ドラえもんのひみつ道具_(しあ-しの)
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ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの) では、藤子・F・不二雄漫画ドラえもん』、『大長編ドラえもん』(VOL.1?17)、藤子・F・不二雄のその他の著作に登場するひみつ道具のうち、読みが「しあ」で始まるものから「しの」で始まるものまでを列挙する。
しあわせカイロ

しあわせカイロは、「しあわせカイロでにっこにこ」(藤子・F・不二雄大全集第3巻に収録)に登場する。

ハート型のカイロ。これを持っていると、どんな不幸な目に遭っても幸せな気分に浸ることができる。たとえば、道端でドブに落ちても「ドブでなく川に落ちたら溺れるところだった。ここがドブで助かった」という具合に、物事をプラス思考で考えられるようになる。

カイロを手放せば当然効果は消えるが、カイロを持っていた間の幸福感は心に染み付いており、カイロなしでも前向きな気持ちで物事を行えるようになるという副次的な効果もある。

テレビアニメ第2作第1期「しあわせカイロ」(「しあわせカイロでにっこにこ」のアニメ化作品。1990年12月28日放送、映像ソフト未収録)に登場するものには、効力の強さを5段階に調節できるダイヤルがついている。効力を最強にすると、体が麻痺して痛みを感じなくなるため、非常に危険。
しあわせトランプ

しあわせトランプは、「しあわせトランプの恐怖」(てんとう虫コミックス第27巻に収録)に登場する。

見た目はケースに入った普通のトランプ(ジョーカーを含め計53枚)だが、このトランプを持っていると自動的に願いが叶う。ドラえもん曰く「願いはなんでも叶う」とのこと。

ただし、願いが一つ叶うごとに1枚ずつカードが消えていき、最後の1枚であるジョーカーが残ったら持ち主はそれまでの幸運を埋め合わせるように立て続けに不幸な目に遭わされる。ここでの「持ち主」とは、トランプの本来の持ち主(作中ではドラえもん)ではなくトランプで願いを叶えた者を指し、トランプを使って一つでも願いが叶うとトランプはその人物を新しい持ち主と認識する。たとえ遠くに投げ捨てても、たちまち飛んで持ち主の懐に戻ってくるため、捨てることができない。ただしトランプを欲しがる人がいれば譲渡することが可能なので、不幸な目に遭いたくなければ不幸をなすりつけることを承知で誰かに譲ってしまうしかない。無理やりカードを奪われた場合、所有権は奪った者に移る。

特に願いを叶えてほしいと意識しなくても少し欲求を思い浮かべるだけで願いが叶ってしまったり、願いを明確に思い浮かべていない状況でもトランプが持ち主にとって都合のいい願いを自動的に叶えてしまうので、注意が必要である(テレビアニメ第2作第2期では、のび太は「願いを思い浮かべないようにしよう」と考えていたが、トランプはのび太にとって都合のいい願いを自動的に叶えている[1])。

つまり、残りが最低でも2枚になったら誰かに譲渡すれば難を逃れるわけで、トランプの効果を知って恐ろしくなったのび太がスネ夫に譲渡したのを機に他人から他人へと渡っていき、急に願いを叶えたくなったのび太が取り戻した時には、ハートの2とジョーカーの2枚だけになってしまっていた。そして願いが叶ってしまい、大ピンチに陥るのび太であったが、ゴミ捨て場に捨てられていた金庫に入れたことが思わぬ幸いとなり、引ったくり常習犯がトランプのジョーカーとケースが入った金庫を金目の物が入っていると勘違いしてのび太から盗んだ結果、犬に噛まれ、ドブに落ち、車にはねられ、交番まで吹き飛ばされた末に逮捕されるという自業自得な不幸を味わう羽目になった。

なお、物語冒頭ではのび太の部屋に放置されており、なぜドラえもんの手元へ飛んで行かなかったのかは不明。
しあわせ保険機

しあわせ保険機(しあわせほけんき)は、「しあわせ保険機」(藤子・F・不二雄大全集第11巻に収録)に登場する。

品物に対して保険をかけることのできる機械。身の回りの品物に対して1個10円の契約金をこの機械に支払っておくと、故障や紛失、盗難でその物が使えなくなった場合、その分の代金がこの機械から支払われる。自分から捨てたりした場合は無効。

外見は備え置き型の機械のようだが、ロボットのように言葉を話し、保険勧誘員のごとくあちこちを回って人々に保険への加入を勧めたりもする。
CMキャンデー発射機

CMキャンデー発射機(シーエムキャンデーはっしゃき)は、「虹のビオレッタ」(てんとう虫コミックス第39巻に収録)に登場する。

物の宣伝に使用するキャンデー。「発射機」と名前にある通り、キャンデーの入っている容器から鉄砲のように撃ち出し、口へ放り込むようになっている。物の名前を言いながらキャンデーを人(以外の生物、例えば犬でも可)に食べさせると、その人は口を開くたびにその物の名前を口にするようになり、それを聞いた人は、暗示にかかったようにその物が欲しくてたまらなくなる。
ジークフリート

