ドラえもんのひみつ道具_(きや-きん)
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.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}ドラえもん > ひみつ道具 > ドラえもんのひみつ道具 (きや-きん)

ドラえもんのひみつ道具 (きや-きん) では、藤子・F・不二雄漫画ドラえもん』、『大長編ドラえもん』(VOL.1?17)、藤子・F・不二雄のその他の著作に登場するひみつ道具のうち、読みが「きや」で始まるものから「きん」で始まるものまでを列挙する。
逆重力ベルト

逆重力ベルト(ぎゃくじゅうりょくベルト)は、「逆重力ベルト」(『小学六年生』1986年2月号掲載、単行本未収録。藤子・F・不二雄大全集第13巻に収録)に登場する。

このベルトを胴に巻き、バックル部分の矢印の向きを変えると、自分にかかる重力をその方向へ変えることができる。上手に利用すれば、空中に飛び上がったり、自由自在に空を飛んだり、高いところから飛び降りても反重力の要領で安全に着地したりできる。

重力を上方向へかけ続けると、終いには大気圏を突き抜けて宇宙空間へ飛び出してしまいそうなものだが、そうならないよう安全装置が組み込まれており、高度千メートル以上へは上昇しないような仕組みになっている。
逆世界入りこみオイル

逆世界入りこみオイル(ぎゃくせかいはいりこみオイル)は、『ドラえもん のび太と鉄人兵団』に登場する。

入りこみ鏡」に類似した用途に用いる道具。このオイルを鏡、もしくは鏡面同様の水面に垂らすと、入りこみ鏡と同様に鏡面世界への出入り口として使用できる(鏡面世界の詳細は「入りこみ鏡」の項目を参照)。

鏡面世界の中でこのオイルを鏡面に垂らしても、鏡面世界と現実世界との間の出入口を形成できる。また、このオイルで形成される鏡面世界は「入りこみ鏡」による世界と同一であり、オイルによる鏡面世界から「入りこみ鏡」を通じて現実世界へ出ることもできる。

作中では「おざしきつり堀」、しずかの家の風呂、湖の水面などに使用された。

ただしこの道具で形成した鏡面世界の出入口を、強引に本来の大きさよりも広げようとすると、空間の接点が歪んでねじ切れるのに伴う震動・爆発現象「次元震」が発生してしまい、凄まじい衝撃と共に出入口は消滅してしまう。
逆時計

逆時計(ぎゃくどけい)は、「人間製造機」(てんとう虫コミックス第8巻に収録)「『時』はゴウゴウと流れる」(てんとう虫コミックス第34巻収録)に登場する。

懐中時計を模した道具。作動させると針が反時計回りに回転し、それと同時に時間がビデオのように巻き戻されていく。自分の周囲にとどまらず広範囲に影響を及ぼし、しかも影響を受けた者は時間を戻す前の記憶を残している。「人間製造機」では操作者自身は時間を戻した影響を受けないようだが(ドラえもんがミュータント誕生前の時間に戻したが、ミュータントの攻撃で変形した頭がそのまま)、『ドラえもんひみつ道具完全大事典』などでは操作者も影響を受けているように見える(食べた菓子を体内から皿に戻す)。「『時』はゴウゴウと流れる」では、「ドラミにあげた」とドラえもんが発言しており、その後は登場していない。
カートリッジ型逆時計と実物時間逆転機
テレビアニメ第2作第1期「逆もどし」(藤子・F・不二雄作品『ポコニャン』の「逆もどし」が原作。1980年6月2日放送、レンタル用ビデオ『テレビ版ドラえもん』第35巻に収録)に登場する。カートリッジ型の「逆時計」が登場し、これを8ミリビデオカメラに組み込むと「実物時間逆転機」となる。「実物時間逆転機」は「逆時計」と同様の効果を持つ道具で、カメラを向けた先で起こった事象を逆回転させる。カメラを向けた先のみに効果が出るため、「逆時計」のように周囲に影響を及ぼすことはない。
脚本カセット「ドラえもんのひみつ道具 (おあ-おこ)#オート・アクションプロンプター」を参照
キャラクター商品注文機

キャラクター商品注文機(キャラクターしょうひんちゅうもんき)は、「キャラクター商品注文機」(てんとう虫コミックス第28巻に収録)に登場する。

キャラクター商品を作り出す機械。機械のレンズに漫画やアニメ、さらには実際の人物などを写し、機械にある「鉛筆」「ノート」「Tシャツ」などのボタンを押すと、それに応じた商品が出てくる。商品は玩具、衣類、文房具など多数。テレビの新番組でまだ商品が実在しないキャラクターや、無名の人物でも商品を作ることができる。もっとも無料で商品を作れるわけではなく、「注文機」というだけあって後で代金を支払わなければならない。支払う相手や支払い方法については不明。
キャンピングカプセル

