっている。鉄道西部劇中生代の世界など他のドラえもん映画作品と比較して藤子Fの趣味・趣向が多く取り入れられている作品である。

藤子Fは映画原作である大長編を描く際、子供を置き去りにしないよう幼児から小学生まで楽しめるような作品を心がけており、本作はビジュアル主体の賑やかな物語をコンセプトとして制作された[3]。これには、前作の『のび太の創世日記』の物語が「生物進化」「文明進化」といった難しさを妊んでいたことの反省の意味も込められている[4]。その点を踏まえて「満足のいく仕上がりになった」としている[4]

その一方で、観光開発による地域経済活性化といった社会問題に踏み込んだ側面も持つ。この話ではメズラシウムという鉱石採掘により活況を呈していたハテノハテ星群が、資源の涸渇により都市の廃墟、過疎化に喘いでいたところに国を挙げてドリーマーズランドというテーマパークによって再興を図るというのが話の核心にあるが、この作品が作られた当時は、全国の至る地方自治体でブームに便乗してテーマパーク建設による地域活性化を図っていた時代背景があった。また、ハテノハテ星群には華やかなテーマパークだけでなく、無人化した集落や往事の廃坑、使用されなくなった貨物用のSL、そして鉱山採掘の副産物などが登場し、生々しい情景を醸し出している。

また、1997年3月上映の次作『のび太のねじ巻き都市冒険記』(以下、次作)の執筆途中の1996年9月23日に藤子Fが死去したため、シリーズ中で本作は彼が「結末まで手がけた」かつ「存命中に上映を見届けた」最後の作品となった。10年以上に亘ってドラえもん映画の主題歌を担当していた武田鉄矢も、この作品を最後に主題歌の提供を取り止めたが、2010年3月上映の『のび太の人魚大海戦』で14年ぶりに挿入歌を担当した。

映画は録音監督を担当した浦上靖夫のアイディアにより、メンデルスゾーンの『夏の夜の夢』の序曲(列車到着の場面など)、『スケルツォ』(ドリーマーズランド到着前の戦闘アトラクションの場面)、『妖精の行進』(ヤドリにドリーマーズランドが乗っ取られ、アトラクションが暴れだす場面)、『結婚行進曲』(メルヘンの星「白雪姫コース」のクライマックス場面)がBGMに使われていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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