ドラえもん_のび太とアニマル惑星
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ドラえもん
のび太とアニマル惑星
Doraemon:
Nobita and the Animal Planet
監督芝山努
脚本藤子・F・不二雄
原作藤子・F・不二雄
製作総指揮藤子・F・不二雄
出演者レギュラー
大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
ゲスト
田中真弓
キートン山田
森功至
音楽菊池俊輔
主題歌天までとどけ/武田鉄矢
編集岡安肇
制作会社シンエイ動画
製作会社シンエイ動画
テレビ朝日
小学館
配給東宝
公開 1990年3月10日
上映時間99分
製作国 日本
言語日本語
配給収入19億1000万円[1]
前作ドラえもん のび太の日本誕生
次作ドラえもん のび太のドラビアンナイト
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『ドラえもん のび太とアニマル惑星』(ドラえもん のびたとアニマルプラネット)は、藤子・F・不二雄によって執筆され、月刊コロコロコミック1989年10月号から1990年3月号に掲載された大長編ドラえもんシリーズの作品[2]。および、この作品を元に1990年3月10日に公開されたドラえもん映画作品。大長編シリーズ第10作、映画シリーズ第11作。

第8回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞。同時上映は『チンプイ エリさま活動大写真』。主催サードステージ、鴻上尚史脚本・演出により舞台化され、2008年夏に初演。2017年春には再演されている。
概要

本作は平穏に暮らす動物たちの惑星「アニマル星」を侵略しにやってきた地球人型宇宙人「ニムゲ」による秘密犯罪結社「ニムゲ同盟」と、ドラえもんのび太ら5人の戦いを描いた作品。「ニムゲ」は人間そのものであり、自然環境を破壊し野生動物の生態を脅かす人間社会を痛烈に批判している。本作の敵組織「ニムゲ同盟」は映画版では「秘密結社コックローチ団(Cockroach =ゴキブリを意味する英単語)」と呼ばれており、強い否定的イメージが暗に植えつけられている。これに対し、舞台となるアニマル星は自然破壊の反面教師として徹底的な環境保護が実現されており、エコロジーの面では理想的な世界として描かれている。各種の動物が擬人化した世界観を生かし、「迷子の仔猫を助ける犬のおまわりさん」や「黒ヤギさんからの手紙を読まずに食べてしまった白ヤギさん」といった有名な童謡になぞらえた場面が登場する。また、ドラえもん、のび太ら5人がアニマル星の滞在時には、「動物ごっこぼうし」を被っており、そのなかで、ドラえもんは、ネコ耳をかぶっている。そのため、本作にて、本来の耳付きドラえもんが復活している[注 1]。普段ツキがないことが多いのび太が、このことを象徴するある道具を使用する。そして、のび太単独で「ニムゲ」に乗り込んで、活躍することが結末のカギの一つとなる。さらに中盤では度重なる不可解な出来事によって、いつもならばのび太と共に仲間を引っ張るジャイアンが弱気になったり、いつもタヌキと間違われて憤慨するドラえもんだが、アニマル星の住民である本物のタヌキから逆に怒られ、その後にも度々「タヌキさん……いや、ネコさん」と慌てて訂正されて、ドラえもんが「タヌキさんでもどっちでもいいですよ」と言って折れる[注 2]という珍しいケースもある。

映画シリーズの中では、シリアスなテーマ性、およびメッセージ性(特に環境問題など人類文明への警鐘)を抱えた作品であり[3][4]、冒頭、裏山のゴルフ場建設計画に反対する町内会の一員、のび太のママが環境問題についてドラえもんとのび太に説教する場面などが随所に挿入されている。ゴルフ場建設に関しては、当時のバブル景気の世相を反映している。このように環境問題へのメッセージ性が強い作品であり、作者自身もフィルムコミックスのあとがきで「(環境問題の扱いが)少し露骨だったかもしれない」と述べている。

原作ではドラえもんたち5人はアニマル星の住民にとっては地球から来た異星人という位置づけである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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