ジークフリートは、「ジークフリート」(藤子・F・不二雄大全集第6巻に収録)に登場する。

入浴剤の一種。これを湯船に入れて5分間温まると、体が赤く染まり不死身の肉体となる。どんな攻撃を受けてもケガをせず、傷すらつかないが、効果は一定時間しか続かない(作中では、ドラえもんが「そろそろききめが消える」としか言っていないため、具体的な有効時間は不明)。成分は細胞活性化薬、生体完全維持薬、エクトプラズムの素、生命の素(コスモエネルギー含有)[2]。名前の元は、ドイツの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の主役で、不死身の肉体を持った男「ジークフリート」から。
ジークフリート 飲み薬タイプ
『ドラえもんの算数おもしろ攻略 改定新版 分数・小数がわかる』に登場する道具。
ジーンマイク

ジーンマイクは、「ジ?ンと感動する話」(てんとう虫コミックス第9巻に収録)に登場する。

アンプ内蔵のマイク。このマイクを使って何かを話すと「感動周波音波」なるものが出て、聞いた人の脳を揺さぶり、どんな言葉でも相手をジーンと感動させることができる。

言葉ではない、意味のない音でもこのマイクが拾えば感動させることが可能。ズボンのポケットに引っかかったマイクにおならの音を拾われたのび太は、その音でドラえもんを始めとする大勢の人々を感動させてしまい、追いかけられる羽目になった。

ゲーム『ドラえもん のび太と3つの精霊石』では、ジャイアンの攻撃アイテムとして登場。攻撃範囲は狭いが周囲を攻撃できる。『ドラえもん2 のび太と光の神殿』では攻撃アイテムではなくなったが、固く閉ざされた扉を開ける際に使用する。

ジーンマイクは聴覚からの感動を操る道具だが、視覚からの感動を操る道具として「ひょうろんロボット」が存在する。
ジェット気流発生機と着地ポイント「ドラえもんのひみつ道具 (み)#ミニ熱気球」を参照
ジェットモグラ

ジェットモグラは、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』、『ドラえもん のび太とアニマル惑星』に登場する。

モグラの姿をした小型ロボット。地中を高速で掘り進む。映画作中の台詞では「もぐらマシーン」と呼ばれていた。類似品に「メカモグラ」(てんとう虫コミックス第26巻収録「タイムカプセル」にてノビスケが使った25年後の道具)、「モグラロボット」(てんとう虫コミックス第43巻収録「合成鉱山の素」。『アニマル惑星』漫画版でも、スネ夫がジェットモグラをこう呼ぶ場面がある)がある。
しかえし伝票

しかえし伝票(しかえしでんぴょう)は、「しかえし伝票」(てんとう虫コミックス第38巻に収録)に登場する。

伝票用紙によく似た道具。この伝票に「仕返ししたい人物」「仕返ししたい人物にされたこと(=仕返しの方法)」「回数(例:げんこつ2回)」を書いて道に捨てておくと、拾った相手が代わりに仕返しをしてくれる。仕返しの書かれた伝票を拾ってしまった人物は、本人の意思に関係なく問答無用で伝票に書かれた行為を実行させられる。

ひどい目に遭った直後に使わないと効果がなく、時間が経ってから仕返しを書いても嘘の内容と見なされてしまい、拾った人物が書いた当人に対して仕返しをしてくる。伝票に嘘を書いた場合も、書いた当人に返ってくる。また、書いた当人が伝票を拾ってしまった場合は、当然当人が仕返しを実行しなければならない。

本来はドラえもんの持ち物ではなく、未来デパートがドラえもんが注文した道具と一緒に誤配してきたものである。他力本願の形で復讐する道具であるこれを、ドラえもんは「ずるくて卑怯な道具」「情けないいくじなしの道具」「一回でも使ったらクセになってしまう、恐ろしい道具」として嫌っていた。本当は未来デパートへ返品するはずであったが、のび太は勝手に持ち出して使おうとする。その様子を見たドラえもんは「使いたきゃ勝手に使え」「自分が悪いんだからいい薬になるだろう」などと言ってのび太を見捨てた。

この手の誤配道具は他に「カッコータマゴ」「かぐやロボット」などがあるが、いずれもドラえもんは道具の用途を知っている。
自家用衛星

自家用衛星(じかようえいせい)は、「自家用衛星」(てんとう虫コミックス第17巻に収録)に登場する。自家用人工衛星とも。

小型の人工衛星、衛星を軌道上に打ち上げるのに使うロケットとその発射台、衛星を操作するデバイス各種がセットになっている。22世紀では「極超大規模集積回路」の開発によって人工衛星はビー玉ほどに小型化されており、自家用に使われているのだという。ドラえもんが所有していた自家用衛星は次の4つ。
偵察衛星(ていさつえいせい)
雲だろうが屋根だろうが透き通して見ることのできる衛星。衛星の捉えた映像は「衛星テレビ」で見る。捉えた映像を撮影し、衛星テレビで印刷することも可能。テレビアニメ第2作第1期「テレテレホン」(藤子・F・不二雄大全集第15巻収録「テレテレホン」のアニメ化作品。1986年10月31日放送、映像ソフト未収録)にも登場する。
エコー衛星(エコーえいせい)
山のような形の衛星。上空で衛星がある地点の音(空気振動)をキャッチし、電波に変えて送ることでその場の音を聞ける。偵察衛星で映像を見るのと同様、音は衛星テレビで聞く。反対に、衛星のある場所に音を送ることも可能。
気象衛星(きしょうえいせい)
気象観測ではなく、天候を変えるための衛星。衛星テレビとは別の機械で操作する。天候を変える場所を音声で指定した後、「晴れ」「雨」「雪」「曇り」のうちいずれかのボタンで決定。


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