キャンピングカプセルは、『ドラえもん のび太の恐竜』などに登場する。

キャンプなどの際に携行する簡易宿泊施設。手のひらサイズの球体に土に突き刺す杭が付いており、ティーアップしたゴルフボールのような形状。杭(ティー)の部分を地面に突き刺すと、杭部分が3メートルほど伸びて球体が宙へ持ち上げられる形になり、さらに球体部分が巨大化して宿泊部屋となる。

内部は1、2人が十分宿泊できる広さで、冷暖房、ベッド、トイレ、シャワーを備えている。出入りは球体部分から出る簡易エレベーターで行う、外から出入りする時には支柱にあるボタンを押すことでこのエレベーターが下りてくる。

『ドラえもん のび太の恐竜』で初登場し、その後の作品でも取り扱いの手軽さからか、宿泊のためにしばしば利用されている。バリエーションとして、『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』で登場した大人数用の「デラックス・キャンピングカプセル」、『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』で使用された「巣箱型キャンピングカプセル」、「巣箱型キャンピングセット」がある。
キャンピングハット

キャンピングハットは、『ドラえもん のび太の大魔境』『ドラえもん 新・のび太の大魔境 ?ペコと5人の探検隊?』に登場する。

帽子(探検用ヘルメット)を象った宿泊設備。普段は帽子として使用でき、中に入る際には中央のボタンを押して巨大化させる。出入り口は猛獣を防ぐ為に頭頂部についており、内部にはベッドとトイレのついた個室が5つある。ただし炊事設備や入浴設備は備わっていない。

ドラえもんは探検ムードを出すために被っていると言ったが、結果的にはジャングルで野宿する際に役立っていた。

なお、この道具は原作では無名。映画作中で「キャンピングハット」と呼ばれている。『コロコロコミック』の映画特集記事では「探検ぼうし」とされていた。
キャンプ・セット

キャンプ・セットは、「キャンプ」(てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもんカラー作品集』第5巻に収録)に登場する。

以下の6つから構成される。
テントハンカチ
普段は
ハンカチだが、四方に引っ張ると大きく広がり、横向きの三角柱形に折り曲げることでテントになる。
すいじ道具
飯盒などの調理器具セット。火にかけなくても中の食材が煮え、食事ができあがる。
夜ランプ
このランプを付けると周りが暗くなるので、昼間でも夜の気分が味わえる。単に暗くなるだけではなく、上空には星も見えるようになる。
昼ランプ
夜ランプとは逆に、夜間にこれを付けると周囲が昼のようになる。
安全花火
水に濡らすと光を出すので、花火遊びをしても火の危険がない。
安全たき火
外観は普通の焚き火だが、冷たくて涼しい。安全にキャンプファイヤーができる。テレビアニメ第2作第2期では、ドラえもんが「本物の火ではないから部屋の中でも安心して使える」と説明しており、食材を焼くことも出来るとされている[1]
吸音機

吸音機(きゅうおんき)は、「騒音公害をカンヅメにしちゃえ」(てんとう虫コミックス第15巻に収録)に登場する。

蓄音機に似た形の道具。音を吸収する缶がついている。スイッチを入れると周囲の音が完璧に吸い込まれ無音状態になる。ただし缶を機械から外すと吸音は中止される。また、缶を飲料と間違えるなどして口にした場合、吸い込んだ音がその人物から再生される。
九かんマイク

九かんマイク(きゅうかんマイク)は、「九かんマイク」(藤子・F・不二雄大全集第14巻に収録)に登場する。

このマイクで動物に向かってしゃべると、九官鳥が人の声を真似るように、マイクでしゃべった声を動物にしゃべらせることができる。声帯器官を持たない昆虫などにもしゃべらせることもできる。
キューピッドの矢

キューピッドの矢(キューピッドのや)は、「ああ、好き、好き、好き!」(てんとう虫コミックス第3巻に収録)などに登場する。

からなる道具。これを相手に向かって射ると、相手が射た人を好きになってくれる。矢が刺さっても痛みは感じない。射る相手は別に人間だけでなく動物、ロボット(ドラえもんなど)でもよい。また、特に弓を使わず手で直接相手に矢を(投げたり、握って突いたりして)刺しても良い。矢が抜けると効果はなくなる。

後にも多数登場する「恋愛感情を植えつける道具」の常として、同性愛も引き起こすことができる。
救命イカダ

救命イカダは、『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』・『ドラえもん のび太の宝島』に登場する。

海上での遭難などの非常時などに使用するイカダ。イカの形をしている。普段は20センチメートル程度の大きさだが、水面に浮かべるとみるみる膨らみ、大型イカダとなる。


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