ドクダミ
1. ドクダミ
分類
ドクダミ(?・?草・?菜、学名: Houttuynia cordata)は、ドクダミ科ドクダミ属の多年草の一種である。ドクダミ属 (Houttuynia) は、本種のみを含む。 湿った陰地に群生し、全体に特有の臭気がある。葉はハート形、萼片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花びらのような苞[注 2](花や花の集まりの基部にある特殊化した葉)が4枚つくため、花の集まり(花序)が1個の花のように見える(図1)。東アジアから東南アジアに分布しており、日本では北海道空知辺りから九州で見られる。 名に「ドク」とあるが、ドクダミは無毒である。雑草として身近な植物であるが、古くから民間薬として利用され、生薬としては十薬(じゅうやく; 重薬、?薬)とよばれる[注 3]。薬用の他にどくだみ茶や食用、園芸用などに利用されることもある。別名が多く、ドクダミソウ、ドクダメ、ギョセイソウ、ジゴクソバ、ウマゼリなどがある(分類表和名欄参照)。 多年生の草本であり、全草にアルデヒド由来の特有の臭気がある[37][38][39][40][41]。地下に細長く白い地下茎が横に伸び、盛んに分枝している[37][38][40][42]。地下茎の節から不定根が輪生している[43]。
概要
特徴