イギリスの政治家ドミニク・ラーブDominic Raab
2020年1月12日
生年月日 (1974-02-25) 1974年2月25日(50歳)
出生地 イギリス バッキンガムシャー
出身校オックスフォード大学レディ・マーガレット館
ケンブリッジ大学ジーザス校
前職リンクレーターズ顧問弁護士
外務・英連邦省職員
デイヴィッド・デイヴィス議員主席補佐官
ドミニク・グリーヴ
ドミニク・レニー・ラーブ(英語:Dominic Rennie Raab、1974年2月25日 - )は、イギリスの政治家。前副首相兼大法官。イーシャー・アンド・ウォールトン選挙区(英語版)選出庶民院議員。過去には筆頭国務大臣、外務・英連邦大臣、住宅・都市計画担当副大臣、欧州連合離脱大臣、副首相、司法大臣を歴任した。 1974年2月25日にイングランドのバッキンガムシャーで誕生する[1]。オックスフォード大学で法学を学び、後にケンブリッジ大学で修士号を修得する。リンクレーターズにて国際法の弁護士として活動をスタートさせ、プロジェクト・ファイナンス、国際訴訟、独占禁止法などを取り扱う[1]。2000年に外務・英連邦省に入省し、海外領土・投資家保護・対テロ作戦など幅広い領域に関して助言を行う。2010年に庶民院議員に初当選し、2018年7月9日よりテリーザ・メイ政権の欧州連合離脱大臣となったが[2]、同年11月15日に離脱合意案をめぐる対立により辞職した[3]。2019年6月の保守党党首選挙に立候補したが、第2回議員投票にて30票に留まり、次のラウンドに進むために必要な33票に届かなかったため脱落した[4]。 2019年7月発足のボリス・ジョンソン政権で外務・英連邦大臣に任命され、事実上の政権ナンバー2となった。2020年にジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染し重症化した際には、ラーブが首相代行と新型ウイルス対策会議議長を務めた[5][6]。 2021年8月のターリバーンによるアフガニスタン制圧の最中に、ギリシャのクレタ島で休暇を過ごしていたことで外務大臣から解任すべきとの声が高まり[7]、9月15日の内閣改造で下位閣僚職の司法相に降格されたが、同時に副首相に任命された[8][9]。これは副首相を兼任させることで、降格の痛手が和らぐようジョンソンが配慮したものとされた[10]。2022年7?9月イギリス保守党党首選挙では、リシ・スナクを支持。短命に終わったリズ・トラス政権後、2022年10月に発足したリシ・スナク政権において、副首相兼司法省に返り咲いた。 2023年4月21日、自身のパワハラ問題の調査結果を受けて副首相を辞任した[11][12]。
来歴
政策・主張